自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.18 もし何か協力が必要なら頼ってくれ
主人公名前変換
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麻美がびしょ濡れになる現場を偶然にも目撃してしまい、災難だなぁって思って声をかけた。まぁ、休みの日に麻美と会えることすらそうそうないんだし、せっかくだから絡んでおこうってね。
そしたら分かってたとはいえ、不機嫌で凄かったよ。子供相手でも容赦ないんだからさ。けど不幸なことが起こっちゃったのは仕方ないので麻美を家に連れて行って乾かすことを提案する。
その結果はまぁ嫌がられたよね。でも不二の名前を出せばすぐに考えを変えるのだからさすがだよ。不二へのライバル意識が強いのなんのって。むしろ妬けちゃうくらいなんだけど。
ちょっと不貞腐れそうになりながら麻美を家に連れて行くと兄ちゃんや姉ちゃんがニヤニヤしながらあれこれ聞いてくる。あの子は誰だとかどういう関係なのかとか彼女なのかとか。
ひとまずそれを跳ね除けて姉ちゃんから着替えを借りる。それを麻美に渡して脱衣所まで案内し、俺は姉ちゃんに麻美の濡れた服を乾かすようにお願いした。
部屋に戻ってしばらくすると麻美が部屋に突入する。ノックもしないってどんだけだよと思ったけど、まぁ麻美だから仕方ないと割り切るしかない。
そして昼飯を食わせてやろうと俺はキッチンに立つのだった。
「部屋で待ってても良かったのに」
「あんたが作るなんて言うから何を入れられるか分からないだろ」
「別に毒とか盛るつもりないんだけど!?」
「不味そうに作る可能性もあるだろ」
「ないないないない! そんな疑うならちゃんと見とけよ~! 菊丸様の取っておきのふわふわオムレツを!」
これでも俺は料理が特技でもあるんだからね! そう自信満々に告げて俺はオムレツ作りを始める。
卵を手に取り、我ながらの器用さを発揮しようと片手で割って、手際良くオムレツを作り上げていく。その間、麻美は文句どころか何も言うことなく、ジッと見つめていた。
得意なものを集中しながら見入ってる麻美の様子にどこか鼻高々な気分になる。
そして仕上げたふわふわオムレツにケチャップをかけたら出来上がり。
「どうよっ。これが菊丸英二特製のふわふわオムレツだぞ~」
「……思ったより料理出来るんだな。作ってる様子は様になっていたが味までは分からないだろうけど」
「そんなに言うなら食べてみなよ」
ほい。と、スプーンと共にオムレツを麻美に差し出すと、あいつは立ったままオムレツへと手をつけた。
ちょっとドキドキしながら麻美の反応が気になり返事を待つ。
「……美味いな」
「でっしょ~! 俺、料理得意だから結構自信あるもんね」
へっへーん。と鼻の下を指の背で擦る。しかもあの麻美に一言とはいえ褒められるのはすっごく嬉しい。喜び舞いそうなくらいに。
しかも麻美の食べる手は止まらなくて、気づけばあっという間に完食していた。
「おお~! 完食して偉い偉いっ」
「まぁ、食えるくらいには美味いな」
「素直じゃないの~」
「は?」
「何でもないでーす!」
ほんとのことなのにギロリと睨まれる。ちょっと調子に乗りすぎちゃったかなと思いながら服が乾くまで麻美は家に留まった。
……麻美が帰ったあとは兄ちゃんと姉ちゃん達に質問責めにあったけど。
そしたら分かってたとはいえ、不機嫌で凄かったよ。子供相手でも容赦ないんだからさ。けど不幸なことが起こっちゃったのは仕方ないので麻美を家に連れて行って乾かすことを提案する。
その結果はまぁ嫌がられたよね。でも不二の名前を出せばすぐに考えを変えるのだからさすがだよ。不二へのライバル意識が強いのなんのって。むしろ妬けちゃうくらいなんだけど。
ちょっと不貞腐れそうになりながら麻美を家に連れて行くと兄ちゃんや姉ちゃんがニヤニヤしながらあれこれ聞いてくる。あの子は誰だとかどういう関係なのかとか彼女なのかとか。
ひとまずそれを跳ね除けて姉ちゃんから着替えを借りる。それを麻美に渡して脱衣所まで案内し、俺は姉ちゃんに麻美の濡れた服を乾かすようにお願いした。
部屋に戻ってしばらくすると麻美が部屋に突入する。ノックもしないってどんだけだよと思ったけど、まぁ麻美だから仕方ないと割り切るしかない。
そして昼飯を食わせてやろうと俺はキッチンに立つのだった。
「部屋で待ってても良かったのに」
「あんたが作るなんて言うから何を入れられるか分からないだろ」
「別に毒とか盛るつもりないんだけど!?」
「不味そうに作る可能性もあるだろ」
「ないないないない! そんな疑うならちゃんと見とけよ~! 菊丸様の取っておきのふわふわオムレツを!」
これでも俺は料理が特技でもあるんだからね! そう自信満々に告げて俺はオムレツ作りを始める。
卵を手に取り、我ながらの器用さを発揮しようと片手で割って、手際良くオムレツを作り上げていく。その間、麻美は文句どころか何も言うことなく、ジッと見つめていた。
得意なものを集中しながら見入ってる麻美の様子にどこか鼻高々な気分になる。
そして仕上げたふわふわオムレツにケチャップをかけたら出来上がり。
「どうよっ。これが菊丸英二特製のふわふわオムレツだぞ~」
「……思ったより料理出来るんだな。作ってる様子は様になっていたが味までは分からないだろうけど」
「そんなに言うなら食べてみなよ」
ほい。と、スプーンと共にオムレツを麻美に差し出すと、あいつは立ったままオムレツへと手をつけた。
ちょっとドキドキしながら麻美の反応が気になり返事を待つ。
「……美味いな」
「でっしょ~! 俺、料理得意だから結構自信あるもんね」
へっへーん。と鼻の下を指の背で擦る。しかもあの麻美に一言とはいえ褒められるのはすっごく嬉しい。喜び舞いそうなくらいに。
しかも麻美の食べる手は止まらなくて、気づけばあっという間に完食していた。
「おお~! 完食して偉い偉いっ」
「まぁ、食えるくらいには美味いな」
「素直じゃないの~」
「は?」
「何でもないでーす!」
ほんとのことなのにギロリと睨まれる。ちょっと調子に乗りすぎちゃったかなと思いながら服が乾くまで麻美は家に留まった。
……麻美が帰ったあとは兄ちゃんと姉ちゃん達に質問責めにあったけど。