イ反面ライダーEX-AID
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『あれ、ニコ居ると思ったんだけどな~』
「アイツならゲーセン行った」
土曜午前9時30分。
爽やかな朝。恋人の元を訪ねると、娘(仮)は早朝からアーケードゲームをしに出掛けていた。
『若者は元気だねえ』
「そんなじーさんみたいな台詞を吐くな」
そんな恋人はと言うと、ネット通販で炊飯器を探している。レビューがとても気になるらしく、入念に購入者の感想をチェックしていた。
『ニコから見たら俺たちオジサンだよ。それで?ついに炊飯器壊れたか?』
「いや、俺と流星の分に加えてニコの食べる量が増えたから買い替えようと思ってな...」
『お前っ...父親気取りかよ!』
「流星だって人のこと言えないだろうが」
『そんなことねえよ』
「じゃあニコが門限に帰ってこなかった時ブチ切れたのは誰だったよ」
『それは俺だ...いや、大我、お前もだっただろ!!!』
「そうだったか」
とにかく、親バカ(仮)なのだ。俺達は。
ニコもニコで俺達のことを認めてくれているみたい。
世間には男同士で...なんて言う人も居るけど、ニコにとってはそんなことは気にならないようだ。
口煩い父親みたいに思ってる、はず。
『ニコいつ帰って来るん?』
「さあな...流星、これなんてどうだ、早炊モードが従来の1.5倍早いらしい」
『いいんじゃねーの。レビューも星多いし』
「ポチッとく。今日発送で明日の昼頃着らしい」
『おー。夕飯に丁度炊けるじゃん。あ、そういや米がねえ』
「買いに行くか」
『おう、一緒に行く?』
「ああ」
大我が買い物に付いて来るだなんて珍しい。
いつもはニコが帰ってくるまで留守番してるのに。
「最近流星のこと構ってやれてないからな」
『そういうことかよ』
「ニコには鍵持たせたから」
『鍵っ子か』
「行くぞ」
羽織っていた白衣を脱いでシャツを羽織っている。春先とは言え、まだ肌寒い。シャツはこの前一緒に出た時に俺が見繕ったものだ。そう言えば冬前にも黄色のストール見繕ったな...今回のサクラ色のシャツも、うん、似合ってる。
『おう』
「...なに見惚れてるんだよ」
『ばっ...!!!ばか!!!』
「似合ってるだろ」
『自分で言うな!!早く米買いに行くぞ!!ニコが帰ってくる前にな!!』
「わかったわかった」
「おかえり...遅い!」
ぷんすかと怒りながらも出迎えてくれたニコ。
案の定先に帰ってた。
『ごめん、大我がぐずってさ~』
「ぐずってねえよ!!」
『「この三膳セットの箸、どっちの柄がいい?」って。で、選べねえなら早く帰るぞって言ったらさ、「新しい炊飯器で美味い米食べたいだろうが!!」って逆ギレしてきてさ。近くにいたちびっ子にも笑われたよ。あー恥ずかしい』
「大我、バカなの?」
『バカだろうね』
「うるせえ!!」
赤面しながらも結局買った箸を抱えてる。可愛すぎかよ。
『明日新しい炊飯器届くからさ、楽しみにしてて』
「なんで?」
「お前が来て炊く量が増えたからだ」
『でも俺ご飯作るの楽しいよ。食べてくれる人が多い方が嬉しい。早くお米炊きたいな~』
「流星の作る料理マジでおいしいよね」
『そりゃあ、料理屋で働いてるからね』
「流星の作るかぼちゃの煮付け美味いからな。酒に合う」
『ニコまだ飲めないから。勧めるなよ』
「分かってる」
『ニコが成人したら三人で飲みに行こうね~』
「...いいの?」
『なにが?』
「あたし、ずっとここに居ていいの?」
「ああ、流星だってほぼ居候だからな。一人増えたところで変わりない」
「大我ありがとう!!!!!」
「くっつくな!!!!!!!!!」
