自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
そして彼らと彼女達は帰国した
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るんるんっ。心も身体も軽い。だってかばっちと食べ歩きして、レイ作りを体験して、さらに作ったレイを交換もしちゃったー! うれしー!
でも時間があっという間に過ぎていくから夕暮れにはホテルへと帰還。かばっちは跡部の元へ行かなくてはならないのでロビーで別れることになった。
名残惜しいけど、それでも今日の出来事はあまりにも楽しい思い出となり、つい鼻歌交じりで部屋に戻ろうとエレベーターを待っていると、到着した昇降機から幼馴染みが降りてきた。
「あ、萩~!」
「遥? 樺地とのお出かけは終わったの?」
「うん! マラサダとかハワイフードを食べ歩きして、レイ作りとかもして、かばっちと交換したのっ」
乗ろうとしていたエレベーターを見送り、にっこりと笑みを浮かべる萩に今日の出来事を語った。身振り手振りで必死に楽しかったことを伝える。
何せ最初は萩と出かける予定だったのに彼はあたしを気遣ってかばっちと二人きりにしてくれた。
「萩、ありがとね。かばっちと二人でいさせてくれて」
「遥が喜んでくれたら何よりだよ。それにそのレイも良く似合ってるね。さすが樺地が作り上げただけあるよ。センスもいい」
そう言って萩はあたしのレイへと手に触れる。紫と白の花が連なるかばっちお手製の首飾りを褒めてもらえてとても嬉しいし、思わず照れ笑いをしてしまう。
「えへへ。かばっちが作るとプロ級に上手だしね。持って帰ってずっと大事にするんだっ」
「それなら明日帰る時に早めに空港に向かわないといけないね。植物を日本に持ち帰る時は植物検疫を受けて検査証明書を発行してもらわないと駄目だから」
「検査、証明書?」
「うん。日本に持って帰れない物や検査を受けなきゃ持ち込めない物とかあるからね。俺から跡部に話しておくから少しでも早めに空港に行けるように手配してもらうよ」
「そうなんだ。教えてくれてありがと、萩っ」
「多分樺地も理解してるはずだから、先に伝えてるかもしれないけどね」
それでもわざわざ教えてくれるし、跡部にも話をつけようとしてくれるのだから萩ってばほんと親切。さすが優しさに定評がある自慢の幼馴染みである。
「あとは押し花にするといいかもね。そうすれば長く取っておけるから」
「なるほど! 枯らしたくないもんねっ。ナイスアイデア!」
あたしのことだから何もせずそのままにして終わると思い、考えてくれたのだろう。フォローまでばっちりだ。
「ふふっ。役に立って良かったよ。あ、そうだ。今からちょっととある場所に行くんだけど遥もどうかな?」
「? どこ行くの?」
「それは見てからのお楽しみがいいかな。すぐそこだし、きっと遥も感動すると思うんだ」
感動するような場所なんだ。すでにハワイの海に感激してしまったので他にもそういうスポットでもあるのだろうか? 夕飯時ではあるが、近場ならいいのかもしれない。それに萩とお出かけもなくなったわけだし、その代わりというのもあれだけど、誘われたならば行かないわけにはいかない!
行く! と答えると、萩は嬉しそうにしながら案内をしてくれた。
ホテルから出て本当にすぐだった。同じ敷地内といえばいいのだろうか、たどり着いた場所は教会である。
中に入ってもいいの? と思ったが、あたしの言いたいことを理解したのか、萩が「自由に見学出来るんだって」と教えてくれた。チャペルを見る機会なんてそうそうないからちょっとワクワクする!
教会の中は真っ白で壮麗な空間だった。バージンロードから祭壇へと伸びる白の大理石は自分の姿が映るほど綺麗だ。なんだか清廉な気持ちになる。
花嫁、花婿の立つ祭壇側には大きな窓があり、ハワイの海が見える。今はオレンジ色に染まっているせいか、真っ白な空間の色にも夕焼けの光が射し込んでいた。
「ラッキーだね。俺達しかいないよ」
「やりぃ! 貸切だねっ」
ぴょんぴょんと跳ねたあと、チャペル内をスマホで撮影しまくった。綺麗だし、あとで麻美と秋にも写真を見せてあげよう。
「遥、練習がてらバージンロード歩いてみない?」
その提案に「いいね!」と頷き、入口側のバージンロードへ向かう。萩の隣に立って一緒に祭壇へと向かう。それっぽく見せるため、萩の腕に絡みついてみた。萩は一瞬驚く顔をするものの、文句を言うことなく微笑みを浮かべてくれる。
「入場の際はすでに新郎が待っているから、今の俺の立ち位置は遥の父親ってことになるよ」
「あ、そうなんだ?」
「うん。こうやって遥を連れて、最後は新郎に託すんだ。次に讃美歌を歌ったり、牧師による聖書の朗読を聞いたり。あとは遥もよく知ってる流れかな」
「愛することを誓いますか? ってやつ?」
「そうだよ」
おわー! 憧れるー! チャペル結婚式マジ憧れるー! こんな感じで幸せな結婚式をかばっちと挙げたい!
