1〜25日目!
西暦20XX年。
時代は、AI搭載型ロボットが大流行!
なかでも、超高性能の家事中心お世話型メイドロボット、通称オーダーメイド(以下、OM)は大人気!
ひと家庭に一台は当たり前!
冷蔵庫や電子レンジと並ぶ家庭になくてはならない電化製品となった。
OMの人気はなにも汎用性の高さだけでない。なんといっても、可愛かった!!
メイド!ニーソ!パッド長!
メイド!ニーソ!パッド長!
と、主に大きいお友達が黙っていなかった。
そしてここにも、黙っていられない1人の少年がいた。
俺と130
「買ってくれよー!松陽!」
「そうは言っても、おーだーめいどって元が高いし、維持費もするでしょ。うちは男3人だから、食費がかかるんですよ」
「でもでも!辰馬とか高杉とか、なんならヅラまで最近買ってもらったって言ってたんだぜ!俺だけ仲間はずれにされる!いじめられる!」
「ええー、いじめてくるやつはコテンパンにしなさい。銀時をそんな柔に鍛えたつもりはないよ」
「そうだけど!」
亜麻色の長い髪をした男、松陽に、銀髪を無造作に跳ねさせた男の子、銀時はしがみつく勢いで駄々をこねていた。
ここはある都会にぽつねんとある一軒家である。その一軒家に松陽と銀時は住んでいた。松陽はそんな銀時をものともせずに、台所で夕飯の準備をしていた。
「それにしても、何故急にそんなおーだーめいどなんかが欲しいんですか?」
「っ!だーかーらー!ヅラたちがもってるからだって!」
「……えっちなことだったらダメですよ」
「ち、ちがうっ!!」
一瞬、ぎくっとした銀時を、松陽は見逃さなかった。というのも、ヅラこと桂が持っていたから自分も欲しいという理由が半分、もう半分は可愛い女の子と屋根の下で一緒に過ごしたいという理由があった。
たかがOM、されどOM。
OMの見た目は人間の女の子と大差ないもしくはそれ以上の可愛らしさである。設計者はよく分かっている。
松陽が言った通り、男3人でこの一軒家に銀時たちは住んでいる。なのに、松陽と彼の双子の弟、虚は、性に関して淡白だった。そのため、エッチなものや女の子に関するいろいろなものが家にない。
銀時自身は、健全なる男の子。恋や性に関することに興味をもつお年頃。小学5年生。エッチがしたいわけではないが、すこーしほんのすこーし、いわゆるラブハプニング的なものを期待しないわけはない。
それは現実では難しいかもしれない。しかしその願いを叶えてくれるのが、OM!
※ここからは金髪のぐんばつ美女メイドのセリフと思い、お楽しみください。
「ご主人様、こちらお飲み物とおやつになります♡はい、あーん♡」
「ご主人様、耳かきしますので、わたしの膝に頭をお乗せください♡」
「ご主人様、お掃除しますね♡」
どこを、とは聞かない。銀時が妄想に浸かっていると、松陽はキャベツを切っていた手を止め、にっこりとした笑顔のまま、銀時の方を向いた。
「ダメですよ、そんなえっちなロボ」
「刃物向けるな!ちがうっていってんだろ!それにこれを見てくれ!」
「なになに」と松陽は、銀時が見せてきたチラシを見た。そこには、激安セールで中古OMを売りますという宣伝文句がでかでかと載っていた。確かに一般で、それも新品で買うより、随分安い価格設定だった。
さらに、家事全般お任せ!OMは忙しいあなたの味方♡という謳い文句まであり、松陽はその文字に衝撃を受けた。
「ということは、オーダーメイドに家事を任せたら、
わたしの自由時間が増えるってことですか!
甲子園も見に行けて、剣術指導の時間も増えるってことですか!」
「そ、そう!」
謎の松陽の勢いに、若干怯んだ銀時は、戸惑いながらも頷いた。沈黙が流れる。ドキドキして、松陽の反応を待った。
「ふっ、一番安いのならいいですよ」
「え、いいのか!」
「はい。その代わり、剣術指導はビシバシ行きますからね」
にっこりする松陽とは反対に、少し笑顔がひきつった銀時だった。
しかし、買ってもらえることに銀時はただただ嬉しかった。
銀時が言っていた《OMがいないと仲間はずれにされる》というのは強ち嘘ではない。やはりOMがいるいないで、話題が左右されがちである。そのため、疎外感を受ける子供も少なくはない。そこに目をつけ、いじめをする子供もまた少なからずいるのだった。
その被害に銀時は、遭ってはいない。むしろ、いじめてきたやつをボコボコにして、二度と歯向かえないようにOMを寝取ったことさえある。語弊はあるが、ざっくりというと相手のOMを手懐けたのだ。それはまた別の話であるため、ここでは省略する。
数々のOM寝取った銀時は、その時思ったのだ。
自分専用のOM が欲しい、と。
OMを買ってくれるってだけで奇跡なのだから、これ以上の我儘は言わない。好みじゃなくてもいい。大概のOMは可愛いから無問題(モーマンタイ)だ。
でも、我儘言っていいなら、おっぱいが大きいOM ……いや、ケツとタッパがでかいOM の方がいいか……と、銀時はOMが届く日を楽しみに、なかなかに寝れない夜を過ごしたのだった。
時代は、AI搭載型ロボットが大流行!
