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vol.12 少なくとも俺達のテニス部は全国No.1を諦めるつもりはないからな

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「大石っ! 取材オッケー!?」

 ミクスドダブルス3と2が同時進行だったため、取材のため反復横跳びの如くあっちのコートに向かったりこっちのコートに向かったりと走り回ったはようやくダブルス3の試合を終えた男子である大石の元へ駆け寄り声をかけた。

西成さん。あぁ、構わないよ」

 タオルで汗を拭う大石はの突撃取材にも嫌な顔ひとつせずに笑みを浮かべて受けることにした。

「今回のミクスド大会、都大会行きは決定してるけど大石的に地区大会はどうだった?」
「そうだな……課題が多いと思ったよ。やっぱり実戦してみて気づくことも多いし、ましてや異性と組むから勝手が違うこともあったかな。それはそれで新しい発見なんだけどね」
「ちなみに課題って?」
「実戦だな。やっぱり経験が足りないと思ったよ。いくらダブルスが得意と言っても組む相手は違うし、同性とは違って攻撃や守備の範囲がまた変わってくる。このままじゃ全国どころじゃないな……」

 真剣に悩み、答える大石の横顔をぽへーと見蕩れてしまいながら取材中だと気づいたは慌ててメモを取る。

「お、大石はミクスドも全国優勝を狙ってるの?」
「あぁ、もちろんだ。男子テニス部もミクスドも、そして女子テニス部も全国優勝出来たらいいなって。夢みたいなことを言ってるけど、それでも目標は高い方がいいからさ。少なくとも俺達のテニス部は全国No.1を諦めるつもりはないからな」

 大会はまだまだ始まったばかりで3年生にとっては最後のチャンス。夢でも何でも高い目標を持つことは何も悪くない。そう思ったはうんうんと強く頷いた。

「なんか、いいね! 青春って感じで! あたし応援してるから全国優勝頑張ってね! いい記事を書いて新聞にでかでかと優勝の文字を出したいからっ!」
「あはは、それはそれでプレッシャーが凄いけど、テニス部専属の西成さんのためにも頑張るよ」

 照れくさく笑う大石にも照れ笑いで返すと大石は「あ」と呟いた。

「そういえばダブルス1の赤宮さんと桃の試合は見なくていいのかい?」
「ハッ! そ、そうだ。地区大会の順位結果が明らかになる最後の試合だった! ちょっと近くで見てくる!」

 慌ただしくカメラを手にして試合を近くで見ようと駆け出した
 途中、躓いたりして大石もびくっと反応してしまったが転ぶことなく何とか持ち直したのでそれを見てホッと安心した。

「いつ見ても危なっかしい奴だな」
「うわっ! 乾っ!? び、びっくりした……」

 にゅっと大石の後ろから現れた乾に大袈裟なくらい驚いた大石は少し距離を取ってしまった。

「大石、お前は彼女のことどう思う?」
「え? 彼女?」
西成のことだ」
西成さん? またなんで突然」
「データ収集の一環だ」

 そう答える乾に納得してしまった大石は今一度について考えてみた。西成という人間性について自分はどう思うかを。

「えーと、元気で真面目に部活を頑張るいい子だなぁってくらいかな……」
「なるほど。その反応と答えでは……あいつも報われないな」
「? どういうことだ?」
「こっちの話だ」

 乾の話が見えなくて首を傾げるが、有耶無耶にされてしまう。話したくない内容かもしれないので大石はあえて深く追求することはしなかった。
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