TFADVネタ

フラ「嬢ちゃ…、間違えた。閣下!まだ仕度してねぇってどういう事ですぜぃ! 今日は朝イチで大事な会議が……って、何でパジャマ着てないんだぜぃ!?」
スト「ん…ぅ…、おはよう、フラクチャー…。ダイくんエアくんのパジャマ良いわね。モフモフで肌触りが良いから、全身でモフみを感じようと思って」モフモフ…
フラ「嬢ちゃんが気に入ったなら良かった…って言って良いのか複雑な気分だぜぃ…。とにかく、早く服着てくれ」
狼「……おはよう、大統領閣下。まさか未だ仕度ができてないなんて言わないよなぁ? 朝が苦手な俺が、時間に間に合うように起きて来たのに、主である君が寝坊なんて、そんな事は有り得無いよな?」
スト「…………………………これは心が汚れた者には見えない服よ」
狼「なるほど、道理で俺には下着姿に見えるわけだ」
エア「スト、俺にも下着姿にしか見えねぇから」
ダイ「ちゃんと服着て行けよ?」
スト「……ごめんなさい、直ぐ仕度します…」
狼「俺としては、君が意地を張って下着姿で過ごしても構わないけどね」

·◆歩けないほどのピンヒール 

皆の大統領。


フラ「――完っ璧…!!」
スト「フ、フラクチャー、このピンヒールだと私一人で歩ける気がしないんだけど…」
鹿「だから男がエスコートすんだろが。今日は大人しく俺ん腕に縋り付いてろ、じゃじゃ馬」
幻「流石にその装いでは護衛より先に飛び出すような愚は冒せんだろう?大統領閣下」
スト「護られているだけなんて私の柄じゃないんだけど…」
鹿「男ってのぁ頼られる方がヤル気出んでぃ、偶にゃ護られてやるのもオメェの仕事だと思え」
スト「……この格好だと自由に動けないから、私の命は貴方達に預けるわ」
鹿「おぅ」
幻「了解」

·スト「……疲れたわ…」
鹿「おぅ。狸オヤジ共のご機嫌取り、御疲れ。足ここに乗せろ、揉んでやらぁ」
スト「ぇ!? 要らないわよ! ヤダ! 恥ずかしいじゃない!!」
鹿「遠慮すんな。ってか、抵抗すんな。無理矢理すんのぁ趣味じゃ無ぇ」
スト「いつも無理矢理してるじゃないのよ! っ、ちょっ、ゃ…止め…靴脱がさないで!」
鹿「やっぱ馴れねぇ靴履いてっから赤くなってんなぁ。痛かっただろ、これ」モミモミ…
スト「……………まぁ、少しだけ」
鹿「だがまぁ、靴擦れしてねぇ辺りが用意した奴の凄さってぇか……」モミモミ…
スト「そうなのよ! フラクチャーっていつも私にピッタリなサイズで用意してくれるの!」
鹿「……能天気なヤツでぃ…」モミモミ…
スト「ぁ…っ、ど…こまで揉むつもりよ!?馬鹿!! 変態!!」
幻「……なぁ、サンダーフーフ、貴様がストロングアームから離れるのと、貴様の頭が胴体から離れるのと、どちらが良い?」

·フラ「お疲れ様。今日の夕飯はアッサリと…―」
スト(あら? そういえば、私の傍に居ない時ってフラクチャーは何をしてるのかしら?)
フラ「―…を、前に嬢ちゃんが食いたがってたのを思い出して…―」
スト(私の事をフラクチャーは何でも把握してるけど、私はフラクチャーの事をあまり知らないかも…)
フラ「……って、嬢ちゃん、聞いてるか?」
スト(色々と訊いてみたいけど、何から訊けば良いのかしら?)「聞いてるわよ。…ねぇフラクチャー、今日何色のパンツ履いてる?」
フラ「は?」
スト(って、何訊いてるのよ私!!)赤面
フラ「む…らさき…だぜぃ?」赤面
エア「俺も紫だぜ!」
ダイ「俺は黒だぜ!」
狼「俺も黒だな」
幻「紫だ」
アン「紫だぜ?」
鹿「何でぃ、紫か黒って決まってんのかこの職場? 俺ぁ青でぃ」
スト「ご、ごめん、違うの! こんな…こんな筈じゃ…! こんな逆セクハラするつもりじゃなかったのよ!! うわぁぁぁあんっ!!」走り去る