なかでも、超高性能の家事中心お世話型メイドロボット、通称オーダーメイド(以下、OM)は大人気!
ひと家庭に一台は当たり前!
冷蔵庫や電子レンジと並ぶ家庭になくてはならない電化製品となった。
OMの人気はなにも汎用性の高さだけでない。なんといっても、可愛かった!!
メイド!ニーソ!パッド長!
メイド!ニーソ!パッド長!
と、主に大きいお友達が黙っていなかった。
そしてここにも、黙っていられない1人の少年がいた。
俺と
「買ってくれよー!松陽!」
「そうは言っても、おーだーめいどって元が高いし、維持費もするでしょ。うちは男3人だから、食費がかかるんですよ」
「でもでも!辰馬とか高杉とか、なんならヅラまで最近買ってもらったって言ってたんだぜ!俺だけ仲間はずれにされる!いじめられる!」
「ええー、いじめてくるやつはコテンパンにしなさい。銀時をそんな柔に鍛えたつもりはないよ」
「そうだけど!」
亜麻色の長い髪をした男、松陽に、銀髪を無造作に跳ねさせた男の子、銀時はしがみつく勢いで駄々をこねていた。
ここはある都会にぽつねんとある一軒家である。その一軒家に松陽と銀時は住んでいた。松陽はそんな銀時をものともせずに、台所で夕飯の準備をしていた。
「それにしても、何故急にそんなおーだーめいどなんかが欲しいんですか?」
「っ!だーかーらー!ヅラたちがもってるからだって!」
「……えっちなことだったらダメですよ」
「ち、ちがうっ!!」
一瞬、ぎくっとした銀時を、松陽は見逃さなかった。というのも、ヅラこと桂が持っていたから自分も欲しいという理由が半分、もう半分は可愛い女の子と屋根の下で一緒に過ごしたいという理由があった。
たかがOM、されどOM。
OMの見た目は人間の女の子と大差ないもしくはそれ以上の可愛らしさである。設計者はよく分かっている。
松陽が言った通り、男3人でこの一軒家に銀時たちは住んでいる。なのに、松陽と彼の双子の弟、虚は、性に関して淡白だった。そのため、エッチなものや女の子に関するいろいろなものが家にない。
銀時自身は、健全なる男の子。恋や性に関することに興味をもつお年頃。小学5年生。エッチがしたいわけではないが、すこーしほんのすこーし、いわゆるラブハプニング的なものを期待しないわけはない。
それは現実では難しいかもしれない。しかしその願いを叶えてくれるのが、OM!
※ここからは金髪のぐんばつ美女メイドのセリフと思い、お楽しみください。
「ご主人様、こちらお飲み物とおやつになります♡はい、あーん♡」
「ご主人様、耳かきしますので、わたしの膝に頭をお乗せください♡」
「ご主人様、お掃除しますね♡」
どこを、とは聞かない。銀時が妄想に浸かっていると、松陽はキャベツを切っていた手を止め、にっこりとした笑顔のまま、銀時の方を向いた。
「ダメですよ、そんなえっちなロボ」
「刃物向けるな!ちがうっていってんだろ!それにこれを見てくれ!」
「なになに」と松陽は、銀時が見せてきたチラシを見た。そこには、激安セールで中古OMを売りますという宣伝文句がでかでかと載っていた。確かに一般で、それも新品で買うより、随分安い価格設定だった。
さらに、家事全般お任せ!OMは忙しいあなたの味方♡という謳い文句まであり、松陽はその文字に衝撃を受けた。
「ということは、オーダーメイドに家事を任せたら、
わたしの自由時間が増えるってことですか!
甲子園も見に行けて、剣術指導の時間も増えるってことですか!」
「そ、そう!」
謎の松陽の勢いに、若干怯んだ銀時は、戸惑いながらも頷いた。沈黙が流れる。ドキドキして、松陽の反応を待った。
「ふっ、一番安いのならいいですよ」
「え、いいのか!」
「はい。その代わり、剣術指導はビシバシ行きますからね」
にっこりする松陽とは反対に、少し笑顔がひきつった銀時だった。
しかし、買ってもらえることに銀時はただただ嬉しかった。
銀時が言っていた《OMがいないと仲間はずれにされる》というのは強ち嘘ではない。やはりOMがいるいないで、話題が左右されがちである。そのため、疎外感を受ける子供も少なくはない。そこに目をつけ、いじめをする子供もまた少なからずいるのだった。
その被害に銀時は、遭ってはいない。むしろ、いじめてきたやつをボコボコにして、二度と歯向かえないようにOMを寝取ったことさえある。語弊はあるが、ざっくりというと相手のOMを手懐けたのだ。それはまた別の話であるため、ここでは省略する。
数々のOM寝取った銀時は、その時思ったのだ。
自分専用の
OMを買ってくれるってだけで奇跡なのだから、これ以上の我儘は言わない。好みじゃなくてもいい。大概のOMは可愛いから無問題(モーマンタイ)だ。
でも、我儘言っていいなら、おっぱいが大きい