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朝の気配で、義勇は目を開けた。
いつも通りだ。
呼吸も、鼓動も、思考も。
障子の向こうから、微かな物音がする。
人が起きて、動き始める音。
——問題ない。
義勇は、ゆっくりと上体を起こす。
(……乱れていない)
それだけを、確認する。
それ以上、考えない。
義勇は立ち上がり、隊服に袖を通す。
羽織を着て、刀の位置を確かめる。
普段と、何一つ変わらない。
障子が開く気配がした。
「……おはようございます」
茉子の声。
義勇は、そちらを見ただけで、頷く。
「……ああ」
それだけ。
視線を向けると、
茉子はもう、いつもの顔をしていた。
——問題ない。
義勇は、それを確認して、視線を外す。
「行けるな」
質問ではない。
確認だ。
「はい」
義勇はそれ以上、何も言わなかった。
必要なのは、
今、立てていること。
呼吸が乱れていないこと。
それだけで十分だ。
義勇は、戸口に向かいながら、短く言った。
「……準備をしろ」
いつも通りの声。
いつも通りの距離。
台所から、物音がしていた。
お春は、戸口へ向かう気配を感じ、2人の元へとやってきた。
「.....もう、行くのかい?」
「..... ああ。世話になった」
義勇はそれだけ言った。
「茉子ちゃん」
「はい」
そう返事をする茉子は表情は、昨日とはどこか違っていて。
お春は言葉を飲み込んだ。
「.....また、いつでもおいで」
茉子はその言葉にハッとする。
「ありがとうございます」
そして、少し照れたように笑った。
その表情を見て、お春もまた、微笑んだ。
「行くぞ」
義勇は振り返ることなく、その場をあとにした。
いつも通りだ。
呼吸も、鼓動も、思考も。
障子の向こうから、微かな物音がする。
人が起きて、動き始める音。
——問題ない。
義勇は、ゆっくりと上体を起こす。
(……乱れていない)
それだけを、確認する。
それ以上、考えない。
義勇は立ち上がり、隊服に袖を通す。
羽織を着て、刀の位置を確かめる。
普段と、何一つ変わらない。
障子が開く気配がした。
「……おはようございます」
茉子の声。
義勇は、そちらを見ただけで、頷く。
「……ああ」
それだけ。
視線を向けると、
茉子はもう、いつもの顔をしていた。
——問題ない。
義勇は、それを確認して、視線を外す。
「行けるな」
質問ではない。
確認だ。
「はい」
義勇はそれ以上、何も言わなかった。
必要なのは、
今、立てていること。
呼吸が乱れていないこと。
それだけで十分だ。
義勇は、戸口に向かいながら、短く言った。
「……準備をしろ」
いつも通りの声。
いつも通りの距離。
台所から、物音がしていた。
お春は、戸口へ向かう気配を感じ、2人の元へとやってきた。
「.....もう、行くのかい?」
「..... ああ。世話になった」
義勇はそれだけ言った。
「茉子ちゃん」
「はい」
そう返事をする茉子は表情は、昨日とはどこか違っていて。
お春は言葉を飲み込んだ。
「.....また、いつでもおいで」
茉子はその言葉にハッとする。
「ありがとうございます」
そして、少し照れたように笑った。
その表情を見て、お春もまた、微笑んだ。
「行くぞ」
義勇は振り返ることなく、その場をあとにした。