食いしん坊万歳~グリム
昼間の食堂にはゴーストしかいないはずなのに、リドルと頭が銀色の奴が食堂のキッチンに入っていったんだゾ。
食堂のゴーストと何か相談しているが何してるんだゾ?
「グリム、こんなとこにいたのか」
「お前、キッチンに入んじゃねーよ」
エースもデュースもうるさいんだゾ。
「ほら、グリムはこっち」
ふな~~~!!!子分、首をつままないんだゾ!
オンボロ寮の談話室でエースたちに聞いた話で分かったのは、リドルたちが
「ますたーしぇふ」
とかいうイベントに参加してるということらしいんだゾ。
「選択授業らしいよ」
「オレ様たちは参加できないのか?」
オレ様が尋ねると、エースの奴が頭を抱えた。
「…グリム、お前料理より食うほうが得意じゃねえか」
「いつも選択の人数枠があるらしいし、僕たち1年生はまだ半期終えたばかりで選択の権利がないんだって」
そこへ、りんごジュースの箱をを抱えて、エペルとジャックとセベクが来たんだゾ。
「これ、またばっちゃから送ってきたんだ。飲んで、くれるかな」
「ありがとうエペル!ゴーストたちにも好評なんだよ。おばあさんによろしくね」
「ふう、ここに置けばいいか?」
何とジャックはケースを2つも運んできたんだゾ。
「うん。ジャックもセベクもありがとう」
「ふん!これしきの荷物くらい僕にも運べるぞ。どうということはない」
う、うるさい声だと思ったら、セベクの奴なんだゾ。しかもこいつもケースを2つ運んできたんだゾ。いったいオレ様のオンボロ寮にリンゴジュースをいくつ置く気なんだゾ。
「ディアソムニア寮にもおすそ分けしたんだ。シルバー先輩が困ってたようだから」
「?シルバー先輩って、あの頭が銀色でたまに授業で寝てる人?」
「うん。なんでもリリアせんぱ・・・」
「リリア様の料理にりんごジュースを合わせるとは!シルバーもまだまだだ!」
「…相変わらず元気だねぇ」
子分があきれている。
その「ますたーしぇふ」とやらにオレ様がかかわることになるとは、この時全然気づかなかったんだゾ。
はーい、皆さんこんにちは。監督生のユウです。
グリムが今僕の膝でお休み中なので、僕がグリムに代わって実況しちゃいます。チェケラ!
「なーにぶつぶつ言ってんだよ、ユウ」
あ、やべっ!エースに見つかった。いや、ナンデモナイデス…
「ほら、次はロールキャベツだって」
エペルに促されてステージを見ると。
ヴィル先輩。
ツノ太郎。
イデア先輩。
え、何なんだよこのメンツ。
そして、出てきたものは…
「おい子分、あれ、食えるのか?!」
あ、グリム、起きた…。
テーブルに載っているのは、謎の黒い物体だ。オーバーブロットした後に残っていた黒い石…ではない。一応、ロールキャベツ的な形はしている。だが…。
「何これ、どこからどう見ても食べ物とは思えないわね」
「人間という物はこういう物を食すのだろうか」
「ヒィ~~~、こ、これならニシンのカンヅメの方がまし…」
ヴィル先輩は端っこをナイフで切り、切り口を見てしかめ面をした。ツノ太郎は皿をガン見…いや、黙視している。そしてイデア先輩に至っては、ブルブル震えているだけだ。
「では判定を!」
1点!
1点!
1点!
「いや、食ってねえだろ先輩たち!」
「シュラウド先輩に至っては手すらつけてない!」
「わ、若様にあんなものをお出しするとは‼‼」
「セベクうるさい」
「ヴィルサンめちゃくちゃ怒ってる…」
ということで、第一回戦はいきなりダークマターみたいなのが出て終わった。
食堂のゴーストと何か相談しているが何してるんだゾ?
「グリム、こんなとこにいたのか」
「お前、キッチンに入んじゃねーよ」
エースもデュースもうるさいんだゾ。
「ほら、グリムはこっち」
ふな~~~!!!子分、首をつままないんだゾ!
オンボロ寮の談話室でエースたちに聞いた話で分かったのは、リドルたちが
「ますたーしぇふ」
とかいうイベントに参加してるということらしいんだゾ。
「選択授業らしいよ」
「オレ様たちは参加できないのか?」
オレ様が尋ねると、エースの奴が頭を抱えた。
「…グリム、お前料理より食うほうが得意じゃねえか」
「いつも選択の人数枠があるらしいし、僕たち1年生はまだ半期終えたばかりで選択の権利がないんだって」
そこへ、りんごジュースの箱をを抱えて、エペルとジャックとセベクが来たんだゾ。
「これ、またばっちゃから送ってきたんだ。飲んで、くれるかな」
「ありがとうエペル!ゴーストたちにも好評なんだよ。おばあさんによろしくね」
「ふう、ここに置けばいいか?」
何とジャックはケースを2つも運んできたんだゾ。
「うん。ジャックもセベクもありがとう」
「ふん!これしきの荷物くらい僕にも運べるぞ。どうということはない」
う、うるさい声だと思ったら、セベクの奴なんだゾ。しかもこいつもケースを2つ運んできたんだゾ。いったいオレ様のオンボロ寮にリンゴジュースをいくつ置く気なんだゾ。
「ディアソムニア寮にもおすそ分けしたんだ。シルバー先輩が困ってたようだから」
「?シルバー先輩って、あの頭が銀色でたまに授業で寝てる人?」
「うん。なんでもリリアせんぱ・・・」
「リリア様の料理にりんごジュースを合わせるとは!シルバーもまだまだだ!」
「…相変わらず元気だねぇ」
子分があきれている。
その「ますたーしぇふ」とやらにオレ様がかかわることになるとは、この時全然気づかなかったんだゾ。
はーい、皆さんこんにちは。監督生のユウです。
グリムが今僕の膝でお休み中なので、僕がグリムに代わって実況しちゃいます。チェケラ!
「なーにぶつぶつ言ってんだよ、ユウ」
あ、やべっ!エースに見つかった。いや、ナンデモナイデス…
「ほら、次はロールキャベツだって」
エペルに促されてステージを見ると。
ヴィル先輩。
ツノ太郎。
イデア先輩。
え、何なんだよこのメンツ。
そして、出てきたものは…
「おい子分、あれ、食えるのか?!」
あ、グリム、起きた…。
テーブルに載っているのは、謎の黒い物体だ。オーバーブロットした後に残っていた黒い石…ではない。一応、ロールキャベツ的な形はしている。だが…。
「何これ、どこからどう見ても食べ物とは思えないわね」
「人間という物はこういう物を食すのだろうか」
「ヒィ~~~、こ、これならニシンのカンヅメの方がまし…」
ヴィル先輩は端っこをナイフで切り、切り口を見てしかめ面をした。ツノ太郎は皿をガン見…いや、黙視している。そしてイデア先輩に至っては、ブルブル震えているだけだ。
「では判定を!」
1点!
1点!
1点!
「いや、食ってねえだろ先輩たち!」
「シュラウド先輩に至っては手すらつけてない!」
「わ、若様にあんなものをお出しするとは‼‼」
「セベクうるさい」
「ヴィルサンめちゃくちゃ怒ってる…」
ということで、第一回戦はいきなりダークマターみたいなのが出て終わった。