自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.7 ミクスド初戦に俺と組むってマジなんスか?
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放課後の部活。女子テニス部部室でユニフォームに着替え終えた私は部室を出た。
女テニのユニフォームは男テニのとは違い、自由でレギュラーユニフォームは橙色を基調としている。
そのため青色のレギュラージャージに囲まれたあそこに行くと嫌でも目立ってしまうわけ。
「あ、あのっ……赤宮先輩……!」
部室から出て数歩進んだ所で後ろから声をかけられた。
振り向けばそこには長い三つ編みの女が立っていた。あまり見かけたことない上に顔立ちからすると一年か……。
「何?」
「えっと……忘れ物、です……」
おずおずと両手で差し出すのは見覚えのあるリストバンド。
自分の手首を確かめるといつもならしてあるはずのリストバンドをはめてないことに気づき、その一年からリストバンドを受け取る。
「悪いな」
「い、いえ! お役に立てたなら良かったです。あの、ミクスド練習頑張って下さい」
「あぁ」
ぺこりと頭を下げる少女に一言返事し、私はリストバンドを手首にはめて男テニに足を運んだ。
「桃城」
男テニに辿り着けばそのまま桃城の元へ向かう。何やら一年生と話をしていたようだ。案外面倒見いいんだな、こいつ。
「あ、先輩。チィーッス!」
「あぁ。練習すんぞ」
不二の奴にも言われたが初戦である地区大会は三週間もない。不二と言えば朝に条件付きで試合する約束をした。っつーか、条件出す時点で何様のつもりだあいつ。
まぁ、とにかく初戦敗退なんて無様な姿を晒したくはない。だから前に私をコントロールしやがった能力を買って桃城と組むことを決めた。中途半端な練習なんざしたくはない。やるからには完勝だ。
そう心に決めたってのに桃城は困ったような笑いを見せた。
「あの、赤宮先輩……ミクスド初戦に俺と組むってマジなんスか?」
「私が冗談を言ったとでも?」
「いやいやっ! ほら、俺ダブルスって殆どしたことないんで! それならダブルスの強い大石先輩か菊丸先輩の方が……」
「相手が変わると、また一からダブルスでの動きを覚えなきゃなんないからもういい」
「は、はぁ……」
「とりあえず初戦はアンタとって決めたから変更はしない、いいな?」
「……ウィッス」
まぁ、試合ごとにペアの変更は可能だからずっと組むってわけじゃない。なのになんでそんな不安そうな顔すんだよ。私と組むのが不服っつーのか?
「練習すんぞ。もっと完璧にする」
その内、私と組めたことを咽び泣くくらい感動させてやる。
女テニのユニフォームは男テニのとは違い、自由でレギュラーユニフォームは橙色を基調としている。
そのため青色のレギュラージャージに囲まれたあそこに行くと嫌でも目立ってしまうわけ。
「あ、あのっ……赤宮先輩……!」
部室から出て数歩進んだ所で後ろから声をかけられた。
振り向けばそこには長い三つ編みの女が立っていた。あまり見かけたことない上に顔立ちからすると一年か……。
「何?」
「えっと……忘れ物、です……」
おずおずと両手で差し出すのは見覚えのあるリストバンド。
自分の手首を確かめるといつもならしてあるはずのリストバンドをはめてないことに気づき、その一年からリストバンドを受け取る。
「悪いな」
「い、いえ! お役に立てたなら良かったです。あの、ミクスド練習頑張って下さい」
「あぁ」
ぺこりと頭を下げる少女に一言返事し、私はリストバンドを手首にはめて男テニに足を運んだ。
「桃城」
男テニに辿り着けばそのまま桃城の元へ向かう。何やら一年生と話をしていたようだ。案外面倒見いいんだな、こいつ。
「あ、先輩。チィーッス!」
「あぁ。練習すんぞ」
不二の奴にも言われたが初戦である地区大会は三週間もない。不二と言えば朝に条件付きで試合する約束をした。っつーか、条件出す時点で何様のつもりだあいつ。
まぁ、とにかく初戦敗退なんて無様な姿を晒したくはない。だから前に私をコントロールしやがった能力を買って桃城と組むことを決めた。中途半端な練習なんざしたくはない。やるからには完勝だ。
そう心に決めたってのに桃城は困ったような笑いを見せた。
「あの、赤宮先輩……ミクスド初戦に俺と組むってマジなんスか?」
「私が冗談を言ったとでも?」
「いやいやっ! ほら、俺ダブルスって殆どしたことないんで! それならダブルスの強い大石先輩か菊丸先輩の方が……」
「相手が変わると、また一からダブルスでの動きを覚えなきゃなんないからもういい」
「は、はぁ……」
「とりあえず初戦はアンタとって決めたから変更はしない、いいな?」
「……ウィッス」
まぁ、試合ごとにペアの変更は可能だからずっと組むってわけじゃない。なのになんでそんな不安そうな顔すんだよ。私と組むのが不服っつーのか?
「練習すんぞ。もっと完璧にする」
その内、私と組めたことを咽び泣くくらい感動させてやる。