自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
ひとときの平和の質問攻め
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秋や遥が跡部ファンの女子に因縁をつけられた翌日の昼食時のこと。
食堂に向かう途中の麻美は秋と遥に声をかけられ、一緒に昼ご飯を食べることになった。実のところ久々の三人揃っての昼ご飯である。
三人は仲がいいとは言え、クラスが違うこともあり四六時中一緒というわけではない。
秋は生徒会に所属しているため、生徒会室にて会議のあと昼ご飯を取ることもある。
遥はすぐクラスに馴染むことが出来るタイプの人間なので日によりあちこちで昼食を取るし、秋や麻美を見かけたらすぐさま誘ってお昼を一緒に過ごす。
麻美は基本的に一人でお昼を食べることが多い。元々友人というものを必要としない彼女は秋と遥以外の人間と昼食を取ることは全くないのが当たり前。
弁当を持参する日もあれば食堂で食べることもあるが、騒がしい所が嫌いなので静かな場所をいつも探す。
三人は食堂で空いてる席を探し、それぞれのお昼ご飯を準備した。
麻美は学食で注文したフレンチ料理。秋は弁当を持参。遥は購買部で購入したパン。三者三様である。
すると、学食に備え付けられていたテレビモニターが起動した。
教室などにもあるテレビだが、校長の話や生徒会のお知らせ、または運動会の組み分け抽選を実況中継するために使われる。
そんなモニターに映ったのが跡部だったため、食堂内はざわつき始めた。
「あ。跡部じゃん」
「昼飯時になんだ? 生徒会の知らせか?」
「私は何も聞いてないけど……」
副生徒会長の秋がそう言うのなら生徒会絡みの話ではなさそうだ。
学園の生徒がみんなテレビへと注目する中、跡部はマイクを持って口を開いた。
『昼食時に邪魔するぜ。お前らにしっかり話しておきたいことがあってこの場を借りた』
どうやらテレビがない場所にいる生徒には校内放送を流してまで全ての生徒に伝えようとしていることが分かる。
『この度、我が氷帝学園男子テニス部に三人のマネージャーを入部させた。三人とも俺様が入部を許した奴らだ。このことで何かしら不満に思う奴がいたらそいつらじゃなく直接俺に抗議しろ。まかり間違ってもうちのマネージャーに文句を言うようなら男子テニス部に喧嘩を売ったと見なす』
その言葉に学園中が驚きの声をあげただろう。当人である麻美達はそのまま固まってしまう。
『すでにうちのマネージャー達に脅迫、暴行を受けたと報告は受けている。もちろん、実行者及び関わった奴らもすでに把握済みだ。ここまで言えば大体分かるだろ。これは警告だ。次はないと思え、以上』
ブツッ。と放送が終わり、食堂には静寂に包まれる。しばらくしてから生徒達は騒ぎ出し、三人達へと視線が注がれた。
「あの三人に手を出したら跡部に目をつけられるらしいな……」
「っつーか、すでに手を上げたってファンクラブの奴らか? やべぇな」
という男子達の会話。
「いいなー。跡部様に守られてる~!」
「私もマネージャーになりたかった~!」
という女子達の会話。
「……一気に目立っちゃったね」
「そもそもマネージャーになった時点で目立ってるだろ」
「麻美はマネージャーにならなくとも目立ってるけどねぇ」
「あ? どういう意味だ?」
「深い意味はありません!!」
「二人ともご飯中だよ。……けど、跡部が手を打ってくれたからもう変に手出しはされないだろうし、安心出来るね」
「ねー!」
「張り合いないな……」
つまらないと言いたげな麻美ではあったが、秋にとっては悩みの種のひとつだった嫌がらせがなくなることにホッと一安心した。
遥はというと、この放送によりさらに知名度が上がってしまったなぁと呑気なことを考えていた。
食堂に向かう途中の麻美は秋と遥に声をかけられ、一緒に昼ご飯を食べることになった。実のところ久々の三人揃っての昼ご飯である。
三人は仲がいいとは言え、クラスが違うこともあり四六時中一緒というわけではない。
秋は生徒会に所属しているため、生徒会室にて会議のあと昼ご飯を取ることもある。
遥はすぐクラスに馴染むことが出来るタイプの人間なので日によりあちこちで昼食を取るし、秋や麻美を見かけたらすぐさま誘ってお昼を一緒に過ごす。
麻美は基本的に一人でお昼を食べることが多い。元々友人というものを必要としない彼女は秋と遥以外の人間と昼食を取ることは全くないのが当たり前。
弁当を持参する日もあれば食堂で食べることもあるが、騒がしい所が嫌いなので静かな場所をいつも探す。
三人は食堂で空いてる席を探し、それぞれのお昼ご飯を準備した。
麻美は学食で注文したフレンチ料理。秋は弁当を持参。遥は購買部で購入したパン。三者三様である。
すると、学食に備え付けられていたテレビモニターが起動した。
教室などにもあるテレビだが、校長の話や生徒会のお知らせ、または運動会の組み分け抽選を実況中継するために使われる。
そんなモニターに映ったのが跡部だったため、食堂内はざわつき始めた。
「あ。跡部じゃん」
「昼飯時になんだ? 生徒会の知らせか?」
「私は何も聞いてないけど……」
副生徒会長の秋がそう言うのなら生徒会絡みの話ではなさそうだ。
学園の生徒がみんなテレビへと注目する中、跡部はマイクを持って口を開いた。
『昼食時に邪魔するぜ。お前らにしっかり話しておきたいことがあってこの場を借りた』
どうやらテレビがない場所にいる生徒には校内放送を流してまで全ての生徒に伝えようとしていることが分かる。
『この度、我が氷帝学園男子テニス部に三人のマネージャーを入部させた。三人とも俺様が入部を許した奴らだ。このことで何かしら不満に思う奴がいたらそいつらじゃなく直接俺に抗議しろ。まかり間違ってもうちのマネージャーに文句を言うようなら男子テニス部に喧嘩を売ったと見なす』
その言葉に学園中が驚きの声をあげただろう。当人である麻美達はそのまま固まってしまう。
『すでにうちのマネージャー達に脅迫、暴行を受けたと報告は受けている。もちろん、実行者及び関わった奴らもすでに把握済みだ。ここまで言えば大体分かるだろ。これは警告だ。次はないと思え、以上』
ブツッ。と放送が終わり、食堂には静寂に包まれる。しばらくしてから生徒達は騒ぎ出し、三人達へと視線が注がれた。
「あの三人に手を出したら跡部に目をつけられるらしいな……」
「っつーか、すでに手を上げたってファンクラブの奴らか? やべぇな」
という男子達の会話。
「いいなー。跡部様に守られてる~!」
「私もマネージャーになりたかった~!」
という女子達の会話。
「……一気に目立っちゃったね」
「そもそもマネージャーになった時点で目立ってるだろ」
「麻美はマネージャーにならなくとも目立ってるけどねぇ」
「あ? どういう意味だ?」
「深い意味はありません!!」
「二人ともご飯中だよ。……けど、跡部が手を打ってくれたからもう変に手出しはされないだろうし、安心出来るね」
「ねー!」
「張り合いないな……」
つまらないと言いたげな麻美ではあったが、秋にとっては悩みの種のひとつだった嫌がらせがなくなることにホッと一安心した。
遥はというと、この放送によりさらに知名度が上がってしまったなぁと呑気なことを考えていた。