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詩 2022/07/04〜

きみのたいおんがふと
ぼくの左のふとももに
そっとよりそう
それだけで
もう
じゅうぶん、
じゅうぶんわかるよ
どれだけの大きなきみが
ぼくの中でそだっているのか
きみの喉が動いているとそれだけで、
それだけでぐっとくる、
うずく。
ぼくがいままでしてきたことが
すべて。
曲調が変わった
そうきみは変調
ぼくのこころをフクザツカした
あかるくてくらい音
しかしぼくらはまだ和音ではない
かさなってはいない。
まぎらわしいな
とってもまぎらわしい
たのしい
ぼくらはまだ芽が出ていない予備軍
赤い顔してるのを誰のせいなのかわかってテ
わからナいしてる予備軍
せぼねの一つ一つを味わってみたい予備軍
生卵がすきなのか知りたい予備軍
だからぼくはひとりで
ふたりになったきになる
きみのことを想像して
天国を見た気分になるときもある
あるいはきみを捩じ伏せた妄想をして
あっ、
口許(くちもと)を抑える。
きみのとこの金魚、いっぴきもってきたら、
きみが捕まえに来ないだろうか
ぼくはあのあかいのがいい


2022/09/30
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