「流れは何となく理解した?」
「うん! 結婚式挙げたくなった!」
「遥の結婚式、俺も見てみたいよ。幸せの天辺に辿り着いた瞬間でもあるからね」
「ほんと? あたしも萩には絶対に見てほしいから結婚式には絶対来てね!」
一番の幼馴染みに祝福されたら絶対もっと幸せになれると思うんだ。そう伝えると、萩は少し間を空けたあとで「そうだね」と綺麗に笑ってくれた。
でも時間があっという間に過ぎていくから夕暮れにはホテルへと帰還。かばっちは跡部の元へ行かなくてはならないのでロビーで別れることになった。
名残惜しいけど、それでも今日の出来事はあまりにも楽しい思い出となり、つい鼻歌交じりで部屋に戻ろうとエレベーターを待っていると、到着した昇降機から幼馴染みが降りてきた。
「あ、萩~!」
「遥? 樺地とのお出かけは終わったの?」
「うん! マラサダとかハワイフードを食べ歩きして、レイ作りとかもして、かばっちと交換したのっ」
乗ろうとしていたエレベーターを見送り、にっこりと笑みを浮かべる萩に今日の出来事を語った。身振り手振りで必死に楽しかったことを伝える。
何せ最初は萩と出かける予定だったのに彼はあたしを気遣ってかばっちと二人きりにしてくれた。
「萩、ありがとね。かばっちと二人でいさせてくれて」
「遥が喜んでくれたら何よりだよ。それにそのレイも良く似合ってるね。さすが樺地が作り上げただけあるよ。センスもいい」
そう言って萩はあたしのレイへと手に触れる。紫と白の花が連なるかばっちお手製の首飾りを褒めてもらえてとても嬉しいし、思わず照れ笑いをしてしまう。
「えへへ。かばっちが作るとプロ級に上手だしね。持って帰ってずっと大事にするんだっ」
「それなら明日帰る時に早めに空港に向かわないといけないね。植物を日本に持ち帰る時は植物検疫を受けて検査証明書を発行してもらわないと駄目だから」
「検査、証明書?」
「うん。日本に持って帰れない物や検査を受けなきゃ持ち込めない物とかあるからね。俺から跡部に話しておくから少しでも早めに空港に行けるように手配してもらうよ」
「そうなんだ。教えてくれてありがと、萩っ」
「多分樺地も理解してるはずだから、先に伝えてるかもしれないけどね」
それでもわざわざ教えてくれるし、跡部にも話をつけようとしてくれるのだから萩ってばほんと親切。さすが優しさに定評がある自慢の幼馴染みである。
「あとは押し花にするといいかもね。そうすれば長く取っておけるから」
「なるほど! 枯らしたくないもんねっ。ナイスアイデア!」
あたしのことだから何もせずそのままにして終わると思い、考えてくれたのだろう。フォローまでばっちりだ。
「ふふっ。役に立って良かったよ。あ、そうだ。今からちょっととある場所に行くんだけど遥もどうかな?」
「? どこ行くの?」
「それは見てからのお楽しみがいいかな。すぐそこだし、きっと遥も感動すると思うんだ」
感動するような場所なんだ。すでにハワイの海に感激してしまったので他にもそういうスポットでもあるのだろうか? 夕飯時ではあるが、近場ならいいのかもしれない。それに萩とお出かけもなくなったわけだし、その代わりというのもあれだけど、誘われたならば行かないわけにはいかない!
行く! と答えると、萩は嬉しそうにしながら案内をしてくれた。
ホテルから出て本当にすぐだった。同じ敷地内といえばいいのだろうか、たどり着いた場所は教会である。
中に入ってもいいの? と思ったが、あたしの言いたいことを理解したのか、萩が「自由に見学出来るんだって」と教えてくれた。チャペルを見る機会なんてそうそうないからちょっとワクワクする!
教会の中は真っ白で壮麗な空間だった。バージンロードから祭壇へと伸びる白の大理石は自分の姿が映るほど綺麗だ。なんだか清廉な気持ちになる。
花嫁、花婿の立つ祭壇側には大きな窓があり、ハワイの海が見える。今はオレンジ色に染まっているせいか、真っ白な空間の色にも夕焼けの光が射し込んでいた。
「ラッキーだね。俺達しかいないよ」
「やりぃ! 貸切だねっ」
ぴょんぴょんと跳ねたあと、チャペル内をスマホで撮影しまくった。綺麗だし、あとで麻美と秋にも写真を見せてあげよう。
「遥、練習がてらバージンロード歩いてみない?」
その提案に「いいね!」と頷き、入口側のバージンロードへ向かう。萩の隣に立って一緒に祭壇へと向かう。それっぽく見せるため、萩の腕に絡みついてみた。萩は一瞬驚く顔をするものの、文句を言うことなく微笑みを浮かべてくれる。
「入場の際はすでに新郎が待っているから、今の俺の立ち位置は遥の父親ってことになるよ」
「あ、そうなんだ?」
「うん。こうやって遥を連れて、最後は新郎に託すんだ。次に讃美歌を歌ったり、牧師による聖書の朗読を聞いたり。あとは遥もよく知ってる流れかな」
「愛することを誓いますか? ってやつ?」
「そうだよ」
おわー! 憧れるー! チャペル結婚式マジ憧れるー! こんな感じで幸せな結婚式をかばっちと挙げたい!
「流れは何となく理解した?」
「うん! 結婚式挙げたくなった!」
「遥の結婚式、俺も見てみたいよ。幸せの天辺に辿り着いた瞬間でもあるからね」
「ほんと? あたしも萩には絶対に見てほしいから結婚式には絶対来てね!」
一番の幼馴染みに祝福されたら絶対もっと幸せになれると思うんだ。そう伝えると、萩は少し間を空けたあとで「そうだね」と綺麗に笑ってくれた。