自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.1 それなら僕と試合してみない?
主人公名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「えっ……。部長、今なんて?」
登校したらすぐに新聞部に来いと前日にメールで知らされ、鞄を教室に置かず真っ先に新聞部が使っている教室へ向かった青春学園中等部3年1組の西成遥は部長から衝撃的な話を聞かされた。
「だから、お前には男子テニス部の取材を任せると言ったんだ」
「えーと、あたし取材なんてしたことないし、男テニって取材するのは難しいって噂も聞いたことがある気が……」
「出来なきゃ新聞部を辞めてもらおうか」
「えっ……ええぇぇっ!? ぶぶぶ部長っ! なんでそんなこと言うの!? あたし、まだこの春に入部したばかりなんだよ!」
彼女もこの春、新聞部に入部したばかりであった。今まで帰宅部で友人と遊ぶことばかりだった遥は始業式にて今の新聞部部長に勧誘されたのが入部する切っ掛けとなったのだ。
だが、部長もびっくりするほど仕事が出来なくて、むしろ迷惑ばかりをかけているので勧誘するんじゃなかったと後悔しているのを遥は知らない。
「お前は遅刻が多い上にまともな仕事が出来ないだろ! しかも一緒に入って来た新入生の方がもう新聞作成まで出来てるんだぞっ!」
「だってだってー……文化部なのに朝から部活なんておかしいじゃんかぁ」
遥の言葉に新聞部部長の堪忍袋の緒が切れたのか、怒りの表情を見せてバンッと机を強く叩く。
「我々は新聞部だ! つまりジャーナリスト!! いつ、何処で、何が起こるか分からないのにのうのうと寝ていられるか! 生徒にいち早く情報を伝達するのが俺達の仕事だ! そのために朝から部活があるのは当たり前だろう!」
「うぐぐ……」
「我々の決まり事が守れないのならすぐに退部してくれた方が俺としても嬉しいがな。だが、それでは少し可哀想だから最後のチャンスをやったんだ。それが青学男子テニス部の独占取材!」
「……もし、取材を断られたら?」
「辞めてもらうに決まってるだろう」
「そっ、そんなバナナ! 無理無理無理! ずぇ~~ったい無理!!」
「お前は手塚と同じクラスだろ。死ぬ気で頼み込め。分かったな」
「部長ぉぉぉぉ!!」
新聞部の部室では遥の声が虚しく響き渡った。
部長の権限で部員を辞めさせるなんてそうそう出来るわけではないが、こうまで言わないと遥は真面目に取り組まないだろう。
しかし、彼女はそれを簡単に信じてしまった。
登校したらすぐに新聞部に来いと前日にメールで知らされ、鞄を教室に置かず真っ先に新聞部が使っている教室へ向かった青春学園中等部3年1組の西成遥は部長から衝撃的な話を聞かされた。
「だから、お前には男子テニス部の取材を任せると言ったんだ」
「えーと、あたし取材なんてしたことないし、男テニって取材するのは難しいって噂も聞いたことがある気が……」
「出来なきゃ新聞部を辞めてもらおうか」
「えっ……ええぇぇっ!? ぶぶぶ部長っ! なんでそんなこと言うの!? あたし、まだこの春に入部したばかりなんだよ!」
彼女もこの春、新聞部に入部したばかりであった。今まで帰宅部で友人と遊ぶことばかりだった遥は始業式にて今の新聞部部長に勧誘されたのが入部する切っ掛けとなったのだ。
だが、部長もびっくりするほど仕事が出来なくて、むしろ迷惑ばかりをかけているので勧誘するんじゃなかったと後悔しているのを遥は知らない。
「お前は遅刻が多い上にまともな仕事が出来ないだろ! しかも一緒に入って来た新入生の方がもう新聞作成まで出来てるんだぞっ!」
「だってだってー……文化部なのに朝から部活なんておかしいじゃんかぁ」
遥の言葉に新聞部部長の堪忍袋の緒が切れたのか、怒りの表情を見せてバンッと机を強く叩く。
「我々は新聞部だ! つまりジャーナリスト!! いつ、何処で、何が起こるか分からないのにのうのうと寝ていられるか! 生徒にいち早く情報を伝達するのが俺達の仕事だ! そのために朝から部活があるのは当たり前だろう!」
「うぐぐ……」
「我々の決まり事が守れないのならすぐに退部してくれた方が俺としても嬉しいがな。だが、それでは少し可哀想だから最後のチャンスをやったんだ。それが青学男子テニス部の独占取材!」
「……もし、取材を断られたら?」
「辞めてもらうに決まってるだろう」
「そっ、そんなバナナ! 無理無理無理! ずぇ~~ったい無理!!」
「お前は手塚と同じクラスだろ。死ぬ気で頼み込め。分かったな」
「部長ぉぉぉぉ!!」
新聞部の部室では遥の声が虚しく響き渡った。
部長の権限で部員を辞めさせるなんてそうそう出来るわけではないが、こうまで言わないと遥は真面目に取り組まないだろう。
しかし、彼女はそれを簡単に信じてしまった。