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3.隣に立つ理由
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鬼の本体を斬ったことにより、分身も消えた。
西側で戦っていた隊士達は、
かすり傷程度の負傷で済んでいた。
事後処理、報告……
義勇は、
柱としてやらなければいけないことが残っていた。
茉子の呼吸が落ち着いたあとも、
義勇は茉子を離さなかった。
遠くを見つめ、その存在を確認した義勇は、
ゆっくり茉子から離れる。
「茉子……!」
隠たちがやって来た。
後藤は、茉子を見つけるなり駆け寄った。
「ボロボロじゃねぇかよ」
「……すみません……」
後藤はそういいながら、
茉子の腕に包帯を巻く。
傷が深くはなさそうなことを確認し、
小さく息を吐いた。
茉子の顔はいつもより白く、
手は微かに震えていた。
「……お前さ、水さんがいたのに、
どうしてこんなことになってんの?」
茉子は、細々と答える。
「……どうしてって……
冨岡さんとは離れて行動してたから……
私が戦ってること…知らなかっただろうし…」
後藤は少し黙ったあと、
「……あ、そう」
とだけ言って、ヒョイと茉子を背負う。
久しぶりに背負う茉子の体は軽かった。
(こんな体で、よくやってるよな……)
「……はぁ」
「……あ、重くてごめんなさい…」
「軽すぎだっつの」
義勇は遠くから、
後藤に背負われて帰路に向かう
茉子の後ろ姿を見ていた。
——視線を、外すことはできなかった。
西側で戦っていた隊士達は、
かすり傷程度の負傷で済んでいた。
事後処理、報告……
義勇は、
柱としてやらなければいけないことが残っていた。
茉子の呼吸が落ち着いたあとも、
義勇は茉子を離さなかった。
遠くを見つめ、その存在を確認した義勇は、
ゆっくり茉子から離れる。
「茉子……!」
隠たちがやって来た。
後藤は、茉子を見つけるなり駆け寄った。
「ボロボロじゃねぇかよ」
「……すみません……」
後藤はそういいながら、
茉子の腕に包帯を巻く。
傷が深くはなさそうなことを確認し、
小さく息を吐いた。
茉子の顔はいつもより白く、
手は微かに震えていた。
「……お前さ、水さんがいたのに、
どうしてこんなことになってんの?」
茉子は、細々と答える。
「……どうしてって……
冨岡さんとは離れて行動してたから……
私が戦ってること…知らなかっただろうし…」
後藤は少し黙ったあと、
「……あ、そう」
とだけ言って、ヒョイと茉子を背負う。
久しぶりに背負う茉子の体は軽かった。
(こんな体で、よくやってるよな……)
「……はぁ」
「……あ、重くてごめんなさい…」
「軽すぎだっつの」
義勇は遠くから、
後藤に背負われて帰路に向かう
茉子の後ろ姿を見ていた。
——視線を、外すことはできなかった。