設定

▧味方メインキャラ
・薙紗(なぎさ)
明るく元気なコミュ強主人公。自分がこれだと思ったことには突っ走る傾向がある。勉強はできないが頭は切れる。兄が大好きで四六時中一緒にいる。いつでもどこでも一緒だよ。初任務で親友を喰われたことから異形を憎んでいる。と本人は思っている。普通兵。
・和紗(かずさ)
おっとりにこにこお兄ちゃんだけど思ったことはズバズバ言うし割とすぐ手が出る。アシストが上手いタイプ。薙紗以外には存在が忘れられることが多いが本人はあまり気にしていない。弟のことが好き。弟のためならなんでも出来る。薙紗の理想の兄。普通兵。
・和紗(本物)
本物の和紗は既に薙紗の目の前でミンチ肉になって死んでいる。周囲からの期待と弟の「理想の兄ちゃん像」に上手く応えられない自分に苦しみ、なんとか1人鬼灯に逃げて自分を理解してくれる親友に出会い立ち直れそうだったところで任務中にその親友が自分を庇って死んでしまった。自殺未遂を何度も繰り返している。弟のことは家族として愛してはいるが目は合わせたくない。苦手。
・満葉(みつは)
ギフテッド。高慢であまり多くの人間とは関わらない。6歳の時点で既に大学の研究チームの一員として活躍しており、その功績として多大な富と地位を得た。しかし、その代償としてつけ上がった両親から酷い虐待を受け、9歳のとき7つ違いの妹を守るため親を殺して逃げるもその妹も異形に殺されてしまった。行き場がなくなり拾ってくれた鬼灯に入団したが、妹が死んだのは団長の計画だったと知り今は復讐のためだけに生きている。裏切り者。夜は必ず妹が死んだときの夢を見るので睡眠は薬頼り。戦術課長。薙紗のことが嫌い。
・煤(すす)
異形と鬼灯の戦いにより街を焼かれて両親を亡くし、そのとき負った怪我で記憶も無くしてしまった。身体能力を見込まれ団長に拾われたが、兵士ではなく武器として教育されたため感情が抜け落ち団長の命令を遂行するだけのバーサーカーと化している。教育もろくに受けておらず指令書も読めない上いつ暴走するか分からないので戦闘時は満葉から無線で直接指示を受けている。満葉の長年の努力により情緒が育ってきているところ。普通兵長。
・団長
男尊女卑の色濃い社会で大きな影響力を持つ男……のふりをした女。一部の地域では未だに信仰を集めている異形の処理部隊である鬼灯の団長という職位は奇形児を産んでしまった彼女へ下されたある意味での罰である。彼女はみずから産み落とした2人でひとつの形をした子供を愛していたが、家長の絶対的命令によりその子たちを捨てざるを得なかった。心を壊した彼女は当てつけのように今日も異形を殺すため兵士たちを死地へ送り込んでいる。自分の赤い半纏に包んだ我が子が無邪気に手をこちらに伸ばす映像が頭から離れない。もう十数年前のことだ。とっくの昔に死んでいるだろう。

▧味方サブキャラ
・彩巴(いろは)
華族の娘だったが家族が乗っていた車ごと異形に踏み潰されてしまい孤児になる。異形への憎しみとこれ以上被害者を出さないために鬼灯に入団した。プライドが高く、己の容姿に自信を持っている。と言うよりも容姿が美しくないと誰にも見てもらえないと思い込んでいる節がある。自分にも他人にも厳しい。カリスマ性がありどの課よりも部下をまとめあげている。駐屯兵長。満葉とは犬猿の仲。腐れ縁。
・まいか
鬼灯お抱えの技術士。元々は田舎の街の親から継いだ下請け工房でせっせと部品を作っていたがその技術力を団長に見込まれ鬼灯に工房メンバーと共に入団した。おっちょこちょいで嘘をつくのが下手。親しみ深くみんなに人気。彩巴のことをよく慕っており、彩巴にとっての密かな心の支えでもある。異形との戦いの中で顔を焼かれ自殺未遂を繰り返していた彩巴をもう一度駐屯兵長に返り咲かせたのは彼女である。開発課長。
・紫原(しばら)
数少ない旧鬼灯壊滅事件を体験した人間。医療担当で常に白衣を身にまとっている。面倒見がよく特例で15歳未満で入団を許可された子供たち(満葉、煤など)の世話もしているが、本人たちからするといくつになっても鬱陶しいくらいに可愛がってくるおじさんである。異形のばらまいたウイルスにより娘を亡くしており、その研究で得た技術を団員の治療に転用している。責任感があり新鬼灯の団長は彼。現医務室長。
・惺(旧:しずか 現:さとる)
男として生まれ性自認も男だが、夫に裏切られ狂った母親に女として育てられた。着たくもない女物の着物を着せられ、1日のほとんどを家の奥で椅子に縛り付けられたまま生活するような地獄の中に生きていたが、気が狂う前に母親を殴り飛ばして逃げ出した。入団当初は女嫌いが激しく気性も荒かったため指導されることも多かったが彩巴に心酔してからはめっきりなくなり、今は彩巴に認めてもらうため必死に努力している。彩巴先輩の敵は俺の敵。満葉が嫌い。男らしく振舞おうとしているが女っぽく躾られた癖が抜けず苦しんでいる。駐屯兵。薙紗とは同い年くらいで仲良し。

