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3.隣に立つ理由
*名前変換*
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いつもの蝶屋敷の一角。
茉子は、本をパラパラとめくっていた。
隊服ではなく夜着のまま、ぼんやりと。
(……私、やっぱり無理なのかな.....)
鬼を斬ったとはいえ、結局1人では倒せない。
いくら鍛えても、
体は大きくならないし、力も強くならない。
どれだけ速く動けても、首を斬れなきゃ意味がない。
毒を扱えるほどの知識もない。
鬼達に面白がられるたび、イライラする。
(......でも、冨岡さんがいてくれたら.......)
茉子は座りながら膝を抱えて、丸まった。
名前を呼んで、
姿が浮かぶだけで、
とても安心できた。
(……弱くなったな、私)
そう思いながらも、
その名前を手放す気にはなれなかった。
その瞬間、風がフワッと入り、
茉子はゆっくりと振り返る。
「……あ」
そこには、義勇が立っていた。
静かに。
「......大丈夫か」
義勇のその言葉に、莉子の瞳が揺れる。
莉子は少し俯いて、ぽつりと言った。
「……すみません」
「……いや」
義勇は、黙って莉子から目を逸らす。
何か言うべきだとわかっていたが、
言葉が見つからなかった。
莉子の手元には、薬学書、解剖学書があった。
ところどころ破れていて、
文字が掠れている部分もある。
義勇には、それをどれほど使い込んできたのか、
すぐに理解できた。
「はいはい、捕まえましたよ」
後ろから手を叩きながら、しのぶは笑顔でそう言った。
「莉子?今日は絶対に安静だといいましたよね?」
「.....は、はい....ごめんなさい.....」
「冨岡さん?どの面下げて来ているのか知りませんが、今度にしてもらえますか?
これ以上、あなたの判断で莉子の体に負担をかけさせる気はありませんので」
しのぶは笑顔で隠し切れない怒りを向けて、
義勇を見る。
そして義勇は、黙ってそのまま踵を返す。
義勇は、立ち去る前に一度、茉子の顔を見る。
茉子は静かに俯いたままだった。
************
しのぶさんの毒舌書くの面白かったです。
後藤さんとしのぶさんが保護者すぎる件。笑
茉子は、本をパラパラとめくっていた。
隊服ではなく夜着のまま、ぼんやりと。
(……私、やっぱり無理なのかな.....)
鬼を斬ったとはいえ、結局1人では倒せない。
いくら鍛えても、
体は大きくならないし、力も強くならない。
どれだけ速く動けても、首を斬れなきゃ意味がない。
毒を扱えるほどの知識もない。
鬼達に面白がられるたび、イライラする。
(......でも、冨岡さんがいてくれたら.......)
茉子は座りながら膝を抱えて、丸まった。
名前を呼んで、
姿が浮かぶだけで、
とても安心できた。
(……弱くなったな、私)
そう思いながらも、
その名前を手放す気にはなれなかった。
その瞬間、風がフワッと入り、
茉子はゆっくりと振り返る。
「……あ」
そこには、義勇が立っていた。
静かに。
「......大丈夫か」
義勇のその言葉に、莉子の瞳が揺れる。
莉子は少し俯いて、ぽつりと言った。
「……すみません」
「……いや」
義勇は、黙って莉子から目を逸らす。
何か言うべきだとわかっていたが、
言葉が見つからなかった。
莉子の手元には、薬学書、解剖学書があった。
ところどころ破れていて、
文字が掠れている部分もある。
義勇には、それをどれほど使い込んできたのか、
すぐに理解できた。
「はいはい、捕まえましたよ」
後ろから手を叩きながら、しのぶは笑顔でそう言った。
「莉子?今日は絶対に安静だといいましたよね?」
「.....は、はい....ごめんなさい.....」
「冨岡さん?どの面下げて来ているのか知りませんが、今度にしてもらえますか?
これ以上、あなたの判断で莉子の体に負担をかけさせる気はありませんので」
しのぶは笑顔で隠し切れない怒りを向けて、
義勇を見る。
そして義勇は、黙ってそのまま踵を返す。
義勇は、立ち去る前に一度、茉子の顔を見る。
茉子は静かに俯いたままだった。
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しのぶさんの毒舌書くの面白かったです。
後藤さんとしのぶさんが保護者すぎる件。笑