·トントン…
狼『開けても良いだろうか?お嬢さん』
スト「ちょっと待って、今着替えて…」
ガチャ…
狼「ああ、すまない、もう開けてしまった。もっと複雑な鍵に替えた方が良いぞ?」
スト「ちょっと待ってって言ったでしょう!? 緊急時以外に勝手に鍵開けしないで!」
狼「ふむ、青…か。質素過ぎず華美過ぎず、お嬢さんの雰囲気に合ってる。サイズも上下ともピッタリだな」
スト「で? 何の用なの?」
狼「ああ、そうだった、夕飯の準備ができたそうだ。名残惜しいが服を着てくれ。まぁ、そのままの姿の方が俺は料理を美味しく頂けるんだが」

·蟹「ただいま嬢ちゃん!! 凄いモノを仕入れて来たっちゃ!!」
スト「どうしたの!?」
蟹「開店数分で売り切れる今人気のモチモチメロンパン!! 行列に並んでゲットしたっちゃ!!ガチで!!」
スト「!! 食べたい! 有難うクランプダウン!」抱き付く
蟹「わ!?っとと…! へへ…、嬢ちゃんが好きそうな店はリサーチしてあるっちゃ、今度一緒に出掛け…」
ダイ「大統領、コーヒー淹れたぜ」
エア「ミルクたっぷり、メロンパン食うなら砂糖無しで良いか?」
スト「ええ、有難うダイくんエアくん」
ダイ「出掛けるなら俺達も一緒に行くぜ! 良いよなクランプダウン?」
エア「皆で出掛けた方が楽しいよな? な、クランプダウン」
蟹「お、おう。……ハァ…」(汗)

·(執務室)バンッ!!
スト「間に合った!!」
幻「始業時間ギリギリで入室とは、お早いお目覚めだな大統領閣下」
狼「今日は白か。そういえば、順調に仕事を終わらせられれば、夕方には隊長殿に会えるかもしれないんだったか」
蟹「嬢ちゃん服!!服着て!!ガチで!!」
スト「大丈夫!! これは『心が汚れている人には見えない服』だから!!」
鹿「んな服有ったとしても、ここに居る奴等ぁ全員見えねぇだろが」
フラ「嬢…閣下!! 急いでいる時でもせめてこれだけは着てくれ!!」バサッ!!
スト「『心が汚れている人には見えない服』を…」
フラ「着てたとしても、世界中ほぼ全員に下着が見えちまうんだぜぃ」

·ビー「頑張っているみたいだな、ストロングアーム。良い噂をたくさん聞く度、誇らしい気分になるよ。…なんて、俺が誇らしく思うのはおかしいよな」
スト「いいえ!!そんな事は有りません!! 隊長有っての今の私です!! 隊長に育てて頂いたからこそこの地位まで上れたんです!! 私の頑張りなんて隊長の足元にも及びません!!」
ビー「そ、そうか? そんなに力説されると照れるな…。君に幻滅されないように、俺ももっと頑張らないとな」
スト「幻滅なんてそんな…、何が有っても隊長への尊敬は揺るぎません!」

狼「…………………………何だあの弛みきった表情は。まるで恋する乙女じゃないか」
幻「『まるで』ではなく恋する乙女なのだろうさ、本人は尊敬だと思っているようだが。フッ、一生気付かなければ良い」
狼「それとなく『尊敬であり恋に発展する事は無い』と暗示に掛けておくか」
蟹「……………護衛を笠に着たストーカーがここに居るっちゃ、ガチで」(汗)

·『隊長とのデートから帰って来ても浮かれて弛んでるストちゃんの頬を狼か鹿がちょい優しく引っ張って「いひゃい……夢のような時間だったけど現実なのね…」と夢心地で語られる。』
鹿「……ムカつくな、コレ」グニグニ…
狼「弛み切ってるな。引っ張れば伸びるんじゃないか?」ミョーン
スト「いひゃい…夢じゃにゃい…」
フラ「!? 止めて下せぇ!!戻らなくなったらどうするんですぜぃ!! あぁぁぁ!!? リフトアップ…リンパマッサージ…顔パックもしねぇと…」(((°Д°;)))
いつも以上に捗るかも。そして休憩時間になると「ねぇ聞いて! 隊長が私の事…」「スト、それ5回目だぞ?」「まだ5回目でしょう? 話し足りないわ!」って幸せオーラを振り撒く。(野郎共は食傷気味)

