自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.2 ……お前は人の世話は好きか?
主人公名前変換
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「あ、西成さんっ」
「んー?」
遅刻せずにちゃんと時間通りに教室に辿り着いたあたしは自分のクラスに一歩足を踏み入れた途端、爽やかにあたしの名を呼ぶ声が聞こえたので振り向いた。
そこには大石と何やら眉間の皺がいつもの倍以上に寄せている手塚の姿があった。
「大石! どどどどうだった?」
手塚の不機嫌なことはこの際どうでも良くて、あたしは大石の元に駆け寄る。
「取材を受けるのは俺っていう条件なら大丈夫なんだけど、どうだい?」
「ほおおおおっ!! もちのろんだよ! 全然大丈夫だよ! さっすが大石副部長様! 約束通り犬になります!ワンワン!」
「だから犬にならなくっていいんだって……」
はは、と苦笑する大石。何はともあれ新聞部クビにならずにすみそうだ!
「西成……」
よっし! とガッツポーズをすると不機嫌なクラスメイトがあたしの名前を呼んだ。怖いよ、ぴえん。
「お前という奴は……。大石に新聞部所属の危機だというホラを吹いて騙すのはどういうつもりだ?」
「ホ…ホラだとぅ!? あたしは嘘なんてこれっぽっちも吐いてないやい! ていうか事実なんだから! 取材出来なきゃクビだって言われたんだい! だから必死なんだよ!」
「普段の行いの悪さの結果だろう」
「うぐぐ……」
言い返せないっ! いや、確かに色々といい加減だったかもしれないんだけどさ……キッパリ言い切られるととても悔しいっ。
「まぁまぁ、手塚。彼女はやる気があるからこうして退部させられそうになっても必死に頑張ってるじゃないか」
「大石……!」
さっすが! 英二から色々と噂には聞いてたけど本当にいい人! フォローの達人! 爽やか! っていうか、ちょっとあたしを美化しすぎかもなぁ。
こうやって躍起になってるのは内申のためでもあるし。ううん、何だか胸がちくちくする……。ちょっとした罪悪感があたしの胸を突き刺す……。
「とりあえず取材は今日の放課後から受けることが出来るけど……」
「お願いします!!」
大きく頭を下げて大石に敬意を払う。あとで部長に報告しないとだ!
「よし、それなら放課後はテニス部に来てくれ。待ってるからな。それじゃあ、俺は行くよ。手塚もまたあとで」
「あぁ」
「うん。本当にありがと大石!」
隣のクラスである大石に大きく手を振って、彼が教室に入るのを見届ける。
あたしの隣に立つ手塚はあたしを見るや否や大きな溜め息を吐いた。そんなあからさまに面倒臭そうにしないでよ!?
「んー?」
遅刻せずにちゃんと時間通りに教室に辿り着いたあたしは自分のクラスに一歩足を踏み入れた途端、爽やかにあたしの名を呼ぶ声が聞こえたので振り向いた。
そこには大石と何やら眉間の皺がいつもの倍以上に寄せている手塚の姿があった。
「大石! どどどどうだった?」
手塚の不機嫌なことはこの際どうでも良くて、あたしは大石の元に駆け寄る。
「取材を受けるのは俺っていう条件なら大丈夫なんだけど、どうだい?」
「ほおおおおっ!! もちのろんだよ! 全然大丈夫だよ! さっすが大石副部長様! 約束通り犬になります!ワンワン!」
「だから犬にならなくっていいんだって……」
はは、と苦笑する大石。何はともあれ新聞部クビにならずにすみそうだ!
「西成……」
よっし! とガッツポーズをすると不機嫌なクラスメイトがあたしの名前を呼んだ。怖いよ、ぴえん。
「お前という奴は……。大石に新聞部所属の危機だというホラを吹いて騙すのはどういうつもりだ?」
「ホ…ホラだとぅ!? あたしは嘘なんてこれっぽっちも吐いてないやい! ていうか事実なんだから! 取材出来なきゃクビだって言われたんだい! だから必死なんだよ!」
「普段の行いの悪さの結果だろう」
「うぐぐ……」
言い返せないっ! いや、確かに色々といい加減だったかもしれないんだけどさ……キッパリ言い切られるととても悔しいっ。
「まぁまぁ、手塚。彼女はやる気があるからこうして退部させられそうになっても必死に頑張ってるじゃないか」
「大石……!」
さっすが! 英二から色々と噂には聞いてたけど本当にいい人! フォローの達人! 爽やか! っていうか、ちょっとあたしを美化しすぎかもなぁ。
こうやって躍起になってるのは内申のためでもあるし。ううん、何だか胸がちくちくする……。ちょっとした罪悪感があたしの胸を突き刺す……。
「とりあえず取材は今日の放課後から受けることが出来るけど……」
「お願いします!!」
大きく頭を下げて大石に敬意を払う。あとで部長に報告しないとだ!
「よし、それなら放課後はテニス部に来てくれ。待ってるからな。それじゃあ、俺は行くよ。手塚もまたあとで」
「あぁ」
「うん。本当にありがと大石!」
隣のクラスである大石に大きく手を振って、彼が教室に入るのを見届ける。
あたしの隣に立つ手塚はあたしを見るや否や大きな溜め息を吐いた。そんなあからさまに面倒臭そうにしないでよ!?