詩 2022/07/04〜
飛ぶ心臓
日が昇ると
自分の不甲斐なさが照らされる
あの扉が開くまで
私は暗闇の中にいる
片付けてしまいたい記憶も
今では私の友達だ
暗闇ではみんな友達
悲しい想いも
全て黒い中に溶け出してしまう
酸素
血中濃度
赤血球
まるでおなかのなか
私はあなたを一人にしない
決して
決して
だから私は闇に潜る
ライトはつけないで
私を一人にして
孤独など忘れさせて
私は闇
闇は私
お互い支え合って生きてるの
だから私から奪わないで
カチッとライトが点くと
現実に引き戻される
私を引っ張らないで
偽りだと分かってても
この闇に溺れていたいの
好きなの
人は海に帰るんでしょ
或いは土に
だったら私は闇に
闇は光がないと生きていけないの
照らされないと出来ないの
だから私を照らして
ちょうど良い位置から
いちばん真っ暗にして
あの時食べたお菓子の味とか
彼の首筋の弱さとか
もうどうでもいいの
ノルウェーの家で過ごした冬も
お母さんが優しくしてくれたことも
もういいの
全ては思い出
思い出はどこかに収納される
収納された思い出はもう二度と起こらない
あなたの 首筋の 筋肉 の
弱さと ばからしさ と おもいで
さよなら
2022.10.15
日が昇ると
自分の不甲斐なさが照らされる
あの扉が開くまで
私は暗闇の中にいる
片付けてしまいたい記憶も
今では私の友達だ
暗闇ではみんな友達
悲しい想いも
全て黒い中に溶け出してしまう
酸素
血中濃度
赤血球
まるでおなかのなか
私はあなたを一人にしない
決して
決して
だから私は闇に潜る
ライトはつけないで
私を一人にして
孤独など忘れさせて
私は闇
闇は私
お互い支え合って生きてるの
だから私から奪わないで
カチッとライトが点くと
現実に引き戻される
私を引っ張らないで
偽りだと分かってても
この闇に溺れていたいの
好きなの
人は海に帰るんでしょ
或いは土に
だったら私は闇に
闇は光がないと生きていけないの
照らされないと出来ないの
だから私を照らして
ちょうど良い位置から
いちばん真っ暗にして
あの時食べたお菓子の味とか
彼の首筋の弱さとか
もうどうでもいいの
ノルウェーの家で過ごした冬も
お母さんが優しくしてくれたことも
もういいの
全ては思い出
思い出はどこかに収納される
収納された思い出はもう二度と起こらない
あなたの 首筋の 筋肉 の
弱さと ばからしさ と おもいで
さよなら
2022.10.15