自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
vol.13 さっさと帰って練習するぞ
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数少ないテニス部取材の日。男子テニス部の敷地に入ることが許されたあたしはカシャリカシャリと写真を撮っては確認する。けれどなかなか綺麗に撮れない。だってみんな動くからね! 当然なんだけど!
「どうだい、西成? 取材はちゃんと出来ているのか?」
そんなあたしの元へからかい目的なのか乾がやって来た。この者は背が高いだけじゃなくあたしを小馬鹿にするからもうちょっと敬愛の念を向けるべきだと思うなっ!
「見れば分かるでしょ。超真面目にやってるよ!」
「まぁ、それが当たり前なんだがな」
「素直に褒めなよっ!」
「ところでこの間発行した校内新聞見たよ」
「おぉ! どうだった? いい出来でしょ!」
ふふん、と鼻を高くする。この前の地区大会についての新聞なんだけど、何度も部長からリテイクを食らったが一生懸命頑張ったのだ。これは褒められてしかるべき。
「きっと何度も書き直しをされた上で妥協して、さらに添削をしたんだろうな。新聞部の部長も大変だな、と思ったよ。まぁ、記事自体はそれなりに面白い出来ではあったかな。お前にしては」
「ほんっと! ねちっこい言い方だこと!!」
なんで素直に褒めないのかしら! そりゃあ、沢山手助けはしてもらいましたけど!? でも頑張ったじゃん! ねちねちばっかしちゃってさー! 何なのっ? 機嫌でも悪いの!?
「ところで西成。お前は千石と知り合いだったのか?」
「はい?」
突然の話題の切り替え。もうあたしが書いた校内新聞の話はしたくないってか! ……って、千石ってついさっきどこかで聞いたような。
「……あ! あのオレンジ頭の子っ? 知り合いって言うかさっき初めて会ったよ」
すぐに千石の顔を思い出した。何だかとてもフレンドリーで距離の近い子だったけど、とんでもないナンパ師だったな……。
「その割には嬉しそうに手を握られていたけど、早速大石から乗り換えたのか? やれやれ、恋愛さえも忙しない奴だな」
「酷い言いがかりだな!? そんなことないのだが!?」
ふぅ、と呆れる溜め息を吐き捨てられたがとんでもない言われようである。乾ってばあたしのこと何だと思ってるの!? 恋多き女だと思ってるのかしら!?
「まぁ、そうだとは思っていたよ。どうせ適当な褒め言葉で舞い上がっていたのだろう。そんなだからチョロいと言われるんだぞ」
「チョロいって言われてるの初耳なんだけど!?」
「俺の中ではずっとそう言っている」
「君だけじゃん! いいじゃんか褒め言葉を素直に受け止めても! 可愛いって言われたんだもん!」
ぷんぷんと怒りをあらわにしながら地団駄を踏む。てか、乾ってばあたしのことチョロいって思ってたのがムカつく!
「まったく、言われ慣れていないからといって喜ぶな。千石は女子相手なら誰にでも言うぞ」
眼鏡のブリッジを上げながらさらに追い討ちをかけるようなことを言ってくる。言われなくともそんな気はしていたよ! あたしの洞察力を舐めないでちょうだい!
「そうだろうなとは思ってましたよ! でも可愛いって言ってくれる方が嬉しいもんね! ふーんだっ!」
これ以上乾から馬鹿にされたくないため、べーっと舌を出して奴の前から逃げ出した。
なんでいつも突っかかってくるのか分かりゃしないけど、いつもいつも喧嘩を吹っかけてくるんだから腹立たしいったらないよ!
「……まぁ、確かに可愛い部類であることは認めるよ」
「どうだい、西成? 取材はちゃんと出来ているのか?」
そんなあたしの元へからかい目的なのか乾がやって来た。この者は背が高いだけじゃなくあたしを小馬鹿にするからもうちょっと敬愛の念を向けるべきだと思うなっ!
「見れば分かるでしょ。超真面目にやってるよ!」
「まぁ、それが当たり前なんだがな」
「素直に褒めなよっ!」
「ところでこの間発行した校内新聞見たよ」
「おぉ! どうだった? いい出来でしょ!」
ふふん、と鼻を高くする。この前の地区大会についての新聞なんだけど、何度も部長からリテイクを食らったが一生懸命頑張ったのだ。これは褒められてしかるべき。
「きっと何度も書き直しをされた上で妥協して、さらに添削をしたんだろうな。新聞部の部長も大変だな、と思ったよ。まぁ、記事自体はそれなりに面白い出来ではあったかな。お前にしては」
「ほんっと! ねちっこい言い方だこと!!」
なんで素直に褒めないのかしら! そりゃあ、沢山手助けはしてもらいましたけど!? でも頑張ったじゃん! ねちねちばっかしちゃってさー! 何なのっ? 機嫌でも悪いの!?
「ところで西成。お前は千石と知り合いだったのか?」
「はい?」
突然の話題の切り替え。もうあたしが書いた校内新聞の話はしたくないってか! ……って、千石ってついさっきどこかで聞いたような。
「……あ! あのオレンジ頭の子っ? 知り合いって言うかさっき初めて会ったよ」
すぐに千石の顔を思い出した。何だかとてもフレンドリーで距離の近い子だったけど、とんでもないナンパ師だったな……。
「その割には嬉しそうに手を握られていたけど、早速大石から乗り換えたのか? やれやれ、恋愛さえも忙しない奴だな」
「酷い言いがかりだな!? そんなことないのだが!?」
ふぅ、と呆れる溜め息を吐き捨てられたがとんでもない言われようである。乾ってばあたしのこと何だと思ってるの!? 恋多き女だと思ってるのかしら!?
「まぁ、そうだとは思っていたよ。どうせ適当な褒め言葉で舞い上がっていたのだろう。そんなだからチョロいと言われるんだぞ」
「チョロいって言われてるの初耳なんだけど!?」
「俺の中ではずっとそう言っている」
「君だけじゃん! いいじゃんか褒め言葉を素直に受け止めても! 可愛いって言われたんだもん!」
ぷんぷんと怒りをあらわにしながら地団駄を踏む。てか、乾ってばあたしのことチョロいって思ってたのがムカつく!
「まったく、言われ慣れていないからといって喜ぶな。千石は女子相手なら誰にでも言うぞ」
眼鏡のブリッジを上げながらさらに追い討ちをかけるようなことを言ってくる。言われなくともそんな気はしていたよ! あたしの洞察力を舐めないでちょうだい!
「そうだろうなとは思ってましたよ! でも可愛いって言ってくれる方が嬉しいもんね! ふーんだっ!」
これ以上乾から馬鹿にされたくないため、べーっと舌を出して奴の前から逃げ出した。
なんでいつも突っかかってくるのか分かりゃしないけど、いつもいつも喧嘩を吹っかけてくるんだから腹立たしいったらないよ!
「……まぁ、確かに可愛い部類であることは認めるよ」