自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.15 あたしが拾い食いするとでも!?
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「え? 麻美と桃ってペア復活したの? マジで!?」
昨日、麻美が桃を連れてミクスドペアの復縁をしたと思われるんだけど、その結果が気になった俺は翌日クラスに到着早々に麻美に尋ねてみた。
そしたら機嫌良さげな表情で「元通りだ」と答えるものだからガチでびっくりした。だって桃はもう麻美と組むのはこりごりみたいな様子だったし、何があってそんなミラクルが起こったのか分かんなかった。
「当たり前だろ」
「いやいや、当たり前って……桃を脅したとかじゃないよね?」
「は? 私をなんだと思ってるわけ?」
おっと。これはヤバい。口チャック。でもすぐにチャックを開けて麻美の問いかけは聞かなかったことにし、違う話題を投げてみる。
「それよりさ、次のミクスドではちゃんと勝てる見込みあんの?」
「当たり前のことを聞くな。あるに決まってんだろ」
「わぁーお。その根拠は?」
「休みに桃城とストテニで特訓する」
それで何とかなると思ってるんだ……へー。いや、まともな試合になるならいいんだけどさ。本当に今度は上手くいくか気になるとこだよ、マジで。
いや、てかさ、ちょっと離れたとこに不二がいるんだけど、絶対に俺らの話聞いてるっぽいんだよな~。
だって麻美がストテニで特訓するって聞いた途端小さく頷いてたもん。あれ、絶対に突撃するでしょ。
てか不二ってさ、麻美のこと興味持ってるんだけど、なんか最近かなりというかめちゃくちゃ気にかけてるっていうの? めちゃくちゃ構ってるみたいなんだよな。
多分だけどさ、菊丸様の予想では興味を抱いたらいつの間にか好きになっちゃってたやつでない? うわー。ありえそー。不二に限ってそんな些細なことで好きになるとかないと思ってたけど俺もそうだから否定も出来ないな~。
麻美ってばおっかないけどさ、美人だし、たま~~に優しいとこあんだよ。根っからの悪人とかじゃないんだし、そりゃあ惹かれる要素のひとつくらいあるってことじゃない?
……まぁ、でかい態度とるとことかちょっと可愛いなって思ったりするわけよ。こんなこと他の奴に言うとからかわれそうだから言いたくないけど。
「でもさー桃とばっか組まなくても他に相性いい奴いるかもしんないじゃん? たまには違う奴と練習してみなよ~。例えば俺とかさ~」
ダメ元で聞いてみる。ミクスド大会に出場するって決まったばっかの頃にも聞いたことあるけど。
「なんで私があんたのフォロー役に回らなきゃなんないんだよ」
まーた同じ理由で顔を顰めて断られちった。別に俺だってフォローくらい出来るっつーの。麻美ってさ、なかなかに頑固なんだよな。
「どっちにしてももう一人くらいペアの相方を見繕ってもいいと思うんだよね。だってさ、もし桃が大会当日に風邪引いたり怪我したりして出場出来なかったら麻美も出れなくなるじゃん? そうなったら麻美は別のミクスドペアに試合を譲っちゃうの?」
「私が出ないとか有り得ない」
だと思ったよ。まぁ、シングルスの戦力的には欲しいとこだけど、ダブルスではまだまだだ。正直なとこ麻美じゃない別の子でも代わりが利くといえば利く。
「それなら尚のこと桃以外のペアと練習するのもありだと思うけどなぁ」
「桃城がそう簡単に風邪だの怪我だのするわけがない」
「なんでそんな自信持って言えるんだか……」
「それにその時のことはその時に考える。今考えても仕方ない」
麻美らしいけど、その時になってからじゃ遅いっての!
「俺、ちゃーんと忠告したかんなっ? 何かあってからじゃ遅いんだぞっ」
「はいはい」
適当にあしらわれた俺はカチンときたので「ふーんだっ」と口にして自分の席へと戻った。
別に桃に固執しなくても息抜き程度とか、気分転換とかの気持ちでダブルス組んでもいいじゃんか。……もしかして麻美って桃のこと好きとかないよな? 流石にそんな感じには見えないし。それはないと思う。思いたい。
ちらりと最後に見た不二に関しては俺に対してなのか、麻美に対してなのかは分かんないけど面白がるようにくすくす笑ってた。俺間違ったこと言ってないんだぞっ!
麻美に至っては特に何も気にしてる様子はないからそれはそれでつまんなかった。なんだよぉ、少しくらいはこっちに関心持てよなぁ!
