前半殆ど名前出てきません。スミマセン
恋をするまで
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「お、お兄ちゃんて」
彼女の背中を見送って顔を覆った。絶対に赤いだろうと思われる体温だった。
お兄ちゃんと言う言葉でこんなに興奮するものなのか、自分が少し怖くなった。
「おーいカラ松ぅ。いつまで寝てんだ、もう行くぞー。」
機嫌が良いので弟への態度も少し柔らかくなる。本当はカラ松が起きていればあの子の家が分かったかも知れないが、その代わりに明日の約束とお兄ちゃん呼びを頂けたので良しとしよう。
「……うーん?ハッ!カラ松boyすまない少し眠っていたようだ。待たせて悪かった!さぁ、サインをやろう!」
目覚めたばかりのカラ松だったがファンサービスに余念がない。
「あれぇ⁉︎俺のカラ松boyはドコにっ⁉︎」
目の前のおそ松に聞けば、何故か上機嫌に帰ったよと報告された。
「……そんな。ハンカチとマフラー返せなかったじゃないか!……あ、家に忘れてきてた。」
「マジで?お前お礼も言ってないし、借りた物置いてくるし、何しに来たの?」
「いや、おそ松お前こそ何しに……そのマスク貰ったのか?」
カラ松がおそ松の手にぶら下げていたモノを指した。黒いマスクは明らかに彼の物だった。
「え?あっ!」
おそ松がマスクに気が付いた瞬間、物凄い速さでマスクを口に当てた。そして深呼吸するようにスーハーと深く息を吸い込んだ。変態じみた行動に、カラ松の顔が引きつった。
「おい。止めろおそ松!いくら良い香りだからって、男だぞ!正気に戻れ!おそ松ー!」
マスクを引き剥がしにかかったが、強い意志と力でマスクは離れなかった。そんなおそ松をカラ松は哀れみの目で見ながら家へと帰った。
家の玄関でやっと顔に押し付けていたマスクを外したおそ松。その顔は蛍光灯の下で少し赤く見え、思い詰めるような表情だった。
「お、おそ松?まさかお前、そのマスク使って、するつもり、なの……か?」
カラ松がぎこちなく聞いた。まさかあの女好きのおそ松が男で致すなんてあるはずがない。
「んー。それも考えたし滾るけど、汚すのも勿体無いし……それに今日は手の方が良いかな。」
自分の手をウットリと眺めながら呟くおそ松に恐怖した。なんで、いきなりそっちに目覚めてるんだ!いつかはこのクールガイの俺も狙われるに違いない!涙目でおそ松を見ていたら、居間からひょっこりとトド松が出てきた。
「おかえりー。遅かったね。今日は会えたの?あ、おそ松兄さんはついにバレちゃったんだ?」
「何?おそ松が付いてきてた事知っていたのかトッティ!」
「んー、そりゃねー。あんなに執着してる所をみたら気になるでしょ。僕も3回くらいは参戦したんだけど、全然会えないから飽きちゃった。……で?会えたの?」
「まぁな!運命は自分で引き寄せるものだからなぁ!……マフラーとハンカチは家に忘れていったけどな。」
「わーうかつー!カラ松兄さんそういう所しかないよねー!おそ松兄さん、どんな人だった?」
そういう所しかないことはないぞトッティ!しかし、おそ松から見たカラ松boyの評価も気になる。俺が寝ていた間に何を話ていたのだろうか。そしてどうしてそっちに目覚めてしまったのだろうか。物凄く気になる。
「んー、おっさんだったよ!」
「えっ⁉︎」
さらりと嘘を吐くおそ松に激しく動揺する。もしかして俺の記憶が美化されていて、本当におっさんだった可能性もある話ぶりだ。
「へぇー。さすがのオチだね。まぁ、おっさんだったとしても、お礼して名前は聞いたんでしょ?」
「……名前?」 「…… お礼?」
おそ松とカラ松が同時に真顔になり、ア゛ーッ!と頭を抱え込んだ。
「だからバカなのっ⁉︎ どんだけなの!基本でしょ!もーなんなの、本当何しに行ったんだよ。」
長男までいて同じ失態を繰り返す事に盛大に呆れるトド松。
「まぁ、おっさんだったならカラ松兄さんの目も覚めたでしょ?逆に良かったんじゃないイケメンとかじゃなくて。」
「うん。イケメンでは無かった。……けど。」
おそ松が下を向いてマスクを取り出し、ニタリと笑った。目撃したカラ松の背中には冷たいものが流れた。
「俺も入信するよカラ松。」
「今度はこっちなの⁉︎ どういうことなのカラ松兄さん!もぅ超怖い!」
「お、俺にもよく分からないんだ。なぁ、おそ松あのboyは勧誘か何かだったのか?」
「……俺は明日、童貞を卒業するぞー‼︎」
おそ松は質問を完全無視して、両手を上げて宣言した。
「え?おっさんとって事ー⁉︎」
パニックになる俺とトド松を残して風呂て磨いてくると言って消えて行ったおそ松。果たして明日何が起こるのか。そして俺はもう一度あの人に会う事ができるのか。
「フッ、To be continued……だな。」
