自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.5 実力があったからレギュラーになれたんだもの
主人公名前変換
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「えっと……このくらいでいいかな」
昼休みに私は図書室で本を探していた。手に持ってる物はテニスのルールブックやスポーツ医学の本に筋肉の仕組み、マネージャーとしての務め、などとにかく部活の知識が欲しかった。
六冊程抱えたところで今日はこのくらいにしないと持って帰るのも大変になりそうだと切り上げることにする。
それにしても図書室は久々に来た気がする。どちらかと言うと勉強するために近くの図書館に通ってたことが多かった。
でも、青学の図書室も結構大きくて日当たりがいい。近くの図書館よりも勉強が捗りそうだ。
「すみません、お願いします」
どさっと図書委員が管理するカウンターに本を置く。だが、返事がなくておかしいなと思い、積み重なった本の後ろを覗き込んだ。
そこにはまだあどけない男子生徒が両腕を枕にするようにカウンターで寝ていた。多分、1年生かな。慣れない中学校生活に疲れて寝ちゃったのかも知れない。
起こすのは可哀想かなと思うも私もずっとこのまま待つわけにもいかなくて、躊躇いながらも私はその子を起こすことにした。
「あの、すみません」
「……」
寝息を立てているがまだ起きる気配がない。
「すみません、本を借りたいんですが」
「……ん」
瞼がぴくぴく動くと男子生徒はゆっくり目を開けた。
「……ふぁっ……何?」
大きな欠伸をしながらゆっくり身体を起こし、まだ覚めないであろう目で彼は私を見る。私はもう一度目的を伝えることにした。
「本を借りたいので手続きをお願いします」
「ふーん……」
特に何かを言うわけでもなく、その子は淡々と仕事をこなして私の図書カードに貸し出しの判子を押した。
「一週間までには返してよね」
「はい、ありがとうございました」
「……てか、一週間でそれ全部読めるの?」
「うん」
「……へぇ」
確かに分厚くて量はあるかも知れないけど、殆どが写真やイラスト付きが多いので小説とは違いすぐに読めるはず。
けど、目の前の男子生徒は不思議そうに本と私を見比べる。
「テニスでも始めるの?」
「ううん、補佐的なことを始めようと思って」
「……ふーん」
少し暈して答えると私は本を抱えて「ありがとうございました」と頭を下げ、図書室から出ることにした。
昼休みに私は図書室で本を探していた。手に持ってる物はテニスのルールブックやスポーツ医学の本に筋肉の仕組み、マネージャーとしての務め、などとにかく部活の知識が欲しかった。
六冊程抱えたところで今日はこのくらいにしないと持って帰るのも大変になりそうだと切り上げることにする。
それにしても図書室は久々に来た気がする。どちらかと言うと勉強するために近くの図書館に通ってたことが多かった。
でも、青学の図書室も結構大きくて日当たりがいい。近くの図書館よりも勉強が捗りそうだ。
「すみません、お願いします」
どさっと図書委員が管理するカウンターに本を置く。だが、返事がなくておかしいなと思い、積み重なった本の後ろを覗き込んだ。
そこにはまだあどけない男子生徒が両腕を枕にするようにカウンターで寝ていた。多分、1年生かな。慣れない中学校生活に疲れて寝ちゃったのかも知れない。
起こすのは可哀想かなと思うも私もずっとこのまま待つわけにもいかなくて、躊躇いながらも私はその子を起こすことにした。
「あの、すみません」
「……」
寝息を立てているがまだ起きる気配がない。
「すみません、本を借りたいんですが」
「……ん」
瞼がぴくぴく動くと男子生徒はゆっくり目を開けた。
「……ふぁっ……何?」
大きな欠伸をしながらゆっくり身体を起こし、まだ覚めないであろう目で彼は私を見る。私はもう一度目的を伝えることにした。
「本を借りたいので手続きをお願いします」
「ふーん……」
特に何かを言うわけでもなく、その子は淡々と仕事をこなして私の図書カードに貸し出しの判子を押した。
「一週間までには返してよね」
「はい、ありがとうございました」
「……てか、一週間でそれ全部読めるの?」
「うん」
「……へぇ」
確かに分厚くて量はあるかも知れないけど、殆どが写真やイラスト付きが多いので小説とは違いすぐに読めるはず。
けど、目の前の男子生徒は不思議そうに本と私を見比べる。
「テニスでも始めるの?」
「ううん、補佐的なことを始めようと思って」
「……ふーん」
少し暈して答えると私は本を抱えて「ありがとうございました」と頭を下げ、図書室から出ることにした。