自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.4 私だってシングルスプレイヤーだ
主人公名前変換
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「あっ、西成さん」
「おっ……大石!」
午後の授業中に居眠りをしたため放課後に担任から呼び出され説教を食らった遥が暗い表情で職員室を出ると、そこにはドキッと彼女の身体を反応させる相手が目の前にいた。
「良かった。なかなか会いに行く時間がなかったから今日はもう会えないかと思ってたよ」
「えっ!?」
大石自ら自分に会いに来るなんてまさか大石はあたしのこと……! と遥は期待に胸を膨らませる。
「取材の件なんだけど」
(ですよね~……)
何となく予想は出来ていたのでダメージは大きくないものの、多少の落胆はする。
「何とか手塚を納得させたよ。週二回までなら取材するために男子テニス部の敷地に入ってもいいってさ」
爽やかに笑いかける大石の言葉を聞いた遥はその内容に驚きを隠せず目を大きく見開かせた。
「ほっ、本当に!?」
「あぁ」
「本当にありがとう大石っ!! これで何とか足の皮一枚繋がったよ!」
「首の皮……って言いたいんだよな、きっと」
大石の両手を掴みぶんぶんと上下に振ると、彼女の間違った日本語に大石は苦笑しながら訂正する。
「もう感謝してもし足りないくらいだよ! むしろお礼させてよ!」
「お礼なんていいよ。喜んでくれたらそれでいいからさ」
(菩薩様かこの人はっ!)
見返りを求めず優しく接してくれる大石に遥の胸はさらにときめくのだった。
「だけどずっと俺が取材を受けるわけにもいかないと思うけどいいかな?」
「うん! とにかくありがとう!」
「それじゃあ、俺は竜崎先生に話があるから。またね」
「うん!」
遥が大きく手を振りながら職員室へと足を踏み入れる大石を見送った。扉が閉まると遥は嬉しそうに笑う。
「よっし! 今日は良いことがあったなー!」
大石に会えて、しかも定期的に男子テニス部の取材も出来るようになったのでこんなにも良いことがあっていいのかと遥は思い始める。
そして有頂天になる勢いで彼女は新聞部部長に報告しに走った。
「おっ……大石!」
午後の授業中に居眠りをしたため放課後に担任から呼び出され説教を食らった遥が暗い表情で職員室を出ると、そこにはドキッと彼女の身体を反応させる相手が目の前にいた。
「良かった。なかなか会いに行く時間がなかったから今日はもう会えないかと思ってたよ」
「えっ!?」
大石自ら自分に会いに来るなんてまさか大石はあたしのこと……! と遥は期待に胸を膨らませる。
「取材の件なんだけど」
(ですよね~……)
何となく予想は出来ていたのでダメージは大きくないものの、多少の落胆はする。
「何とか手塚を納得させたよ。週二回までなら取材するために男子テニス部の敷地に入ってもいいってさ」
爽やかに笑いかける大石の言葉を聞いた遥はその内容に驚きを隠せず目を大きく見開かせた。
「ほっ、本当に!?」
「あぁ」
「本当にありがとう大石っ!! これで何とか足の皮一枚繋がったよ!」
「首の皮……って言いたいんだよな、きっと」
大石の両手を掴みぶんぶんと上下に振ると、彼女の間違った日本語に大石は苦笑しながら訂正する。
「もう感謝してもし足りないくらいだよ! むしろお礼させてよ!」
「お礼なんていいよ。喜んでくれたらそれでいいからさ」
(菩薩様かこの人はっ!)
見返りを求めず優しく接してくれる大石に遥の胸はさらにときめくのだった。
「だけどずっと俺が取材を受けるわけにもいかないと思うけどいいかな?」
「うん! とにかくありがとう!」
「それじゃあ、俺は竜崎先生に話があるから。またね」
「うん!」
遥が大きく手を振りながら職員室へと足を踏み入れる大石を見送った。扉が閉まると遥は嬉しそうに笑う。
「よっし! 今日は良いことがあったなー!」
大石に会えて、しかも定期的に男子テニス部の取材も出来るようになったのでこんなにも良いことがあっていいのかと遥は思い始める。
そして有頂天になる勢いで彼女は新聞部部長に報告しに走った。