名字と名前を入れてください
霞に紛れて、君に近づく【時透無一郎】
*名前変換*
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(……あれ?あの羽織は……)
蝶屋敷を出た茉子。
向かう先に、見覚えのある羽織。
「……冨岡さん!」
水柱、冨岡義勇。
炭治郎の兄弟子である義勇は、
茉子にとっても、とても尊敬する兄弟子である。
義勇は足を止め、
その声の方に視線を向けた。
「……茉子か」
茉子は笑顔で、義勇の元に駆け寄る。
「ご無沙汰してます!」
「ああ」
「冨岡さんも、蝶屋敷ですか?」
「いや」
「任務?」
「……いや、柱合会議だ」
「そんなのもあるんだ。柱は仕事がたくさんですね」
「………」
「でも、お会いできて嬉しいですっ」
義勇は受け答えをしながら
茉子を頭から足先まで見下ろす。
「………怪我したのか」
茉子は目を逸らす。
「いや、えっと……大したことでは……」
「油断するな」
「……はい」
少し俯いて、しゅんとする茉子。
義勇は小さく息を吐いた。
「……お前が元気そうで、少し安心した」
その言葉に茉子はパッと顔を上げたが、
既に義勇の姿はなかった。
(……冨岡さんと、話してる)
茉子より遅れて蝶屋敷から出てきた無一郎は、
少し遠くからそれを見ていた。
何を話しているのかまでは聞こえない。
けれど、義勇に向かって
にこにこと楽しそうに話す茉子の表情は
初めて見る“顔”だった。
(……ああいう顔もするんだ)
無一郎は顔を上げ、青空に浮かぶ雲を眺める。
(……さっきから、なんだろう……)
少しだけ、心の中に違和感を覚えながら
無一郎は再び歩き出した。
6/6ページ