『あははは!!!!!!!さ、夕飯つーくろ!!』
「アイツならゲーセン行った」
土曜午前9時30分。
爽やかな朝。恋人の元を訪ねると、娘(仮)は早朝からアーケードゲームをしに出掛けていた。
『若者は元気だねえ』
「そんなじーさんみたいな台詞を吐くな」
そんな恋人はと言うと、ネット通販で炊飯器を探している。レビューがとても気になるらしく、入念に購入者の感想をチェックしていた。
『ニコから見たら俺たちオジサンだよ。それで?ついに炊飯器壊れたか?』
「いや、俺と流星の分に加えてニコの食べる量が増えたから買い替えようと思ってな...」
『お前っ...父親気取りかよ!』
「流星だって人のこと言えないだろうが」
『そんなことねえよ』
「じゃあニコが門限に帰ってこなかった時ブチ切れたのは誰だったよ」
『それは俺だ...いや、大我、お前もだっただろ!!!』
「そうだったか」
とにかく、親バカ(仮)なのだ。俺達は。
ニコもニコで俺達のことを認めてくれているみたい。
世間には男同士で...なんて言う人も居るけど、ニコにとってはそんなことは気にならないようだ。
口煩い父親みたいに思ってる、はず。
『ニコいつ帰って来るん?』
「さあな...流星、これなんてどうだ、早炊モードが従来の1.5倍早いらしい」
『いいんじゃねーの。レビューも星多いし』
「ポチッとく。今日発送で明日の昼頃着らしい」
『おー。夕飯に丁度炊けるじゃん。あ、そういや米がねえ』
「買いに行くか」
『おう、一緒に行く?』
「ああ」
大我が買い物に付いて来るだなんて珍しい。
いつもはニコが帰ってくるまで留守番してるのに。
「最近流星のこと構ってやれてないからな」
『そういうことかよ』
「ニコには鍵持たせたから」
『鍵っ子か』
「行くぞ」
羽織っていた白衣を脱いでシャツを羽織っている。春先とは言え、まだ肌寒い。シャツはこの前一緒に出た時に俺が見繕ったものだ。そう言えば冬前にも黄色のストール見繕ったな...今回のサクラ色のシャツも、うん、似合ってる。
『おう』
「...なに見惚れてるんだよ」
『ばっ...!!!ばか!!!』
「似合ってるだろ」
『自分で言うな!!早く米買いに行くぞ!!ニコが帰ってくる前にな!!』
「わかったわかった」
「おかえり...遅い!」
ぷんすかと怒りながらも出迎えてくれたニコ。
案の定先に帰ってた。
『ごめん、大我がぐずってさ~』
「ぐずってねえよ!!」
『「この三膳セットの箸、どっちの柄がいい?」って。で、選べねえなら早く帰るぞって言ったらさ、「新しい炊飯器で美味い米食べたいだろうが!!」って逆ギレしてきてさ。近くにいたちびっ子にも笑われたよ。あー恥ずかしい』
「大我、バカなの?」
『バカだろうね』
「うるせえ!!」
赤面しながらも結局買った箸を抱えてる。可愛すぎかよ。
『明日新しい炊飯器届くからさ、楽しみにしてて』
「なんで?」
「お前が来て炊く量が増えたからだ」
『でも俺ご飯作るの楽しいよ。食べてくれる人が多い方が嬉しい。早くお米炊きたいな~』
「流星の作る料理マジでおいしいよね」
『そりゃあ、料理屋で働いてるからね』
「流星の作るかぼちゃの煮付け美味いからな。酒に合う」
『ニコまだ飲めないから。勧めるなよ』
「分かってる」
『ニコが成人したら三人で飲みに行こうね~』
「...いいの?」
『なにが?』
「あたし、ずっとここに居ていいの?」
「ああ、流星だってほぼ居候だからな。一人増えたところで変わりない」
「大我ありがとう!!!!!」
「くっつくな!!!!!!!!!」
『あははは!!!!!!!さ、夕飯つーくろ!!』
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