名字と名前を入れてください
霞に紛れて、君に近づく【時透無一郎】
*名前変換*
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「茉子!大丈夫か?!……って、あれ??」
炭治郎の視界には、茉子と無一郎。
「時透くん!」
「炭治郎、久しぶりだね」
うって変わって笑顔の無一郎。
「茉子を助けてくれたんだな!ありがとう!」
(茉子……?)
炭治郎が呼ぶその名に、聞き覚えがあった。
「あ……」
——思い出した。
炭治郎が、ある日助けた少女を鬼殺隊に入れた話を。
反対したけれど、親の仇を取るのだと言ってきかず、やむなく信頼できる育手に託したと。
「……ああ、そうか」
無一郎は再び、茉子を見た。
「……な、なに?」
——意思の強い子で、まっすぐで。
「茉子、ちゃんとお礼言ったのか?」
「い、言ったよ!でもなんかこの人、すごいダメ出ししてくるから」
「この人じゃなくて、時透くん。また、無茶したんだろ」
炭治郎は、手をそっと伸ばして、茉子の頭にポンポンと乗せた。
「でも、頑張ったんだよな。えらいえらい」
「……っ!ちょっと…!子供じゃないんだから…っ」
そう言いながらも、茉子の表情は柔らかかった。
——怒ったり泣いたり。でも、笑顔の可愛い子だって。
「……足。止血したけど、結構出血してたみたいだから。あとで胡蝶さんのところでみてもらって。僕は、任務があるから」
「あ、うん!本当にありがとう!」
「ううん。炭治郎のためになったなら、良かったよ」
無一郎は、炭治郎に笑顔でそう言ったあと、ふと表情を戻し、茉子の方を見た。
「……ねぇ」
「……え?」
「さっきの」
「………?」
「威勢だけ良くても意味ないから」
「………え??」
「次からやめて」
茉子が何か言い返そうとした時には、無一郎は既に姿を消していた。
(……速っ……)
「ほら、時透くんも心配して……」
「……何あれ。感じ悪……」
「こら」
「だって、歳とかおんなじくらいだよね?!」
「それは、そうだろうけど……」
炭治郎は、少しだけ困ったように笑う。
「でも、さすが時透くんだね。茉子のことよく見てる」
「え?」
「戦い方とか、その怪我のこととか。見抜くの早かっただろ?」
(………)
一瞬、言葉が止まる。
「……それは……」
反論しようとしたが、言葉が見つからない。
「……そう、かも……」
さっきの言葉が、頭に残る。
『威勢だけ良くても意味ないから』
「……そんなこと、わかってるし……」
まだ暗い夜空に浮かぶ月を見て、静かに呟いた。