詩 2025/1/26〜

2024/12/15

君はとても、とても大きなドアを開けてしまったんだよ。誰も開けられなくて、何年も何年も待っていた扉さ。悲しくて丸まっていた君がどうしてそんな大きなことを成し遂げられたのかわからないよ。世界はもう核戦争で終わってしまった。人は消え、大きなバッタが闊歩し、足が6本になった山の動物たちがひっそりと魚を怖がって生きている。Hagh hopes、君はそんなものじゃなかった。世界から拒絶されていた君は密かな土の中で100年眠った。そこには核の熱も放射線の光も届かなかった。そう、君はただ眠っていた。眠っていただけなんだ。時をひっそりと待っていたんだよね。それはまるで種のように。生命の始まり。アダムとイブではなく、君はリンゴの種から生まれた。しっかりと覚えておいで。君の親と、そのきっかけを。
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