自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
大会前の休日
主人公名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……」
休日、曇り気味ではあるが雨は降らない予報なので、ふらっと買い物に出かけようと思い立った麻美は街を散策するが、途中である人物を見つけてしまい、訝しげな顔で立ち止まった。
まるでファッションモデルのような人の目を引く存在感。服装のセンスもあるだろうが漂うオーラが一般人とはまるで違う。
しかも素顔を少しでも隠そうとしているのか、黒いサングラスをしていたが、まるでお忍びの芸能人のようだ。
それは紛れもなく跡部景吾である。
(……何やってんだあいつは)
誰かと待ち合わせなのか一人で腕を組みながら辺りを見回しているように見える。時折腕時計を確認しているのでおそらくそうだろうと麻美は確信した。とはいえ、待ち人がいようとも通りすがる人は関係ない。
皆、彼に目を向けていて中には逆ナンしようと跡部に声をかける女性もいる。その度に跡部は断っていてモテる男も大変だなと鼻で笑ったらサングラス越しに目が合ったような気がした。
相手の目が見えないのではっきりとは断言出来ないが、何となくそんな気がして麻美は目を逸らし、その場から離れようと歩を進めた……が。
「待て」
後ろから手を掴まれてしまった。やはり気付かれていたようだが、それはまだいいとしてなぜ彼が麻美を追って引き止めたのか彼女は分からず、ただただ嫌そうな表情を相手に向ける。
「馴れ馴れしく触るな」
「声をかけたところで立ち止まらねぇだろ」
「必要性がないだろ」
跡部から手を振り払い、結局足止めを食らったことに腹立たしく思いながら麻美は相手を睨んだ。
「で? 何の用だ?」
隠す気もない不機嫌なオーラを纏わせながら跡部に問うと、彼はただ一言こう告げた。
「俺に付き合え」
「断る」
「礼はもちろんする。ランチをご馳走してやるよ」
「断る」
どちらにしても即答である。跡部からのランチの誘いは彼を慕う女子ならば垂涎ものだというのに麻美にとっては煩わしいものでしかなかった。
跡部もその返答を予想していたため、仕方ないと軽く溜め息を吐く。
「西成に関することだと言ってもか?」
「それを先に言え、馬鹿」
キッと睨みながら考えを改めたような発言をする麻美に跡部は「じゃあ決まりだな」と口端を軽く上げる。
そんな二人を近寄り難いと思っていたのか、遠巻きで見ていた女性達が残念そうな声を漏らしていた。
「なぁんだ、連れがいるじゃん。狙ってたのに~」
「そりゃあ彼女の一人や二人はいるでしょうね」
は? 誰が彼女だ。そう言わんばかりに目を光らせると女性達はそそくさと離れて行ってしまった。しかしその行動が逆に彼女達に「ヤバ、あの彼女怖っ!」と牽制されたと思われていることまでは気付かなかったようだ。
「……女避けに私を使うつもりか?」
「このままじゃ邪魔されかねないからな」
他人に利用されると思うと気分が悪いが、遥に関することだと言われたら我慢せざるを得ない。
(そもそもまたあいつは何をしでかしたんだ)
あのトラブルメーカーめ。これで何度目だ。安堵出来ると思ったのに次から次へと何かしら起こしやがる。
舌打ちをしながら今回は何があったか跡部に確認しようとした矢先、跡部のスマートフォンに電話が入る。
「俺だ。……あぁ、分かった。このまま待機しておく」
すぐに電話を切った跡部だが、おそらく遥に関することだろうと思われる。
「説明しろ」
「それは後だ。来たぜ」
勿体ぶるなと口にしたくなったが跡部の視線を追ってみると、人混みに紛れて頭一つ飛び出た人物の存在に気付く。
樺地崇弘だ。周りの人達が子どものようにも思えるほどの身長の高さのおかげで中学生らしかぬガタイと大人顔負けの貫禄ある顔がよく見える。
「樺地がどうした?」
「樺地の隣をよく見てみな」
どういうことだ? 樺地の隣に誰かいるのか? そう思い目を凝らして見ると、人混みでよく見えなかった樺地の隣に並んで歩く人物の存在に気付く。それが遥だった。
「下僕と樺地が一緒なのか。……で? 今回は何があるっつーんだ」
「今日、西成が樺地にランチを馳走すると言ってたから変なもん食わせねーか見張るんだよ」
「……は?」
聞けば獅堂七奈に突き飛ばされた際に助けてくれたお礼をしたいと遥が申し出たらしく、樺地が頷いた現場を跡部が直接見ていた。