昨日、麻美が桃を連れてミクスドペアの復縁をしたと思われるんだけど、その結果が気になった俺は翌日クラスに到着早々に麻美に尋ねてみた。
そしたら機嫌良さげな表情で「元通りだ」と答えるものだからガチでびっくりした。だって桃はもう麻美と組むのはこりごりみたいな様子だったし、何があってそんなミラクルが起こったのか分かんなかった。
「当たり前だろ」
「いやいや、当たり前って……桃を脅したとかじゃないよね?」
「は? 私をなんだと思ってるわけ?」
おっと。これはヤバい。口チャック。でもすぐにチャックを開けて麻美の問いかけは聞かなかったことにし、違う話題を投げてみる。
「それよりさ、次のミクスドではちゃんと勝てる見込みあんの?」
「当たり前のことを聞くな。あるに決まってんだろ」
「わぁーお。その根拠は?」
「休みに桃城とストテニで特訓する」
それで何とかなると思ってるんだ……へー。いや、まともな試合になるならいいんだけどさ。本当に今度は上手くいくか気になるとこだよ、マジで。
いや、てかさ、ちょっと離れたとこに不二がいるんだけど、絶対に俺らの話聞いてるっぽいんだよな~。
だって麻美がストテニで特訓するって聞いた途端小さく頷いてたもん。あれ、絶対に突撃するでしょ。
てか不二ってさ、麻美のこと興味持ってるんだけど、なんか最近かなりというかめちゃくちゃ気にかけてるっていうの? めちゃくちゃ構ってるみたいなんだよな。
多分だけどさ、菊丸様の予想では興味を抱いたらいつの間にか好きになっちゃってたやつでない? うわー。ありえそー。不二に限ってそんな些細なことで好きになるとかないと思ってたけど俺もそうだから否定も出来ないな~。
麻美ってばおっかないけどさ、美人だし、たま~~に優しいとこあんだよ。根っからの悪人とかじゃないんだし、そりゃあ惹かれる要素のひとつくらいあるってことじゃない?
……まぁ、でかい態度とるとことかちょっと可愛いなって思ったりするわけよ。こんなこと他の奴に言うとからかわれそうだから言いたくないけど。
「でもさー桃とばっか組まなくても他に相性いい奴いるかもしんないじゃん? たまには違う奴と練習してみなよ~。例えば俺とかさ~」
ダメ元で聞いてみる。ミクスド大会に出場するって決まったばっかの頃にも聞いたことあるけど。
「なんで私があんたのフォロー役に回らなきゃなんないんだよ」
まーた同じ理由で顔を顰めて断られちった。別に俺だってフォローくらい出来るっつーの。麻美ってさ、なかなかに頑固なんだよな。
「どっちにしてももう一人くらいペアの相方を見繕ってもいいと思うんだよね。だってさ、もし桃が大会当日に風邪引いたり怪我したりして出場出来なかったら麻美も出れなくなるじゃん? そうなったら麻美は別のミクスドペアに試合を譲っちゃうの?」
「私が出ないとか有り得ない」
だと思ったよ。まぁ、シングルスの戦力的には欲しいとこだけど、ダブルスではまだまだだ。正直なとこ麻美じゃない別の子でも代わりが利くといえば利く。
「それなら尚のこと桃以外のペアと練習するのもありだと思うけどなぁ」
「桃城がそう簡単に風邪だの怪我だのするわけがない」
「なんでそんな自信持って言えるんだか……」
「それにその時のことはその時に考える。今考えても仕方ない」
麻美らしいけど、その時になってからじゃ遅いっての!
「俺、ちゃーんと忠告したかんなっ? 何かあってからじゃ遅いんだぞっ」
「はいはい」
適当にあしらわれた俺はカチンときたので「ふーんだっ」と口にして自分の席へと戻った。
別に桃に固執しなくても息抜き程度とか、気分転換とかの気持ちでダブルス組んでもいいじゃんか。……もしかして麻美って桃のこと好きとかないよな? 流石にそんな感じには見えないし。それはないと思う。思いたい。
ちらりと最後に見た不二に関しては俺に対してなのか、麻美に対してなのかは分かんないけど面白がるようにくすくす笑ってた。俺間違ったこと言ってないんだぞっ!
麻美に至っては特に何も気にしてる様子はないからそれはそれでつまんなかった。なんだよぉ、少しくらいはこっちに関心持てよなぁ!