ロ兄術廻戦
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一体何なんだこの状況は。
人気のない職員室で七海に壁まで追いやられている。
俺年上ぞ?何なら七海は俺の昔の教え子ぞ?
『どうしたよ七海、おい』
「平手さん。今日の飲み会は不参加なんですか?」
七海が言う今日の飲み会、というのは高専関係者が集まる飲み会のことだ。そりゃ夜蛾や五条までその飲み会に参加する以上、高専内に人っ子一人残らない状況はさすがにマズイだろうと、平手は自ら留守番を買って出たのだ。
『そうだが…そう言う七海こそ参加者一覧に名前あったよな?行かなくていいのか?』
「昨日キャンセルしました」
『おいおい、七海のこと狙ってる補助監督多いんだから顔出してやれよ。それにお前もいい歳なんだから補助監督なんかと身を固めるのはどうだ?先月任務に同行してた子なんて、俺に七海の高専時代のこと根掘り葉掘り聞いてきたんだぞ。煩いったらありゃしない。だから今からでもいいから飲み会参加して答えてきてやれ。つーかそろそろ解放してくれないか。背中が痛い』
追いやられた背中は壁にぴったりとくっついていて、いい加減痺れてきそうだ。
「平手さんはその補助監督になんて答えたんですか」
『七海は高専の頃は成績優秀で儚げな美男子だったって答えたけど』
「チッ。余計なことを…」
『そうやってたまに舌打ちするような、ボロが出る話はその子には行ってないから安心しろ』
「そういう事じゃありませんよ」
『じゃあどういう…』
七海は平手の頬にキスを落とした。
「…私が身を固めないのは平手さんのことをこういった目で見ているからです。呆れましたか?失望しましたか?」
『いや…長年の疑問が確信に変わったっつーか…なんて言うか…』
そう。高専の頃から自覚はあった。
教壇に立つ平手へ、ときどき七海から熱っぽい視線を向けられたりしていたこと。当時は教師である自分を尊敬の的として見ていると解釈していたが、今になってその視線の意味がようやっと理解出来た。
しかし、尚も七海の拘束は強まるばかりだ。
とうとう股の間に右脚を押し入れてきた。
「私じゃいけませんか」
『お前は教え子だから…』
「じゃあ昔から恋人を作らないのはどうして」
『なんでそれを知ってんだよ』
「夜蛾さんが酔って零していました」
『あの人酒入るといつもボロボロ喋るんだよな』
「話を逸らさないで下さい」
恐らく首を縦に振らない限り、七海は離してくれないのだろう。
『わかったわかった…お前と付き合えばいいのか?』
「そうです」
『七海は昔からそういうとこあるよな。理詰めで攻めてくると思いきや実力行使で来るところ。はやく離せよ』
「離すわけないじゃないですか」
『なんだと?』
七海は平手を抱きすくめ、深く口付けた。
「平手さんは私の恋人なのですから」
平手は冷や汗を垂らした。七海って、こんな男だったのか?深く重く縛り付けられそうだ。
『い、いい年こいて束縛とかやめろよ…』
「それは平手さんの行動次第ですね」
人気のない職員室で七海に壁まで追いやられている。
俺年上ぞ?何なら七海は俺の昔の教え子ぞ?
『どうしたよ七海、おい』
「平手さん。今日の飲み会は不参加なんですか?」
七海が言う今日の飲み会、というのは高専関係者が集まる飲み会のことだ。そりゃ夜蛾や五条までその飲み会に参加する以上、高専内に人っ子一人残らない状況はさすがにマズイだろうと、平手は自ら留守番を買って出たのだ。
『そうだが…そう言う七海こそ参加者一覧に名前あったよな?行かなくていいのか?』
「昨日キャンセルしました」
『おいおい、七海のこと狙ってる補助監督多いんだから顔出してやれよ。それにお前もいい歳なんだから補助監督なんかと身を固めるのはどうだ?先月任務に同行してた子なんて、俺に七海の高専時代のこと根掘り葉掘り聞いてきたんだぞ。煩いったらありゃしない。だから今からでもいいから飲み会参加して答えてきてやれ。つーかそろそろ解放してくれないか。背中が痛い』
追いやられた背中は壁にぴったりとくっついていて、いい加減痺れてきそうだ。
「平手さんはその補助監督になんて答えたんですか」
『七海は高専の頃は成績優秀で儚げな美男子だったって答えたけど』
「チッ。余計なことを…」
『そうやってたまに舌打ちするような、ボロが出る話はその子には行ってないから安心しろ』
「そういう事じゃありませんよ」
『じゃあどういう…』
七海は平手の頬にキスを落とした。
「…私が身を固めないのは平手さんのことをこういった目で見ているからです。呆れましたか?失望しましたか?」
『いや…長年の疑問が確信に変わったっつーか…なんて言うか…』
そう。高専の頃から自覚はあった。
教壇に立つ平手へ、ときどき七海から熱っぽい視線を向けられたりしていたこと。当時は教師である自分を尊敬の的として見ていると解釈していたが、今になってその視線の意味がようやっと理解出来た。
しかし、尚も七海の拘束は強まるばかりだ。
とうとう股の間に右脚を押し入れてきた。
「私じゃいけませんか」
『お前は教え子だから…』
「じゃあ昔から恋人を作らないのはどうして」
『なんでそれを知ってんだよ』
「夜蛾さんが酔って零していました」
『あの人酒入るといつもボロボロ喋るんだよな』
「話を逸らさないで下さい」
恐らく首を縦に振らない限り、七海は離してくれないのだろう。
『わかったわかった…お前と付き合えばいいのか?』
「そうです」
『七海は昔からそういうとこあるよな。理詰めで攻めてくると思いきや実力行使で来るところ。はやく離せよ』
「離すわけないじゃないですか」
『なんだと?』
七海は平手を抱きすくめ、深く口付けた。
「平手さんは私の恋人なのですから」
平手は冷や汗を垂らした。七海って、こんな男だったのか?深く重く縛り付けられそうだ。
『い、いい年こいて束縛とかやめろよ…』
「それは平手さんの行動次第ですね」