前半殆ど名前出てきません。スミマセン
恋をするまで
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次の日から、出会ったあの場所であの人を探し始めたが、会えずに2週間が経っていた。
「……もう会えないのかもなぁ。これも運命……か。」
夜の静けさと暗闇の中、またあのベンチに座り俯く。
「え?今日会えるかも知んないじゃん」
突然にゅっと足元から、顔が出てきた。
言葉にならない悲鳴を上げてあまりの恐怖にそのまま後ろにベンチごとひっくり返った。すると、また別の悲鳴が響いた。
「ギャァァーー‼︎チ○コがぁぁあ!テメどけカラ松ぅぅ俺のチ○コをどうする気だぁ!」
「おおおおそ松か!なんでここにいるんだ!」
「あ゛ー!おそ松さんのおそ松がぁー!あ、いや決してお粗末では無いけど。」
「シャーラップ!なんでここに、い・る・ん・だ!」
見れば手にはスルメとビール缶が握られている。
「ほーう。宴会しながら覗きとは、趣味が良いとは言えないなぁ?んー?」
カラ松がひっくり返ったベンチの上から体重をかける。
「ギャァァ!ゴメンー!これでも心配して来てやったんだぜー⁉︎どけー!」
「何?ブラザー、そうだったのか。すまない今助けてやるからな!」
「そうだよもー。どんな宗教に金出してんのか気になるじゃん。女ならまだしもさー。ア゛ー痛い痛い!なんっで、体重かけんだよ!助けろゴラァ!」
おそ松とカラ松がやいのやいのと言い合いをしていれば、いつの間にかそこの暗闇の中人影がボーッと立っていた。
「わっ!」「ひっ!」と、同時に声を出せば、人影も驚いたように小さく飛び退いた。
「あ、コントが面白くて。……手、貸しますか?」
人影がベンチに近寄り、自販機と街灯の光に照らされた、顔はマスクで隠されていて確認はできなかった。
「……グレーのコート?グレーのコート‼︎」
カラ松がベンチから転がるように飛び出て来た。弾みでおそ松がもう一度潰されたが、気にしている余裕はなかった。
「間違いない!見つけた!やっと見つけたぜカラ松boy!」
満面の笑みで近寄ると手を取ってブンブンと振った。
「……スミマセン。誰かとお間違いじゃないかと。どこかでお会いしました?」
「……え?」
カラ松が笑顔のまま固まった。まさか覚えられていなかった?こっちはあんなにも探していたのに?寂しさと悲しみが押し寄せる。
後ろからおそ松の笑い声が響く。
「さすがカラ松!不憫!ププーッ!俺に八つ当たりなんかするからだよ。そんなんだから童貞なんだよー!」
「童貞は今関係ないだろ!」
涙目でカラ松が応戦する。
「もーいーでしょ!はい。起こしてー!そこの子も手伝ってー」
おそ松が両手で自分の上に乗っているベンチをガンガンと叩いた。
そこの子がカラ松の手から、するりと抜け出すと、おそ松を助け起こした。
「ふいー。ありがとね。」
パンパンと軽く服を叩きながら、まだ固まっているカラ松の背中を見る。
「ねぇ、本当に覚えてない?ホラ俺と同じカオしててぇー、あ、もちろん俺の方がイケてるけど。」
ニヒヒと笑う顔を見てもピンとこないようだ。首を傾げている。
「あー、うーん。あ!そうだ!マフラー!マフラーだよ!黒いの!ここで、誰かにあげなかった?」
「マフラー?……あぁーあげましたね。強制的に、こう首に巻きました。」
グルグルと首に巻きつけているであろう動作をした。
「そう、あれ俺なんだよねー。」
「いや俺だろっ!美しい思い出を横取りするな!」
カラ松が即座に訂正をする。
「ジョーダン!ジョーダン!そう、アイツが君にお世話になったんだって!可哀想だから思い出してやってよ。」
おそ松が彼の肩を抱き、カラ松の前へ連れていく。
しょんぼりとした顔が、あの日一人で寂しく座っていたお兄さんと重なった。
「あぁ、あの泣い……ココアを一緒に飲んでくれた人。暗かったので、はっきり覚えてなかったんです。」
失礼しました。と軽く頭を下げた。
「いや、こっちもそのコートを目印に探していたんだ。」
(忘れられていなかった!忘れられていなかったー‼︎)
「……怪我治りました?あの後やっぱり送っていけば良かったと思って後悔してたんです。」
「フン!既にパーフェクトボディだ。あの程度の怪我なら一日寝れば治る。なぜなら美の女神に愛されているからなぁ!」
カラ松がビシッとポーズを決める。その持ち直しぶりに、グレーコートの彼は呆然とする。
「ははー!後悔して損したね。ほらカラ松なんか言いたいことあったんでしょ?言えよ。」
カラ松の隣に来たおそ松が脇を肘で突いて促す。
「フッ。そうだったな。ン゛ン゛!……そこのカラ松boy!いくら俺が格好いい男だからって……惚れると火傷するぜ……bang!」
狙いを定め、指で鉄砲を放った。流し目を送りセクシーに決める。
「……。」
「……。」
「……?言葉も出ない程シビれたのか?まったく罪な男だぜ俺はー」
ーードスッ!
