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呼吸を乱されている茉子の動きは、いつもより鈍い。
「君の呼吸はなんだか.....作り物みたいだねぇ。
だから壊しやすいのかなぁ」
(うるさい.....)
「まぁ、食ってやってもいいけど。
壊して、ギリギリのところで止めて、また壊すのもいいねぇ」
(気持ち悪い)
「ほんと、面白い呼吸だね。“ 茉子ちゃん”」
その言葉を聞いた瞬間、
茉子の中で何かがすっと冷えた。
動きが止まる。
息も、音も、遠ざかる。
「........は?」
——面白い?
私の呼吸が?
私が今まで、どれだけ努力をしてきたと思ってる。
どれだけ鍛えてきたと思ってる。
どれだけ失敗して、
どれだけ体を壊して、
それでも呼吸を掴み直してきたと思ってる。
作り物で結構。
私はこの呼吸を1から作り上げてきた。
——私の呼吸が、私を裏切るはずがない。
(........なんだ.....?)
俯いている茉子のそばから、ブワッと風が巻き起こる。
(.....また持ち直したか。
そろそろ一旦、黙らせるか.....)
鬼が呼吸をずらそうとしたその瞬間。
『香の呼吸 風の舞 静華(せいか)』
その技は、音もなく、何をしたかもわからないほどの最小の動き。
だが、それは“反響”させられていたこの鬼の見えない血鬼術を、全て弾いていた。
「.......?!」
(......何だ?何をした.....?)
それは、最速で攻撃を弾く技であるが、
呼吸を取り戻した茉子の動きに、鬼はついていけていなかった。
『香の呼吸 沈丁ノ舞 紅影(ちんちょうのまい こうえい)』
(......?何だ?今度はゆっくりだな.....)
茉子は低い位置から刀を構え、赤い残像が揺れる。
次の瞬間、回転するように鬼の懐に入り、
胸に斬撃を入れた。
一拍遅れて、胸が裂けた。
鬼の体から血が吹き出す。
茉子のその動きは、まるで花弁が一気に閉じるかのよう。
「チッ.....!」
(なんて速さだ.....!)
鬼が思わず逃げ出そうとした瞬間だった。
『水の呼吸 参加ノ型 流流舞』
「何.....?!」
茉子がその攻撃をするのを見越していたかのように、間髪入れず、義勇の刃が鬼に向かう。
(何だこいつら.....?!)
“息”が合いはじめた2人は
先ほど壊されかけていた2人と同じものとは思えなかった。
(.....だが、当たらない。
俺のこの気配を探れる者はそうそういな.....)
「.......っ?!」
高い位置から、まっすぐに光が差してくる。
『露の呼吸——白暁』
(......本当に.....なんていう速さだ....)
鬼の首は音もなく落ちて、体が崩れ始めていた。
こいつらの力の差は明らか......
女の呼吸は確実に乱れていた.....
それなのに、柱は女を信用していた.....
やっといい獲物を捕まえたと思ったのに.....
(なぜ、壊れなかった....?
なぜ、揃った......?)
鬼は、そのまま塵となり消えていった。
「君の呼吸はなんだか.....作り物みたいだねぇ。
だから壊しやすいのかなぁ」
(うるさい.....)
「まぁ、食ってやってもいいけど。
壊して、ギリギリのところで止めて、また壊すのもいいねぇ」
(気持ち悪い)
「ほんと、面白い呼吸だね。“ 茉子ちゃん”」
その言葉を聞いた瞬間、
茉子の中で何かがすっと冷えた。
動きが止まる。
息も、音も、遠ざかる。
「........は?」
——面白い?
私の呼吸が?
私が今まで、どれだけ努力をしてきたと思ってる。
どれだけ鍛えてきたと思ってる。
どれだけ失敗して、
どれだけ体を壊して、
それでも呼吸を掴み直してきたと思ってる。
作り物で結構。
私はこの呼吸を1から作り上げてきた。
——私の呼吸が、私を裏切るはずがない。
(........なんだ.....?)
俯いている茉子のそばから、ブワッと風が巻き起こる。
(.....また持ち直したか。
そろそろ一旦、黙らせるか.....)
鬼が呼吸をずらそうとしたその瞬間。
『香の呼吸 風の舞 静華(せいか)』
その技は、音もなく、何をしたかもわからないほどの最小の動き。
だが、それは“反響”させられていたこの鬼の見えない血鬼術を、全て弾いていた。
「.......?!」
(......何だ?何をした.....?)
それは、最速で攻撃を弾く技であるが、
呼吸を取り戻した茉子の動きに、鬼はついていけていなかった。
『香の呼吸 沈丁ノ舞 紅影(ちんちょうのまい こうえい)』
(......?何だ?今度はゆっくりだな.....)
茉子は低い位置から刀を構え、赤い残像が揺れる。
次の瞬間、回転するように鬼の懐に入り、
胸に斬撃を入れた。
一拍遅れて、胸が裂けた。
鬼の体から血が吹き出す。
茉子のその動きは、まるで花弁が一気に閉じるかのよう。
「チッ.....!」
(なんて速さだ.....!)
鬼が思わず逃げ出そうとした瞬間だった。
『水の呼吸 参加ノ型 流流舞』
「何.....?!」
茉子がその攻撃をするのを見越していたかのように、間髪入れず、義勇の刃が鬼に向かう。
(何だこいつら.....?!)
“息”が合いはじめた2人は
先ほど壊されかけていた2人と同じものとは思えなかった。
(.....だが、当たらない。
俺のこの気配を探れる者はそうそういな.....)
「.......っ?!」
高い位置から、まっすぐに光が差してくる。
『露の呼吸——白暁』
(......本当に.....なんていう速さだ....)
鬼の首は音もなく落ちて、体が崩れ始めていた。
こいつらの力の差は明らか......
女の呼吸は確実に乱れていた.....
それなのに、柱は女を信用していた.....
やっといい獲物を捕まえたと思ったのに.....
(なぜ、壊れなかった....?
なぜ、揃った......?)
鬼は、そのまま塵となり消えていった。