名字と名前を入れてください
6.陽だまり
*名前変換*
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
柱稽古の最中、
茉子は一時的に蝶屋敷へと戻っていた。
廊下を歩いていると、
青空を見上げているしのぶの姿が見えた。
「あ、しのぶ様。お戻りでしたか」
「……茉子」
振り向くしのぶの表情は、いつもとどこか違った。
いや、表情は同じだ。
普通ならわからない。
ただなんとなく、違う、と感じた。
「………」
茉子は思わず、黙ってしまった。
その様子を見て、しのぶはフフッと笑った。
「大丈夫。お願いしたいことがあるだけです」
「……お願い……?」
しのぶは笑顔で、静かに頷いた。
その後、炭治郎が松葉杖をつきながら戻ってきた。
義勇の稽古も始まったと聞いて。
何かあったのかな?と思い問いかけたが
「蕎麦はしばらくいいかな……」などと言っており
一体何があったのか、茉子にはよくわからなかった。
「俺ももう復帰許可が下りるから、柱稽古に参加するよ」
「うん」
微笑む茉子に、炭治郎も笑った。
「……それで、茉子にお願いがあるんだけど」
真剣な表情に変わる炭治郎の様子に
茉子も背筋を伸ばした。
**********
次の日。
茉子は義勇邸まで走った。
稽古に向かう前の義勇が、
今まさに玄関の戸を開けたところだった。
「もう、行くのか」
茉子の姿を見て、義勇はそれだけ言った。
「はい」
義勇は茉子へと近づき、目の前で足を止める。
「禰󠄀豆子の居場所は、そうそう見つからない場所だと聞いている」
そう。
茉子は、鱗滝と共に
禰󠄀豆子の元にいてほしいと頼まれていた。
初めて開発した薬。
禰󠄀豆子は太陽を克服した鬼。
人間に戻れたとしても、
無惨に場所を突き止められたら
取り込まれて終わってしまう。
全てはじめての試み。
しかし、失敗は許されない。
「先生もいると聞いているが、万が一のときは……」
義勇は言葉を詰まらせた。
万が一のときは頼む——
それは茉子を失うことかもしれない。
ほんの僅か想像しただけで、背筋が冷えた。
「……しのぶ様と、炭治郎と、義勇さんの頼みとあれば、断れませんからね」
茉子は、それだけ言って微笑む。
「……そうか」
「………」
「…………」
ここで離れたら、次に会えるのは——
「……義勇さ……っ」
言い終わるより先に、
義勇の手は茉子の元へ伸びる。
強く抱きしめられ、簪の小花が揺れた。
「……茉子」
茉子は、ずっと前から覚悟ができている。
自分だってそうだ。
だが、どうしても——
「……生きて戻れ」
吐息がかかるほど近い距離。
その声は、しっかりと茉子の耳に届く。
茉子は、背中に手を回した。
「……義勇さんも」
2人とも、頷かない。
けれど、その想いだけは同じだった。