「そうだね。明日つけてみようねイタ松兄さん。」
トド松は思考を停止させた。
彼女の背中を見送って顔を覆った。絶対に赤いだろうと思われる体温だった。
お兄ちゃんと言う言葉でこんなに興奮するものなのか、自分が少し怖くなった。
「おーいカラ松ぅ。いつまで寝てんだ、もう行くぞー。」
機嫌が良いので弟への態度も少し柔らかくなる。本当はカラ松が起きていればあの子の家が分かったかも知れないが、その代わりに明日の約束とお兄ちゃん呼びを頂けたので良しとしよう。
「……うーん?ハッ!カラ松boyすまない少し眠っていたようだ。待たせて悪かった!さぁ、サインをやろう!」
目覚めたばかりのカラ松だったがファンサービスに余念がない。
「あれぇ⁉︎俺のカラ松boyはドコにっ⁉︎」
目の前のおそ松に聞けば、何故か上機嫌に帰ったよと報告された。
「……そんな。ハンカチとマフラー返せなかったじゃないか!……あ、家に忘れてきてた。」
「マジで?お前お礼も言ってないし、借りた物置いてくるし、何しに来たの?」
「いや、おそ松お前こそ何しに……そのマスク貰ったのか?」
カラ松がおそ松の手にぶら下げていたモノを指した。黒いマスクは明らかに彼の物だった。
「え?あっ!」
おそ松がマスクに気が付いた瞬間、物凄い速さでマスクを口に当てた。そして深呼吸するようにスーハーと深く息を吸い込んだ。変態じみた行動に、カラ松の顔が引きつった。
「おい。止めろおそ松!いくら良い香りだからって、男だぞ!正気に戻れ!おそ松ー!」
マスクを引き剥がしにかかったが、強い意志と力でマスクは離れなかった。そんなおそ松をカラ松は哀れみの目で見ながら家へと帰った。
家の玄関でやっと顔に押し付けていたマスクを外したおそ松。その顔は蛍光灯の下で少し赤く見え、思い詰めるような表情だった。
「お、おそ松?まさかお前、そのマスク使って、するつもり、なの……か?」
カラ松がぎこちなく聞いた。まさかあの女好きのおそ松が男で致すなんてあるはずがない。
「んー。それも考えたし滾るけど、汚すのも勿体無いし……それに今日は手の方が良いかな。」
自分の手をウットリと眺めながら呟くおそ松に恐怖した。なんで、いきなりそっちに目覚めてるんだ!いつかはこのクールガイの俺も狙われるに違いない!涙目でおそ松を見ていたら、居間からひょっこりとトド松が出てきた。
「おかえりー。遅かったね。今日は会えたの?あ、おそ松兄さんはついにバレちゃったんだ?」
「何?おそ松が付いてきてた事知っていたのかトッティ!」
「んー、そりゃねー。あんなに執着してる所をみたら気になるでしょ。僕も3回くらいは参戦したんだけど、全然会えないから飽きちゃった。……で?会えたの?」
「まぁな!運命は自分で引き寄せるものだからなぁ!……マフラーとハンカチは家に忘れていったけどな。」
「わーうかつー!カラ松兄さんそういう所しかないよねー!おそ松兄さん、どんな人だった?」
そういう所しかないことはないぞトッティ!しかし、おそ松から見たカラ松boyの評価も気になる。俺が寝ていた間に何を話ていたのだろうか。そしてどうしてそっちに目覚めてしまったのだろうか。物凄く気になる。
「んー、おっさんだったよ!」
「えっ⁉︎」
さらりと嘘を吐くおそ松に激しく動揺する。もしかして俺の記憶が美化されていて、本当におっさんだった可能性もある話ぶりだ。
「へぇー。さすがのオチだね。まぁ、おっさんだったとしても、お礼して名前は聞いたんでしょ?」
「……名前?」 「…… お礼?」
おそ松とカラ松が同時に真顔になり、ア゛ーッ!と頭を抱え込んだ。
「だからバカなのっ⁉︎ どんだけなの!基本でしょ!もーなんなの、本当何しに行ったんだよ。」
長男までいて同じ失態を繰り返す事に盛大に呆れるトド松。
「まぁ、おっさんだったならカラ松兄さんの目も覚めたでしょ?逆に良かったんじゃないイケメンとかじゃなくて。」
「うん。イケメンでは無かった。……けど。」
おそ松が下を向いてマスクを取り出し、ニタリと笑った。目撃したカラ松の背中には冷たいものが流れた。
「俺も入信するよカラ松。」
「今度はこっちなの⁉︎ どういうことなのカラ松兄さん!もぅ超怖い!」
「お、俺にもよく分からないんだ。なぁ、おそ松あのboyは勧誘か何かだったのか?」
「……俺は明日、童貞を卒業するぞー‼︎」
おそ松は質問を完全無視して、両手を上げて宣言した。
「え?おっさんとって事ー⁉︎」
パニックになる俺とトド松を残して風呂て磨いてくると言って消えて行ったおそ松。果たして明日何が起こるのか。そして俺はもう一度あの人に会う事ができるのか。
「フッ、To be continued……だな。」
「そうだね。明日つけてみようねイタ松兄さん。」
トド松は思考を停止させた。