イ反面ライダーEX-AID
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『ほらまた零してる』
たちまち綺麗な指で拾い集めて口へ運ぶ姿に思わず見とれたなんて、大我は口が裂けても本人には言えない。
『飯食えなくなるまで戦わないでくれない』
「んな事言われたってなあ。つーか、そんなこと言うの流星、テメェぐらいだ」
『それは有難いね』
「褒めてねえよ」
また始まったよ、とニコは呆れる。
数日前バグスターとの戦いで利き腕を負傷した大我は現在ギプスで腕を固定しており、日常の動作に困難を強いられている。
『スプーンでも使えば?まあプライドの高い花家大我クンが味噌汁をスプーンで飲むかは知らないけど』
「流星ホンット、減らず口だよな」
『どういたしまして』
「だから褒めてねえんだって」
もう二人のやり取りを聞くのも面倒になったニコは席を立った。
『ニコ、ごちそうさまは?』
「…ごちそうさまでした」
『はいえらい!大我も早く食い終われよな』
「お前、鬼?怪我人に向かってその態度とか有り得ねえだろ」
『鬼?天使の間違いでしょ』
「テメェ…」
ギリギリと奥歯を噛み締めるも余所見の結果が招いた自業自得の怪我なのだから仕方がない。
『…ったく』
するりと向かいの席から隣の席へ移動した流星は、大我の口に飯を運んでやった。
『ほらよ…今回だけだからな』
「ああ」
お互い素直じゃない、と思うことすらお互い口に出せないのだ。2人は。ニコはドアの淵に立って呆れながらその様子を見守っていた。
たちまち綺麗な指で拾い集めて口へ運ぶ姿に思わず見とれたなんて、大我は口が裂けても本人には言えない。
『飯食えなくなるまで戦わないでくれない』
「んな事言われたってなあ。つーか、そんなこと言うの流星、テメェぐらいだ」
『それは有難いね』
「褒めてねえよ」
また始まったよ、とニコは呆れる。
数日前バグスターとの戦いで利き腕を負傷した大我は現在ギプスで腕を固定しており、日常の動作に困難を強いられている。
『スプーンでも使えば?まあプライドの高い花家大我クンが味噌汁をスプーンで飲むかは知らないけど』
「流星ホンット、減らず口だよな」
『どういたしまして』
「だから褒めてねえんだって」
もう二人のやり取りを聞くのも面倒になったニコは席を立った。
『ニコ、ごちそうさまは?』
「…ごちそうさまでした」
『はいえらい!大我も早く食い終われよな』
「お前、鬼?怪我人に向かってその態度とか有り得ねえだろ」
『鬼?天使の間違いでしょ』
「テメェ…」
ギリギリと奥歯を噛み締めるも余所見の結果が招いた自業自得の怪我なのだから仕方がない。
『…ったく』
するりと向かいの席から隣の席へ移動した流星は、大我の口に飯を運んでやった。
『ほらよ…今回だけだからな』
「ああ」
お互い素直じゃない、と思うことすらお互い口に出せないのだ。2人は。ニコはドアの淵に立って呆れながらその様子を見守っていた。