自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.5 実力があったからレギュラーになれたんだもの
主人公名前変換
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「手塚にお願いを申し上げると思いますで御座いますです」
「日本語が滅茶苦茶だぞ」
昼食の時間、手塚は自分の席で弁当の蓋を開けると隣の席に座る遥に話しかけられた。
出来るならあまり関わりたくはないと願うが無視するわけにもいかないので彼は話を聞くことにする。
「えー……手塚は大石と仲がいいっしょ?」
「そうだな」
「大石ってさ、付き合ってる子とかいる?」
その質問に手塚は一瞬間が空いた。何故、いきなり友人についてそんな話を聞いてくるのか。手塚は相変わらず遥の考えることが理解出来なかった。
「……そういう話をしたことはないが、見たところそんな雰囲気はないな。俺の主観だが」
「じゃ、じゃあ、好きな子はっ!?」
「……知らん。そういう類いは本人に聞くことだな」
「聞けないから手塚に聞いてんじゃんかぁぁぁ!!」
ガタガタガタ。机を揺さぶりながら喚く遥に手塚は大石に対する彼女の気持ちに気付いてしまい人知れず溜め息を吐いた。
「手塚」
そこへ手塚を呼ぶ声が聞こえた。手塚だけじゃなく遥にとっても聞き覚えのあるその声に思わず彼女はバッと手塚を呼ぶ主へと振り向く。
振り向いた先は教室前の廊下でそこには今しがた話題に出ていた大石がいた。呼ばれた手塚はそのまま彼の元へ向かう。悔しげな表情をする遥を背に向けながら。
「マネージャーの件か?」
「あぁ、竜崎先生もお前の推薦なら問題ないだろうって」
「そうか」
「それにしても突然だからびっくりしたぞ。しかも俺のクラスの九条さんなんだしさ」
「そんなに驚くことか?」
「まぁ、そうだな。手塚が女子を誘うっていうか……あまりそういう話をすることもないしさ」
そう言うと遥が視界に入った大石は彼女がこちらを見てることに気付き、にこっと笑いかける。
それを見た遥は嬉しそうに手をぶんぶんと振った。それに対し大石も手を小さく振って応える。
「そういえば西成さんとも仲良いよな」
「そんなつもりはない。向こうが話しかけてくるだけだ」
はぁ、と溜め息を吐く手塚に大石は「そうなのか?」と答え、再びちらりと遥に目を向ける。
彼女は未だにジッとこちらを見てる様子であり何故だろうと考える前に大石は何となくその理由に気付いた。
(そうか、西成さんは手塚のことが好きなんだな)
どうやら自分に向けられてる視線ということには気付いてない上に勘違いをしてしまった。大石がそう思っているとは露知らず、二人の会話が気になる遥は尚も大石を見続ける。
「冷たくはするんじゃないぞ?」
「……あいつ次第だ」
遥のためにもと言った言葉はなかなか手塚には届かないようで大石はやれやれと思ったそうだ。
「日本語が滅茶苦茶だぞ」
昼食の時間、手塚は自分の席で弁当の蓋を開けると隣の席に座る遥に話しかけられた。
出来るならあまり関わりたくはないと願うが無視するわけにもいかないので彼は話を聞くことにする。
「えー……手塚は大石と仲がいいっしょ?」
「そうだな」
「大石ってさ、付き合ってる子とかいる?」
その質問に手塚は一瞬間が空いた。何故、いきなり友人についてそんな話を聞いてくるのか。手塚は相変わらず遥の考えることが理解出来なかった。
「……そういう話をしたことはないが、見たところそんな雰囲気はないな。俺の主観だが」
「じゃ、じゃあ、好きな子はっ!?」
「……知らん。そういう類いは本人に聞くことだな」
「聞けないから手塚に聞いてんじゃんかぁぁぁ!!」
ガタガタガタ。机を揺さぶりながら喚く遥に手塚は大石に対する彼女の気持ちに気付いてしまい人知れず溜め息を吐いた。
「手塚」
そこへ手塚を呼ぶ声が聞こえた。手塚だけじゃなく遥にとっても聞き覚えのあるその声に思わず彼女はバッと手塚を呼ぶ主へと振り向く。
振り向いた先は教室前の廊下でそこには今しがた話題に出ていた大石がいた。呼ばれた手塚はそのまま彼の元へ向かう。悔しげな表情をする遥を背に向けながら。
「マネージャーの件か?」
「あぁ、竜崎先生もお前の推薦なら問題ないだろうって」
「そうか」
「それにしても突然だからびっくりしたぞ。しかも俺のクラスの九条さんなんだしさ」
「そんなに驚くことか?」
「まぁ、そうだな。手塚が女子を誘うっていうか……あまりそういう話をすることもないしさ」
そう言うと遥が視界に入った大石は彼女がこちらを見てることに気付き、にこっと笑いかける。
それを見た遥は嬉しそうに手をぶんぶんと振った。それに対し大石も手を小さく振って応える。
「そういえば西成さんとも仲良いよな」
「そんなつもりはない。向こうが話しかけてくるだけだ」
はぁ、と溜め息を吐く手塚に大石は「そうなのか?」と答え、再びちらりと遥に目を向ける。
彼女は未だにジッとこちらを見てる様子であり何故だろうと考える前に大石は何となくその理由に気付いた。
(そうか、西成さんは手塚のことが好きなんだな)
どうやら自分に向けられてる視線ということには気付いてない上に勘違いをしてしまった。大石がそう思っているとは露知らず、二人の会話が気になる遥は尚も大石を見続ける。
「冷たくはするんじゃないぞ?」
「……あいつ次第だ」
遥のためにもと言った言葉はなかなか手塚には届かないようで大石はやれやれと思ったそうだ。