「樺地が行くと判断したから俺がやいやい言うつもりはないが、俺は樺地の体調を考えて何を口にするか確認しなきゃならねぇ」
「樺地の保護者かあんたは」
思わず呆れてしまった。何を口にしようが相手の勝手だろうし、わざわざそれだけのために休日を潰してるのか。
「部員の体調管理も疎かには出来ねぇだろ。もし、外食じゃなく西成の奴が手料理を用意したなんてことになったら俺はそれを全力で止める。大会前に体調を崩させるわけにはいかねぇからな」
「……」
跡部の言い分を聞いてなるほどと麻美は納得せざるを得なかった。
跡部はおそらく知っているのだろう。遥の料理スキルが壊滅的だと。何せ彼女は樺地に想いを寄せているのだから手料理で胃袋を掴むという考えを持ってしまったら大変なことになる。
さすがの麻美も気付いてしまった。遥に関係があると言うから何かの被害を被るのかと思ったが、今回は加害する立場に回る可能性があるのだと。
別に自分や秋以外の相手なら遥の手料理を食べてどうなろうと知ったことではないが、相手が樺地ならさすがに阻止してやりたい気持ちは麻美にもある。
樺地は他の部員と比べて言葉数は少なく、会話も「ウス」ばかりで常に跡部の後ろに立つ後輩。
最初は無愛想でいい体格をしていることもあり、喧嘩でも売られたらすぐに買ってやろうと思ってずっと構えていたが、日が経つにつれて樺地は純粋無垢の心根優しい性格の持ち主だと認識を変えてから、麻美の中での樺地は「いい奴」になった。
麻美は心底優しい人間に弱いのでそんな人間に良からぬことが起こるならば守ってやらないわけにはいかない。
「言いたいことは分かった。下僕がもし弁当を出した時点でぶっ飛ばしに行く」
「そこまでしなくていい」
樺地の胃を守るため、麻美と跡部は二人に気付かれないように後を追った。
しかし、遥はともかく樺地は視野が広いのか、それとも野生の勘なのか跡部の気配を感じて時折辺りを見回して探しているように見えたのでその度に二人は物陰に隠れる。
だから樺地と遥とはかなり離れた距離で尾行するため、見失うこともしばしば。その都度、跡部はどこかに電話をして遥達を別で監視している者から場所を聞いていた。
「……誰と電話してんだよ」
「うちの執事ミカエルだ」
「執事を尾行に使わせるのか」
「ミカエルは優秀なんでな」
誇らしげに笑う跡部に麻美は執事の使い所を間違っていないか気にしながらも、ミカエルの報告により再び遥達を追い始めた。
しかし、数十分経つがずっとウロウロしている様子でいつまで経っても昼ご飯を食べる様子が見受けられない。
そしてようやく麻美はあることに気付く。
「思ったけど……下僕の手に弁当らしき物はなさそうだし手料理の線は消えるんじゃないのか」
「甘ぇな、赤宮。バーベキュースタイルだったり、キャンプスタイルだったらどうする?」
「こんな街中でそんな野外飯する場所ないだろ」
「決めつけるのは良くねぇぜ。店に入るまで分からねぇだろ」
いや、さすがに普通の外食をするだろ。そう思いながらも、何をしでかすか分からない遥の性格上、完全無視することも出来ないので麻美も入店するまでは見張ることに徹した。
それから十分後、ようやく尾行した二人がとある飲食店へと入店する。
そこは庶民の味方でもある牛丼が専門の店。時間をかけた割にここかよと思う麻美だったが、すぐに「下僕が奢るとなるとこの程度が妥当か」と納得したが、跡部はどうやら違ったようでフッと口元を緩めた。
「西成の奴、やるじゃねーの。樺地の好物を選んだことは褒めてやる」
「あの店に樺地の好物があるのか?」
「あぁ、牛丼が好きなんだよ。それにあのチェーン店は樺地もよく行ってるからな」
「なら、もう安心ってわけだな。樺地も食あたりを起こす心配はなさそうだし」
「そういうことだな。何も仕込まれなくて良かったぜ」
「よし。じゃあ、早くこっちにも飯を食わせろ。こんなに時間がかかるとは思ってなかったし、腹減った」
「なんだ、ランチは断ってたじゃねーか」
「気が変わった。あんたなら美味い物食わせてくれるだろ」
「お前は結構気分屋だな……まぁ、いい。約束はちゃんと守るぜ。お前の舌を唸らせるもんを食わせてやる」
ひとまず樺地の身体に害のある物を口にすることはないと分かった二人も昼ご飯を食べることに決めた。
多少お高い物を食べさせてくれるだろうと思い、跡部の行きつけに着いて行った麻美だが、想像以上に格式の高い店に連れられて多少どころか相当お高いランチのコースをご馳走になった麻美はお礼の方が高いなと心の中で思うのだった。
