自己中心の主人公1、優柔不断の主人公2、おバカキャラの主人公3の名前設定となります。
頂上対決を見守る覚悟
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「うーん。跡部くんの眼力 もだけど手塚くんの零式ドロップもさすがだ」
氷帝と青学の頂上対決は試合を終わらせた他校達もその結果を己の目で見るために次々と集まっていた。
千葉代表の第3シードの六角や王者立海まで部長同士の対戦を偵察しに来ている。そんな中、山吹中も同じようにシングルス1の試合を観戦しに来たのだ。
試合は手塚の打ったボールが跳ねずにバックスピンで戻るドロップショットを放ち、先に1ゲームを先取したところ。
それは手塚国光の伝家の宝刀とも言われる零式ドロップショットである。そんな凄技を披露され、ギャラリーは驚きの声を上げた。
「いや~それにしても氷帝は女子の応援も多くて羨ましいなぁ」
山吹中のオレンジ頭の千石清純が大きな溜め息と共に氷帝へ羨望の視線を向ける。
キャーキャーと色めきだっている氷帝の女子生徒。あれが自分の所にも欲しくて仕方がなかった。
「いいな~俺も可愛い女の子からの声援が欲しいよぉ。ねぇ、そうは思わないかい室町くん?」
「……試合に集中してくださいよ」
千石がサングラスをかけた色黒の後輩に同意を求めたが、相手は呆れているのか冷静な返答をする。そんな冷めた彼に「ちぇ~ノリが悪いなぁ」と呟きながら氷帝の女子を一人ずつチェックした。
「レギュラー陣の近くで座ってる子もいるなぁ。誰かの彼女? いや、ジャージを着てるからマネージャーの可能性もあるのやも!」
氷帝レギュラー達が座る観客席に目を向ける千石は二人の女子の存在を認識した。
一人はモデルのような女神。もう一人は膝枕をする清楚な天使。思わず千石も鼻の下を伸ばした。
「ほんと氷帝の女の子ってめっちゃくちゃレベル高いね!? 跡部くんあの子達紹介してくれないかなっ!?」
正レギュラーの面子と知り合いならば部長である跡部も知っているはず。
それに跡部は過去にJr選抜にて千石に女の子を紹介してくれたこともあるので今回も話をしたら同じように架け橋になってくれるかもしれない。そう期待せずにはいられなかった。
「千石さん、試合を見てくださいよ」
さすがに試合に関係ないことで盛り上がる先輩にとうとう注意する室町だったが、千石は「分かってる分かってる~」とデレデレした声で説得力のない返事をするものだから呆れの大息をついてしまった。
「いやいや、ほんとに分かってるってば。ちゃんと試合を見なきゃ彼女達と話も合わせられないからね」
「動機が不純すぎますよ」
「何を言ってるんだい。俺は名前の通り清純であり純粋に真面目だよ」
キリッして言うものだから室町は「あぁ……はい」と相手にするのもやめることにした。
氷帝と青学の頂上対決は試合を終わらせた他校達もその結果を己の目で見るために次々と集まっていた。
千葉代表の第3シードの六角や王者立海まで部長同士の対戦を偵察しに来ている。そんな中、山吹中も同じようにシングルス1の試合を観戦しに来たのだ。
試合は手塚の打ったボールが跳ねずにバックスピンで戻るドロップショットを放ち、先に1ゲームを先取したところ。
それは手塚国光の伝家の宝刀とも言われる零式ドロップショットである。そんな凄技を披露され、ギャラリーは驚きの声を上げた。
「いや~それにしても氷帝は女子の応援も多くて羨ましいなぁ」
山吹中のオレンジ頭の千石清純が大きな溜め息と共に氷帝へ羨望の視線を向ける。
キャーキャーと色めきだっている氷帝の女子生徒。あれが自分の所にも欲しくて仕方がなかった。
「いいな~俺も可愛い女の子からの声援が欲しいよぉ。ねぇ、そうは思わないかい室町くん?」
「……試合に集中してくださいよ」
千石がサングラスをかけた色黒の後輩に同意を求めたが、相手は呆れているのか冷静な返答をする。そんな冷めた彼に「ちぇ~ノリが悪いなぁ」と呟きながら氷帝の女子を一人ずつチェックした。
「レギュラー陣の近くで座ってる子もいるなぁ。誰かの彼女? いや、ジャージを着てるからマネージャーの可能性もあるのやも!」
氷帝レギュラー達が座る観客席に目を向ける千石は二人の女子の存在を認識した。
一人はモデルのような女神。もう一人は膝枕をする清楚な天使。思わず千石も鼻の下を伸ばした。
「ほんと氷帝の女の子ってめっちゃくちゃレベル高いね!? 跡部くんあの子達紹介してくれないかなっ!?」
正レギュラーの面子と知り合いならば部長である跡部も知っているはず。
それに跡部は過去にJr選抜にて千石に女の子を紹介してくれたこともあるので今回も話をしたら同じように架け橋になってくれるかもしれない。そう期待せずにはいられなかった。
「千石さん、試合を見てくださいよ」
さすがに試合に関係ないことで盛り上がる先輩にとうとう注意する室町だったが、千石は「分かってる分かってる~」とデレデレした声で説得力のない返事をするものだから呆れの大息をついてしまった。
「いやいや、ほんとに分かってるってば。ちゃんと試合を見なきゃ彼女達と話も合わせられないからね」
「動機が不純すぎますよ」
「何を言ってるんだい。俺は名前の通り清純であり純粋に真面目だよ」
キリッして言うものだから室町は「あぁ……はい」と相手にするのもやめることにした。