·スト「フラクチャー!死んじゃ嫌っ!!」
フラ「……死なねぇぜぃ、ただの風邪なんだから」
エア「飯は食いましたか?」
フラ「エネルゴンを少し摂ったくれぇだな」
ダイ「桃缶、食いますか?」
フラ「食…」
スト「……………」ジー…
フラ「嬢ちゃんに食わせてやってくれ」
ダイ「そう言うと思って2缶有りますぜ?」
フラ「なら食う」
エア「粥も作りましょうか?」
フラ「頼む」
ダイエア「「ほーい♪」」
スト「私も何か手伝うわ」
エア「いや、ストはボスの傍に居てくれるだけで良いんだぜ」

スト「……でも、手持ち無沙汰ね…。そうだわ!
フラクチャー、汗かいてるわよねぇ? 汗拭いて着替えないと!」
フラ「要らねぇから! 一人でできるから!」
スト「遠慮しないで! フラクチャーの身体をじっくり見られる良い機会だから!」ひん剥く
フラ「本音を隠そうともしてねぇ!? だ、駄目だって言…っ、ダイブボム!!エアレイザー!!」
ダイエア「「どうしましたぜボス!? ……って、いつもの事か」」
スト「ええ、いつもの事よ」
フラ「いつもの事じゃねぇから…。…あー…、熱がまた上がってきた気がするぜぃ…、もう…無理…」グッタリ…

·幻「お前は近衛が何の為に居ると思っている? お前は自分の立場が分かっていないのか? 俺達の仕事を理解していないのか?」
狼「見知らぬ奴からの差し入れを俺達が毒見する前に口に入れるとは。……君にとって俺達は不要か?」
スト「……私を狙って盛られた毒で貴方達が倒れるとこ、見たくないんだもの…」
狼「だから君が倒れる方が良いとでも?」
スト「……………私も少しは毒に耐性を付けてあるから大丈夫だと思って…」
幻「大丈夫ではなかったと理解できただろう?
もう二度とするな」
スト「………………………はい、ごめんなさい…」
しょんぼり…
幻「……………………くっ! そんな顔をされてはこれ以上怒れんだろう? 卑怯だぞストロングアーム…」撫で撫で…
スト「……ファントムの手、冷たくて…気持ち良い…」
狼「熱が上がってきたか。治ったら溜まった仕事を全部片付けて貰うから覚悟しておけ、お嬢さん。……氷枕と、スポーツドリンク、あとは…何が必要なんだ? 世話役達はまだ帰って来ていないからな…」
スト「ええ…と、……少しの間だけで良いから、傍に居て欲しいなぁ…なんて…」赤面
兄弟「「喜んで」」
狼「……って、良い様に振り回されているな…」

·幻「ん?あ…」サッ…
狼「待てファントム、今何の写真を隠した?」
幻「気にするな、疚しいものではない」
鹿「疚しくねぇなら見せろ。…っと、チッ!」サッ…
蟹「別に元マフィアのボスが甘ったるい顔で嬢ちゃんを見てる写真、隠さなくても良いと思うっちゃ、ガチで」
鹿「見たのか蟹野郎! 歯ぁ食い縛れ!」
蟹「何で!? 良いと思うって言ってるのに!」
狼「で?ファントムは何の写真を隠したんだ?」
幻「……消去した筈の、ストロングアームが泥酔した日の写真だ」
皆「あー……………」納得

·スト「お、終わった~…」グッタリ
狼「お疲れ様。癒し係を呼ぼうか?」
スト「その前に、…貴方と話したい事が有るの」
狼「良いよ、聞こう」
スト「スチールジョー、最近貴方から女の人の匂いがするんだけど?」
狼「鼻が利くね、お嬢さん。君を引き摺り落としたい誰かが俺にハニートラップを仕掛けてきたんでね、逆に利用してやろうと思ってその女と付き合っているんだ」
スト「……何かモヤッとする…」
狼「君が嫌なら早めに片を付けよう。…ふふっ、君に嫉妬して貰えるなんて、香水臭い女に付き合った甲斐が有ったな」

·ダイ「おおっ!! 大型遊園地デスティニーランド開園したみてぇだぜ!」
スト「え!? 行きたい!!」
エア「なら今度の休みの日に遊園地デートしようぜ!」
スト「ええ! エスコートをお願いしても良いかしら?」
ダイエア「「任せとけ!」」
幻「予定を調整すれば明後日ならば休暇にできるが?」尻尾フリフリ…
スト「……もしかして、貴方も行きたい?」
幻「行きたい」フリフリ…
狼「行きたい」フリフリ…
蟹「行きたいっちゃ!ガチで!」
アン「なら俺も!」
鹿「しゃぁねぇから着いて行ってやらぁ」
ダイエア「「着いて来るな、邪魔」」

