ウェディングドレス姿の誤解
🧸side
腕の中のひいちゃんが小さく震えていた
好き
その言葉が何度も頭の中で反響する
一瞬、ちゃんと意味がわからなかった
ひいちゃんがほのを?
胸の奥がどくん、と大きく鳴る
ずっと隠してきたものをいきなり真正面から渡されたみたいで息の仕方までわからなくなった
結婚すると思ったって
フォトブックを見て泣きそうになって
おめでとうなんて言えなくて
誰かのものにならないでって
そんなふうに思ってたなんて想像もしてなかった
あのフォトブックはただの写真館のモデルの撮影
友達に頼まれて断れへんかっただけ
結婚の予定なんてどこにもない
むしろそんな未来を考えるたび、浮かぶのはいつだってひいちゃんの顔やった
ひいちゃんはまだ高校生ほのは社会人
幼馴染っていう関係は近いくせに一歩踏み出すには遠かった
好きやなんて言ってしまったら、今までみたいに無防備に隣にいられなくなる気がしてずっと怖かった
だから言えなかった
合鍵を渡した時も“いつでも来て”って言ったのも、あれがどれだけ勇気のいる言葉やったか
たぶんひいちゃんは知らない
少しでも特別だって伝わればいい
でも、気づかれなくてもいい
そんな中途半端なまま何年も過ごしてきた
あの泣きそうな顔を見た時胸が苦しくなった
そんな顔させたかったわけじゃない
ひとりで傷ついてひとりで抱えて
それでも何も言わずに帰えっちゃったことがたまらなく切なかった
もっと早くちゃんと伝えればよかった
好きだって
ずっと特別だったって
抱きしめる腕に自然と力が入る
嬉しい
信じられへんくらい嬉しい
少し身体を離してひいちゃんの顔を見る
ぐしゃぐしゃで泣きそうで
それでもちゃんとこっちを見てる
かわいい
ほんまにどうしようもなく好きや
この先も幼馴染じゃなくてもっとちゃんと隣にいてほしい
そのために今度はほのがちゃんと返さなあかん
逃げずに誤魔化さずに
何年も胸の奥にしまっていた想いを
やっと口にできる
🧸「……何年好きやと思ってるん」
腕の中のひいちゃんが小さく震えていた
好き
その言葉が何度も頭の中で反響する
一瞬、ちゃんと意味がわからなかった
ひいちゃんがほのを?
胸の奥がどくん、と大きく鳴る
ずっと隠してきたものをいきなり真正面から渡されたみたいで息の仕方までわからなくなった
結婚すると思ったって
フォトブックを見て泣きそうになって
おめでとうなんて言えなくて
誰かのものにならないでって
そんなふうに思ってたなんて想像もしてなかった
あのフォトブックはただの写真館のモデルの撮影
友達に頼まれて断れへんかっただけ
結婚の予定なんてどこにもない
むしろそんな未来を考えるたび、浮かぶのはいつだってひいちゃんの顔やった
ひいちゃんはまだ高校生ほのは社会人
幼馴染っていう関係は近いくせに一歩踏み出すには遠かった
好きやなんて言ってしまったら、今までみたいに無防備に隣にいられなくなる気がしてずっと怖かった
だから言えなかった
合鍵を渡した時も“いつでも来て”って言ったのも、あれがどれだけ勇気のいる言葉やったか
たぶんひいちゃんは知らない
少しでも特別だって伝わればいい
でも、気づかれなくてもいい
そんな中途半端なまま何年も過ごしてきた
あの泣きそうな顔を見た時胸が苦しくなった
そんな顔させたかったわけじゃない
ひとりで傷ついてひとりで抱えて
それでも何も言わずに帰えっちゃったことがたまらなく切なかった
もっと早くちゃんと伝えればよかった
好きだって
ずっと特別だったって
抱きしめる腕に自然と力が入る
嬉しい
信じられへんくらい嬉しい
少し身体を離してひいちゃんの顔を見る
ぐしゃぐしゃで泣きそうで
それでもちゃんとこっちを見てる
かわいい
ほんまにどうしようもなく好きや
この先も幼馴染じゃなくてもっとちゃんと隣にいてほしい
そのために今度はほのがちゃんと返さなあかん
逃げずに誤魔化さずに
何年も胸の奥にしまっていた想いを
やっと口にできる
🧸「……何年好きやと思ってるん」