ポーズを決めたカラ松のガラ空きの腹に、おそ松の拳がめり込んだ。
「ごめんねぇ、痛いヤツで。これでも悪いヤツじゃないんだけどね。本当は君にお礼を伝えたくて、探してたんだ。弟をありがとな!」
へへっと笑った。……足元には白目を向いたカラ松が伸びていた。
「……もう会えないのかもなぁ。これも運命……か。」
夜の静けさと暗闇の中、またあのベンチに座り俯く。
「え?今日会えるかも知んないじゃん」
突然にゅっと足元から、顔が出てきた。
言葉にならない悲鳴を上げてあまりの恐怖にそのまま後ろにベンチごとひっくり返った。すると、また別の悲鳴が響いた。
「ギャァァーー‼︎チ○コがぁぁあ!テメどけカラ松ぅぅ俺のチ○コをどうする気だぁ!」
「おおおおそ松か!なんでここにいるんだ!」
「あ゛ー!おそ松さんのおそ松がぁー!あ、いや決してお粗末では無いけど。」
「シャーラップ!なんでここに、い・る・ん・だ!」
見れば手にはスルメとビール缶が握られている。
「ほーう。宴会しながら覗きとは、趣味が良いとは言えないなぁ?んー?」
カラ松がひっくり返ったベンチの上から体重をかける。
「ギャァァ!ゴメンー!これでも心配して来てやったんだぜー⁉︎どけー!」
「何?ブラザー、そうだったのか。すまない今助けてやるからな!」
「そうだよもー。どんな宗教に金出してんのか気になるじゃん。女ならまだしもさー。ア゛ー痛い痛い!なんっで、体重かけんだよ!助けろゴラァ!」
おそ松とカラ松がやいのやいのと言い合いをしていれば、いつの間にかそこの暗闇の中人影がボーッと立っていた。
「わっ!」「ひっ!」と、同時に声を出せば、人影も驚いたように小さく飛び退いた。
「あ、コントが面白くて。……手、貸しますか?」
人影がベンチに近寄り、自販機と街灯の光に照らされた、顔はマスクで隠されていて確認はできなかった。
「……グレーのコート?グレーのコート‼︎」
カラ松がベンチから転がるように飛び出て来た。弾みでおそ松がもう一度潰されたが、気にしている余裕はなかった。
「間違いない!見つけた!やっと見つけたぜカラ松boy!」
満面の笑みで近寄ると手を取ってブンブンと振った。
「……スミマセン。誰かとお間違いじゃないかと。どこかでお会いしました?」
「……え?」
カラ松が笑顔のまま固まった。まさか覚えられていなかった?こっちはあんなにも探していたのに?寂しさと悲しみが押し寄せる。
後ろからおそ松の笑い声が響く。
「さすがカラ松!不憫!ププーッ!俺に八つ当たりなんかするからだよ。そんなんだから童貞なんだよー!」
「童貞は今関係ないだろ!」
涙目でカラ松が応戦する。
「もーいーでしょ!はい。起こしてー!そこの子も手伝ってー」
おそ松が両手で自分の上に乗っているベンチをガンガンと叩いた。
そこの子がカラ松の手から、するりと抜け出すと、おそ松を助け起こした。
「ふいー。ありがとね。」
パンパンと軽く服を叩きながら、まだ固まっているカラ松の背中を見る。
「ねぇ、本当に覚えてない?ホラ俺と同じカオしててぇー、あ、もちろん俺の方がイケてるけど。」
ニヒヒと笑う顔を見てもピンとこないようだ。首を傾げている。
「あー、うーん。あ!そうだ!マフラー!マフラーだよ!黒いの!ここで、誰かにあげなかった?」
「マフラー?……あぁーあげましたね。強制的に、こう首に巻きました。」
グルグルと首に巻きつけているであろう動作をした。
「そう、あれ俺なんだよねー。」
「いや俺だろっ!美しい思い出を横取りするな!」
カラ松が即座に訂正をする。
「ジョーダン!ジョーダン!そう、アイツが君にお世話になったんだって!可哀想だから思い出してやってよ。」
おそ松が彼の肩を抱き、カラ松の前へ連れていく。
しょんぼりとした顔が、あの日一人で寂しく座っていたお兄さんと重なった。
「あぁ、あの泣い……ココアを一緒に飲んでくれた人。暗かったので、はっきり覚えてなかったんです。」
失礼しました。と軽く頭を下げた。
「いや、こっちもそのコートを目印に探していたんだ。」
(忘れられていなかった!忘れられていなかったー‼︎)
「……怪我治りました?あの後やっぱり送っていけば良かったと思って後悔してたんです。」
「フン!既にパーフェクトボディだ。あの程度の怪我なら一日寝れば治る。なぜなら美の女神に愛されているからなぁ!」
カラ松がビシッとポーズを決める。その持ち直しぶりに、グレーコートの彼は呆然とする。
「ははー!後悔して損したね。ほらカラ松なんか言いたいことあったんでしょ?言えよ。」
カラ松の隣に来たおそ松が脇を肘で突いて促す。
「フッ。そうだったな。ン゛ン゛!……そこのカラ松boy!いくら俺が格好いい男だからって……惚れると火傷するぜ……bang!」
狙いを定め、指で鉄砲を放った。流し目を送りセクシーに決める。
「……。」
「……。」
「……?言葉も出ない程シビれたのか?まったく罪な男だぜ俺はー」
ーードスッ!
ポーズを決めたカラ松のガラ空きの腹に、おそ松の拳がめり込んだ。
「ごめんねぇ、痛いヤツで。これでも悪いヤツじゃないんだけどね。本当は君にお礼を伝えたくて、探してたんだ。弟をありがとな!」
へへっと笑った。……足元には白目を向いたカラ松が伸びていた。