自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.6 上の上で上々だい! データなんて外れろやい!
主人公名前変換
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(これで全部か……)
スポーツテストをたった今全て終えた越前リョーマは多少時間のゆとりがあることに気付き、どこか静かな場所で一眠りをしようかと目論み始めた。
そしてあそこにしようかなと彼が考えた場所は校舎裏にある大きな木の下。そこは静かで居眠りするにはうってつけの場所であり彼のお気に入りの場所でもあった。
そこへ向かおうとした矢先、ひらりと越前の前に紙切れが落ちた。一拍間を置いてから拾うとどうやらそれは今自分が手にしてるのと同じものだということを知る。
つまりスポーツテストの用紙である。名前の欄には赤宮麻美と記入されてあり、どこかで聞いたことがあるような名前だなとぼんやり考える。
3年6組とも書いてあるので適当に教師の誰かに渡せばいいかと思った越前だが、すぐ目の前で見たことある人物を見つけ、彼は用紙に書いてある名前と顔を一致させた。
「ねぇ、これ先輩のなんじゃない?」
声をかけてみるとその女子は振り返る。鋭い目付きのその人物を見て越前はやっぱりと昨日のことを思い出す。
男子テニス部で一緒に練習することになった先輩でしかもミクスド大会要員という所まではっきりと。
「……あぁ、そうだな」
素っ気ない返事で受け取る。感謝の言葉はないがいちいちそんなこと気にしてる性格でもない越前はそれ以上何も言わなかった。
そこで終わりになるはずだったが、なぜか麻美は越前をジッと見つめていた。
「……何?」
「あんた、確かテニス部にいた奴だったな。1年でレギュラー取った奴」
「そうだけど」
「こんなチビでもレギュラーになれるわけか」
かちん。越前は頭にきた。身長のことは触れてほしくないし、まだ1年生だからこれから成長期に入ってもっと伸びるつもりでいたから。
「テニスに身長は関係ないじゃん」
「身長がある方が有利だろうが」
「……そういう先輩だって身体硬すぎなんじゃないッスか? そんなんじゃ取れる球も取れないッスよ」
先ほど麻美のスポーツテスト結果を見た越前が反撃すると効果があったのか麻美はムッとした表情を見せる。
「テニスに柔軟は関係ないだろ」
「柔らかい方がボールも取りやすくなるけど」
お互いに睨み合い、バチバチと火花を散らした。周りが聞けばしょうもないことだと思われるだろうが本人達にとっては真剣そのもの。
その後、二人はフンッと鼻を鳴らして口を開くことはないままその場をあとにした。
スポーツテストをたった今全て終えた越前リョーマは多少時間のゆとりがあることに気付き、どこか静かな場所で一眠りをしようかと目論み始めた。
そしてあそこにしようかなと彼が考えた場所は校舎裏にある大きな木の下。そこは静かで居眠りするにはうってつけの場所であり彼のお気に入りの場所でもあった。
そこへ向かおうとした矢先、ひらりと越前の前に紙切れが落ちた。一拍間を置いてから拾うとどうやらそれは今自分が手にしてるのと同じものだということを知る。
つまりスポーツテストの用紙である。名前の欄には赤宮麻美と記入されてあり、どこかで聞いたことがあるような名前だなとぼんやり考える。
3年6組とも書いてあるので適当に教師の誰かに渡せばいいかと思った越前だが、すぐ目の前で見たことある人物を見つけ、彼は用紙に書いてある名前と顔を一致させた。
「ねぇ、これ先輩のなんじゃない?」
声をかけてみるとその女子は振り返る。鋭い目付きのその人物を見て越前はやっぱりと昨日のことを思い出す。
男子テニス部で一緒に練習することになった先輩でしかもミクスド大会要員という所まではっきりと。
「……あぁ、そうだな」
素っ気ない返事で受け取る。感謝の言葉はないがいちいちそんなこと気にしてる性格でもない越前はそれ以上何も言わなかった。
そこで終わりになるはずだったが、なぜか麻美は越前をジッと見つめていた。
「……何?」
「あんた、確かテニス部にいた奴だったな。1年でレギュラー取った奴」
「そうだけど」
「こんなチビでもレギュラーになれるわけか」
かちん。越前は頭にきた。身長のことは触れてほしくないし、まだ1年生だからこれから成長期に入ってもっと伸びるつもりでいたから。
「テニスに身長は関係ないじゃん」
「身長がある方が有利だろうが」
「……そういう先輩だって身体硬すぎなんじゃないッスか? そんなんじゃ取れる球も取れないッスよ」
先ほど麻美のスポーツテスト結果を見た越前が反撃すると効果があったのか麻美はムッとした表情を見せる。
「テニスに柔軟は関係ないだろ」
「柔らかい方がボールも取りやすくなるけど」
お互いに睨み合い、バチバチと火花を散らした。周りが聞けばしょうもないことだと思われるだろうが本人達にとっては真剣そのもの。
その後、二人はフンッと鼻を鳴らして口を開くことはないままその場をあとにした。