自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.3 困ってる人がいたら助けるものだろ?
主人公名前変換
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「河村ー。女子が呼んでるぞ」
「えっ?」
昼休み。河村は今から昼食を取ろうと机の上に弁当を置き、紫色の風呂敷を開けようとした時だった。
クラスメイトの男子に呼ばれ、河村は誰だろうと思いながら教室から出るとそこには見知った人物が立っていることに気付く。
「あっ、九条さん」
「お昼ご飯中にごめんね、今大丈夫かな?」
「大丈夫だよ、どうかしたのかい?」
一体どうしたんだろうと思って尋ねてみると秋は小さな紙袋を河村の前に差し出した。
「えっ……と?」
これは? と言いたげに戸惑う河村に向けて秋は小さく笑った。
「この前のネクタイピンのお礼だよ」
秋の口から話す理由に河村は「あっ」と呟き、思い出した。
つい先日、河村の店に秋の父が忘れて帰ってしまったネクタイピンを彼女に返すと「お礼させてね」と言っていたことを。つまりこれがそのお礼ということになる。
「……えっと、やっぱり受け取れないよ。忘れ物を渡しただけなんだしさ」
「私が個人的にお礼したいから受け取ってほしいの。それに高い物じゃないから気にしなくていいよ。中身はスポーツタオルだから」
そう言う秋に河村は彼女に断ってから中身を確認する。
秋の言う通りそこにはスポーツタオルが一枚入っていた。青学のイメージにピッタリの青色を基調としたデザインである。
「本当に貰っちゃってもいいのかな……?」
「うん。受け取ってくれたら私も凄く嬉しいから」
「う、うん。ありがとう、九条さん」
「こちらこそありがとう、河村君」
再びお礼を言われると河村は少し照れくさくなり後頭部を掻く。そして今日の部活で早速使ってみようかなと考えていた。
「えっ?」
昼休み。河村は今から昼食を取ろうと机の上に弁当を置き、紫色の風呂敷を開けようとした時だった。
クラスメイトの男子に呼ばれ、河村は誰だろうと思いながら教室から出るとそこには見知った人物が立っていることに気付く。
「あっ、九条さん」
「お昼ご飯中にごめんね、今大丈夫かな?」
「大丈夫だよ、どうかしたのかい?」
一体どうしたんだろうと思って尋ねてみると秋は小さな紙袋を河村の前に差し出した。
「えっ……と?」
これは? と言いたげに戸惑う河村に向けて秋は小さく笑った。
「この前のネクタイピンのお礼だよ」
秋の口から話す理由に河村は「あっ」と呟き、思い出した。
つい先日、河村の店に秋の父が忘れて帰ってしまったネクタイピンを彼女に返すと「お礼させてね」と言っていたことを。つまりこれがそのお礼ということになる。
「……えっと、やっぱり受け取れないよ。忘れ物を渡しただけなんだしさ」
「私が個人的にお礼したいから受け取ってほしいの。それに高い物じゃないから気にしなくていいよ。中身はスポーツタオルだから」
そう言う秋に河村は彼女に断ってから中身を確認する。
秋の言う通りそこにはスポーツタオルが一枚入っていた。青学のイメージにピッタリの青色を基調としたデザインである。
「本当に貰っちゃってもいいのかな……?」
「うん。受け取ってくれたら私も凄く嬉しいから」
「う、うん。ありがとう、九条さん」
「こちらこそありがとう、河村君」
再びお礼を言われると河村は少し照れくさくなり後頭部を掻く。そして今日の部活で早速使ってみようかなと考えていた。