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4.静水に咲く
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翌朝。
二人は並んで正座して、静かに朝食を摂る。
「……お前は本当に、よく寝るな」
「……寝るというか、ほぼ失神なんですよ……」
「………」
昨晩、余韻に浸る間もなく、茉子は寝た。
「起きたら、腕も痛いし手首も痛いし」
「……それは、力の入れ方が間違っているからだ」
「だって教えてくれなかったもん」
「そんなことくらい自分で考えろ」
「………」
茉子は、何か言いたげに義勇を見る。
「……何だ」
「……厳しいなと思って」
義勇はコトッと茶碗を置く。
「……嫌か」
「え?」
茉子はキョトンとする。
「嫌じゃないです。だって……」
「………?」
「義勇さんが厳しいのは、私を強くしたいからでしょ?」
義勇は茉子に視線を下ろしたあと、正面を見て逸らす。
「……そうだ」
そう言って、小さく息を吐いた。