(まぁ、カラオケに行く感覚でメットガラに連れて行かされるよりはマシか)
休日、曇り気味ではあるが雨は降らない予報なので、ふらっと買い物に出かけようと思い立った麻美は街を散策するが、途中である人物を見つけてしまい、訝しげな顔で立ち止まった。
まるでファッションモデルのような人の目を引く存在感。服装のセンスもあるだろうが漂うオーラが一般人とはまるで違う。
しかも素顔を少しでも隠そうとしているのか、黒いサングラスをしていたが、まるでお忍びの芸能人のようだ。
それは紛れもなく跡部景吾である。
(……何やってんだあいつは)
誰かと待ち合わせなのか一人で腕を組みながら辺りを見回しているように見える。時折腕時計を確認しているのでおそらくそうだろうと麻美は確信した。とはいえ、待ち人がいようとも通りすがる人は関係ない。
皆、彼に目を向けていて中には逆ナンしようと跡部に声をかける女性もいる。その度に跡部は断っていてモテる男も大変だなと鼻で笑ったらサングラス越しに目が合ったような気がした。
相手の目が見えないのではっきりとは断言出来ないが、何となくそんな気がして麻美は目を逸らし、その場から離れようと歩を進めた……が。
「待て」
後ろから手を掴まれてしまった。やはり気付かれていたようだが、それはまだいいとしてなぜ彼が麻美を追って引き止めたのか彼女は分からず、ただただ嫌そうな表情を相手に向ける。
「馴れ馴れしく触るな」
「声をかけたところで立ち止まらねぇだろ」
「必要性がないだろ」
跡部から手を振り払い、結局足止めを食らったことに腹立たしく思いながら麻美は相手を睨んだ。
「で? 何の用だ?」
隠す気もない不機嫌なオーラを纏わせながら跡部に問うと、彼はただ一言こう告げた。
「俺に付き合え」
「断る」
「礼はもちろんする。ランチをご馳走してやるよ」
「断る」
どちらにしても即答である。跡部からのランチの誘いは彼を慕う女子ならば垂涎ものだというのに麻美にとっては煩わしいものでしかなかった。
跡部もその返答を予想していたため、仕方ないと軽く溜め息を吐く。
「西成に関することだと言ってもか?」
「それを先に言え、馬鹿」
キッと睨みながら考えを改めたような発言をする麻美に跡部は「じゃあ決まりだな」と口端を軽く上げる。
そんな二人を近寄り難いと思っていたのか、遠巻きで見ていた女性達が残念そうな声を漏らしていた。
「なぁんだ、連れがいるじゃん。狙ってたのに~」
「そりゃあ彼女の一人や二人はいるでしょうね」
は? 誰が彼女だ。そう言わんばかりに目を光らせると女性達はそそくさと離れて行ってしまった。しかしその行動が逆に彼女達に「ヤバ、あの彼女怖っ!」と牽制されたと思われていることまでは気付かなかったようだ。
「……女避けに私を使うつもりか?」
「このままじゃ邪魔されかねないからな」
他人に利用されると思うと気分が悪いが、遥に関することだと言われたら我慢せざるを得ない。
(そもそもまたあいつは何をしでかしたんだ)
あのトラブルメーカーめ。これで何度目だ。安堵出来ると思ったのに次から次へと何かしら起こしやがる。
舌打ちをしながら今回は何があったか跡部に確認しようとした矢先、跡部のスマートフォンに電話が入る。
「俺だ。……あぁ、分かった。このまま待機しておく」
すぐに電話を切った跡部だが、おそらく遥に関することだろうと思われる。
「説明しろ」
「それは後だ。来たぜ」
勿体ぶるなと口にしたくなったが跡部の視線を追ってみると、人混みに紛れて頭一つ飛び出た人物の存在に気付く。
樺地崇弘だ。周りの人達が子どものようにも思えるほどの身長の高さのおかげで中学生らしかぬガタイと大人顔負けの貫禄ある顔がよく見える。
「樺地がどうした?」
「樺地の隣をよく見てみな」
どういうことだ? 樺地の隣に誰かいるのか? そう思い目を凝らして見ると、人混みでよく見えなかった樺地の隣に並んで歩く人物の存在に気付く。それが遥だった。
「下僕と樺地が一緒なのか。……で? 今回は何があるっつーんだ」
「今日、西成が樺地にランチを馳走すると言ってたから変なもん食わせねーか見張るんだよ」
「……は?」
聞けば獅堂七奈に突き飛ばされた際に助けてくれたお礼をしたいと遥が申し出たらしく、樺地が頷いた現場を跡部が直接見ていた。
「樺地が行くと判断したから俺がやいやい言うつもりはないが、俺は樺地の体調を考えて何を口にするか確認しなきゃならねぇ」
