自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.17 君に格好悪い所は見せられないしさ
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ミクスド大会開始前。先の都大会男子の部にて青学に敗北したルドルフはミクスド大会で借りを返そうと意気込んでいた。
「ミクスド大会の初戦は忌々しい青学です。先程の雪辱を何としてでも果たしましょう」
不二に負かされたばかりの観月はミクスドこそはと復讐の炎を燃やしていた。そんな彼を他のルドルフメンバーは荒れている姿よりはマシかと生暖かい目で見守る。
「裕太君、下梨さん。あなた方には桃城君、赤宮さんペアと当たってもらいます」
「……観月さん、本当にこいつと組まなきゃいけないんですか?」
「もちろんです。別に押し付けてるわけじゃありませんよ? 同じ2年生ということもありますので相性の問題です」
「同学年だからって相性がいいわけないッスよ……」
裕太が嫌そうな表情で隣に立つ下梨と呼ばれる女子を横目で見ると、彼女はにっこりと満面の笑みを浮かべた。
「この組み合わせは変わることはありません。だから観念してペアを受け入れなさい。下梨さんも分かりましたね?」
「は~いっ! 聖ルドルフ2年、恋の病を撒き散らす小悪魔、下梨誉 こと誉ちゃんは観月さんの期待と私の魅力を世間様に広めるため頑張っちゃいま~~すっ!」
にゃはっ。と語尾に星マークがつきそうなテンションでピースをする誉に周りはかなり引いていた。それでも観月は必死に怒りを抑えながら口を開く。
「……えぇ、期待してますよ。あなたのその鬱陶し……いえ、神経を逆撫でする言動は赤宮さんにかなり響くと思います。彼女はシングルスとしてはかなり優秀ですがダブルスはまだまだ不慣れ。対不動峰戦はかなり酷いものでした。しかし青学は赤宮さんをまだミクスドに起用するようですので、今回も彼女の精神面を刺激し、冷静を欠くようにし向ければ必ず勝利を得られます」
「鬱陶し、まで言ったのに言い換えても大したフォローになってないのは逆にすげーですね、観月パイセン。誉ちゃんマジでびっくり」
先程の甲高い声で話していた声とは打って変わるように声のトーンを下げ、ジト目で観月を睨むが誉だったが、相手は何も悪びれる様子はなく、澄ました顔をするだけ。
そんな彼の態度にチッと舌打ちをするが、すぐに明るい笑顔を見せた。
「まぁ、この誉ちゃんをスカウトしたくらいですので見る目はあるようですから、誉ちゃんも頑張って相手をぶっ潰しますね~! だって私めちゃ強いもん! そういうわけだから、裕太。誉ちゃんの足引っ張んないでね!」
「お前こそこっちの戦意喪失させるようなことすんなよな……」
「し~ま~せ~ん~! もしそうなったら裕太のメンタルが弱々なんでしょー? やーい、打倒兄貴の前に1年生にコテンパンにされちゃった人~!」
「っ! 下梨てめぇ!」
「はいはい。あなた達、言い合いはそのくらいにして試合の準備をしてください」
パンパンと手を叩く観月は溜め息をつきながら裕太と誉の仲裁をした。
「はいは~い。その代わり私が勝ったら観月さんのクソ高そうでクソ美味そうな紅茶をご馳走してくださいねっ!」
指で銃を作り、それを観月に向けて「バンッ」と打ち込みながらウインクをする誉に観月は頬をひくつかせながら「考えておきましょう……」と返事をする。
そんな様子を見た他のルドルフの面子は「あの観月相手によくあんな態度が出来るだーね」とか「怖いもの知らずだよな、あいつ」とか「裕太可哀想ー」とか呟いていた。
「ミクスド大会の初戦は忌々しい青学です。先程の雪辱を何としてでも果たしましょう」
不二に負かされたばかりの観月はミクスドこそはと復讐の炎を燃やしていた。そんな彼を他のルドルフメンバーは荒れている姿よりはマシかと生暖かい目で見守る。
「裕太君、下梨さん。あなた方には桃城君、赤宮さんペアと当たってもらいます」
「……観月さん、本当にこいつと組まなきゃいけないんですか?」
「もちろんです。別に押し付けてるわけじゃありませんよ? 同じ2年生ということもありますので相性の問題です」
「同学年だからって相性がいいわけないッスよ……」
裕太が嫌そうな表情で隣に立つ下梨と呼ばれる女子を横目で見ると、彼女はにっこりと満面の笑みを浮かべた。
「この組み合わせは変わることはありません。だから観念してペアを受け入れなさい。下梨さんも分かりましたね?」
「は~いっ! 聖ルドルフ2年、恋の病を撒き散らす小悪魔、
にゃはっ。と語尾に星マークがつきそうなテンションでピースをする誉に周りはかなり引いていた。それでも観月は必死に怒りを抑えながら口を開く。
「……えぇ、期待してますよ。あなたのその鬱陶し……いえ、神経を逆撫でする言動は赤宮さんにかなり響くと思います。彼女はシングルスとしてはかなり優秀ですがダブルスはまだまだ不慣れ。対不動峰戦はかなり酷いものでした。しかし青学は赤宮さんをまだミクスドに起用するようですので、今回も彼女の精神面を刺激し、冷静を欠くようにし向ければ必ず勝利を得られます」
「鬱陶し、まで言ったのに言い換えても大したフォローになってないのは逆にすげーですね、観月パイセン。誉ちゃんマジでびっくり」
先程の甲高い声で話していた声とは打って変わるように声のトーンを下げ、ジト目で観月を睨むが誉だったが、相手は何も悪びれる様子はなく、澄ました顔をするだけ。
そんな彼の態度にチッと舌打ちをするが、すぐに明るい笑顔を見せた。
「まぁ、この誉ちゃんをスカウトしたくらいですので見る目はあるようですから、誉ちゃんも頑張って相手をぶっ潰しますね~! だって私めちゃ強いもん! そういうわけだから、裕太。誉ちゃんの足引っ張んないでね!」
「お前こそこっちの戦意喪失させるようなことすんなよな……」
「し~ま~せ~ん~! もしそうなったら裕太のメンタルが弱々なんでしょー? やーい、打倒兄貴の前に1年生にコテンパンにされちゃった人~!」
「っ! 下梨てめぇ!」
「はいはい。あなた達、言い合いはそのくらいにして試合の準備をしてください」
パンパンと手を叩く観月は溜め息をつきながら裕太と誉の仲裁をした。
「はいは~い。その代わり私が勝ったら観月さんのクソ高そうでクソ美味そうな紅茶をご馳走してくださいねっ!」
指で銃を作り、それを観月に向けて「バンッ」と打ち込みながらウインクをする誉に観月は頬をひくつかせながら「考えておきましょう……」と返事をする。
そんな様子を見た他のルドルフの面子は「あの観月相手によくあんな態度が出来るだーね」とか「怖いもの知らずだよな、あいつ」とか「裕太可哀想ー」とか呟いていた。