名字と名前を入れてください
4.静水に咲く
*名前変換*
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「此度は、刀のことでお世話になります。櫻井茉子と申します。何卒よろしくお願いいたします」
茉子は、里長の前で深々と頭を下げた。
すると、想像より遥かに高い声が返ってくる。
「まぁまぁ、面を上げてや〜」
(……え?)
茉子はゆっくりと顔を上げた。
「あ〜やっぱり!可愛い子やないか。わしは鉄地河原鉄珍。まぁまぁそんな畏まらずに。楽にしてや〜」
「お、恐れ入ります……っ」
「まぁ、畏まるのも無理ないか。里で一番小さくて一番偉いの。ワシ」
(……かわいすぎ……)
「うんうん。水柱が隣に置きたいと思うのもわかるわ」
「……え?」
「水柱は先ほども挨拶に来てくれてな。いつも定期的に手入れに来とるが、今回は少し早いと思ってな。そしたらお前さんの刀も持って来てたそうやから」
茉子は、隣に座る義勇を見る。
義勇はまっすぐ前を見て、黙ったままだ。
「お前さんの刀はボロボロだっちゅう話やから……。まぁ、終わるまでゆっくりして行きや〜」
「ありがとうございます」
「無理しすぎは、やめや〜」
「……はい」
その時、義勇の指が、わずかに膝の上で動いた。
ほんの一瞬だけ、力が入る。
茉子と義勇は頭を下げ、その場を後にした。