「樺地の保護者かあんたは」
思わず呆れてしまった。何を口にしようが相手の勝手だろうし、わざわざそれだけのために休日を潰してるのか。
「部員の体調管理も疎かには出来ねぇだろ。もし、外食じゃなく西成の奴が手料理を用意したなんてことになったら俺はそれを全力で止める。大会前に体調を崩させるわけにはいかねぇからな」
「……」
跡部の言い分を聞いてなるほどと麻美は納得せざるを得なかった。
跡部はおそらく知っているのだろう。遥の料理スキルが壊滅的だと。何せ彼女は樺地に想いを寄せているのだから手料理で胃袋を掴むという考えを持ってしまったら大変なことになる。
さすがの麻美も気付いてしまった。遥に関係があると言うから何かの被害を被るのかと思ったが、今回は加害する立場に回る可能性があるのだと。
別に自分や秋以外の相手なら遥の手料理を食べてどうなろうと知ったことではないが、相手が樺地ならさすがに阻止してやりたい気持ちは麻美にもある。
樺地は他の部員と比べて言葉数は少なく、会話も「ウス」ばかりで常に跡部の後ろに立つ後輩。
最初は無愛想でいい体格をしていることもあり、喧嘩でも売られたらすぐに買ってやろうと思ってずっと構えていたが、日が経つにつれて樺地は純粋無垢の心根優しい性格の持ち主だと認識を変えてから、麻美の中での樺地は「いい奴」になった。
麻美は心底優しい人間に弱いのでそんな人間に良からぬことが起こるならば守ってやらないわけにはいかない。
「言いたいことは分かった。下僕がもし弁当を出した時点でぶっ飛ばしに行く」
「そこまでしなくていい」
樺地の胃を守るため、麻美と跡部は二人に気付かれないように後を追った。
しかし、遥はともかく樺地は視野が広いのか、それとも野生の勘なのか跡部の気配を感じて時折辺りを見回して探しているように見えたのでその度に二人は物陰に隠れる。
だから樺地と遥とはかなり離れた距離で尾行するため、見失うこともしばしば。その都度、跡部はどこかに電話をして遥達を別で監視している者から場所を聞いていた。
「……誰と電話してんだよ」
「うちの執事ミカエルだ」
「執事を尾行に使わせるのか」
「ミカエルは優秀なんでな」
誇らしげに笑う跡部に麻美は執事の使い所を間違っていないか気にしながらも、ミカエルの報告により再び遥達を追い始めた。
しかし、数十分経つがずっとウロウロしている様子でいつまで経っても昼ご飯を食べる様子が見受けられない。
そしてようやく麻美はあることに気付く。
「思ったけど……下僕の手に弁当らしき物はなさそうだし手料理の線は消えるんじゃないのか」
「甘ぇな、赤宮。バーベキュースタイルだったり、キャンプスタイルだったらどうする?」
「こんな街中でそんな野外飯する場所ないだろ」
「決めつけるのは良くねぇぜ。店に入るまで分からねぇだろ」
いや、さすがに普通の外食をするだろ。そう思いながらも、何をしでかすか分からない遥の性格上、完全無視することも出来ないので麻美も入店するまでは見張ることに徹した。
それから十分後、ようやく尾行した二人がとある飲食店へと入店する。
そこは庶民の味方でもある牛丼が専門の店。時間をかけた割にここかよと思う麻美だったが、すぐに「下僕が奢るとなるとこの程度が妥当か」と納得したが、跡部はどうやら違ったようでフッと口元を緩めた。
「西成の奴、やるじゃねーの。樺地の好物を選んだことは褒めてやる」
「あの店に樺地の好物があるのか?」
「あぁ、牛丼が好きなんだよ。それにあのチェーン店は樺地もよく行ってるからな」
「なら、もう安心ってわけだな。樺地も食あたりを起こす心配はなさそうだし」
「そういうことだな。何も仕込まれなくて良かったぜ」
「よし。じゃあ、早くこっちにも飯を食わせろ。こんなに時間がかかるとは思ってなかったし、腹減った」
「なんだ、ランチは断ってたじゃねーか」
「気が変わった。あんたなら美味い物食わせてくれるだろ」
「お前は結構気分屋だな……まぁ、いい。約束はちゃんと守るぜ。お前の舌を唸らせるもんを食わせてやる」
ひとまず樺地の身体に害のある物を口にすることはないと分かった二人も昼ご飯を食べることに決めた。
多少お高い物を食べさせてくれるだろうと思い、跡部の行きつけに着いて行った麻美だが、想像以上に格式の高い店に連れられて多少どころか相当お高いランチのコースをご馳走になった麻美はお礼の方が高いなと心の中で思うのだった。
(まぁ、カラオケに行く感覚でメットガラに連れて行かされるよりはマシか)