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詩 2022/07/04〜


街は静かに目覚めた
黄金色に染まりながら
山が呼吸している
空が浸透してくる
虹がかかっていた
泣きたくなった
誰だって泣きたくなるだろ
すべてが神様に見えた
古いマンションの薄汚れた白い壁も、叩き付けられたコンクリートも、締め切られたカーテンもすべて
美しく見えた
天才的な光
虹がかかっていた
反対側の端っこは見えなかった
それどころか一番高いところも見えなかった
体をぐにゃんと曲げてどんなに下から見上げても
虹は笑ってた
変な体勢で自分のことを見つめる女のこと笑っていた

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