▧出番が少ない味方キャラ
・南(みなみ)
薙紗との元ペア。薙紗の目の前で死んでトラウマ植え付けた人。南の死→薙紗トラウマ→和紗の死→耐えられず発狂(今)の流れ。薙紗はショックのあまり和紗の死の記憶が消えている。薙紗が一緒にいると思っているのは薙紗が作り出した幻覚。
・白畔(しらせ)
元普通兵副長。カラッとしたお姉さん。両眼に傷を負い義眼になってしまったため現在は訓練兵指導部長をしている。禁煙中のため常に飴玉を舐めている。飴と鞭の飴担当だが実際鬼畜なのはこっち。昔好きだった男の夢を叶えるためにこの職位にいる。一度指導した団員全員の名前を覚えている。もちろん薙紗のこともかわいい生徒のように思っている。
・藤村(とうそん)
訓練兵指導部副長。訓練兵指導部は現役で働けなくなった兵士が大半だが藤村は特に大きな怪我もなく志願して配属された。飴と鞭の鞭担当。サディスト的なところがあり厳しい訓練でいたいけな訓練兵たちを無慈悲に苦しませるため悪魔呼ばわりされている。白畔のことを密かに慕っているが一生思い出の男に勝てない。ヤニカスなのは白畔の影響。
・静鶴(しづ)
名家の生まれだが実兄にレイプされ逃げてきた。本当は成那は弟ではなく実の息子。衛生兵長。
・昴(すばる)
女装癖持ちの男。普段はゆるゆるしたノリのギャル。姉(静鶴)に家を出るように説得した。衛生兵。ダル絡みするので惺には嫌われている。
・成那(せな)
近親相姦の末に生まれた子のため精神に異常があり情緒が不安定。孤児院に馴染めず特例で13歳で入団、医務室で紫原の手伝いをしている。
・鐡(くろがね)
デカブツ。喋らない。秧のことをよく働くいい部下だと思っているが体のゴツさと顔面のせいで怖がられている。経理装備課長。
・秧(さなえ)
童顔すぎてもうすぐアラサーなのに見た目がほぼ10代。鐡が怖すぎる。弱っちく何かと苦労するタイプなので毎日ヒーン😭と泣きながら仕事をしている。経理装備課。
・黎々(りり)
味方の異形。人間と感覚がズレているためみんなと仲良くなるために仕草を真似したりしているがそれもいまいちズレているので逆に怖がられている。暴走したときのために首に爆弾の付いた首輪をつけられている。武器扱いなので所属は戦術課。
・杏珠(あず)
京都支部の普通兵長。ギャル。劣等感狂い。
・未羅(みら)
京都支部の普通兵副長。引っ込み思案だが才能はピカイチ。
・鬼灯音楽隊のみんな
死地へ向かう団員たちを鼓舞したり音楽を楽しむ娯楽の場を提供するなどメンタルケアのための組織。

▧その他
・すい
満葉の妹。享年2歳。兄が虐待されている現場を見てしまい、それからは自分もターゲットにされた。兄に絵本を読んでもらうのが好き。
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