·真夜中。
スト「……んぅ~…、眠れない…」
部屋を出る。
幻「む、まだ起きていたのか? と言うか、下着姿でフラフラ歩き回るものではない。ほら、コレを着ろ。……白か」バサッ
スト「ん、温かい…。眠れないからフラクチャーにホットミルクでも作って貰おうと思って」
幻「フラクチャーなら今は不在だ。ホットミルク程度ならば俺が作ってやろう」
スト「ファントムが? じゃあ、お願いするわ」

幻「ほら。ブランデーを少し入れた、これで直ぐに眠れるだろう」
スト「いただきます。…ゴクゴク…、ふぅ。お腹から温まるわ」(*´ー`*)
幻「そのような弛んだ表情を俺に向けるとは…。
もっと警戒心を持て、警戒心を」フニフニ
スト「ん…ん~…。ファントムの手、温かい…、眠れそうかも…。警戒心が薄くなってるなら貴方達の所為よ、皆で私を甘やかすんだもの…」
幻「こら、ここで寝るな。何か有っても自己責任だぞ?」
スト「大丈夫…、そろそろダイくんエアくんが迎えに来る頃…」ウトウト…
ダイ「そうそう。だからストに『何か』なんて起こらねぇぜ?」
エア「ストを寝かしてくれてどうも。じゃあな、おやすみ」

·狼「尻尾が勝手に動くのさ。だって狼だもの。」
スト「『狼だもの。』じゃないわよ、動かさない事だってできるんでしょう? 大人の男にこんなモフモフの尻尾なんて、尻尾なんて……可愛い…」モフモフ…
幻「……………」シュン…
スト「ぅ…、耳も尻尾も垂れて『落ち込んでます』アピールとか…あざと……可愛い!」モフモフ…
フラ「嬢ちゃん、騙されてる!それ絶対騙されてるんだぜぃ!」

見えたなら、しっかり目に焼き付けるのが礼儀だろう?なんてね。(笑)
『お兄ちゃん』って呼ばれて満更でもない(どころか嬉しそうな)幻さん。↓
幻「ストロングアーム、またそのような格好で…」
スト「ファントム、最近過保護になってきてるわよ? 何か口煩い『お兄ちゃん』って感じだわ」
幻「っ…!? 俺はお前の兄では…」フリフリ…
スト「……尻尾が揺れてるわよ? 耳も立ってるし。もしかして、嬉しかった?ファントムお兄ちゃん」
幻「……………」フリフリフリフリフリフリ…

·以心伝心? 

スト「―――――」パクパクパクパク…
狼「ああ、おはよう。風邪かい? 下着だけで寝てるからだよ」
スト「―――――」パクパクパクパク…
狼「そう? なら会合だけは別の日に回しておこう。他にも不調が表れたら直ぐ言うんだよ?」
スト「―――――」パクパクパクパク…
フラ「そうやって油断してると数日寝込む事になりかねねぇぜぃ? はい、生姜ハチミツ湯」
スト「―――――」パクパクパクパク…
鹿「オメェが抜けてっから周りの奴が世話焼くんだろが。いつまで経っても中身が成長しねぇなぁ」
スト「―――――!」パクパクパクパク…
幻「そんな事をされたら俺が寂しくなるから止めてくれ」
アン「……なぁ、お前等には嬢ちゃんの声が聞こえてんのか?」
狼「まさか。俺は耳が良いが、出ていない声までは聞こえない。読唇術だ」
フラ「それに、嬢ちゃんは思ってる事が顔に出易いからな、何をして欲しいのか表情を見れば大体分かるんだぜぃ」
蟹「……………嬢ちゃんの将来が心配っちゃ、ガチで」

·
一同『カンパーイ!!』
エア「ゴクゴク…っぷはぁ~!美味ぇ!」
ダイ「暑い日はやっぱキンキンに冷えたビールが一番だぜ!」
スト「……オッサンくさいわ。普段はスチールやフーフを『オッサン』って言うクセに、今日はエアくんダイくんもオッサンくさい」
鹿「なんでぃ、オメェ飲んでねぇのかよ。ビール飲めビール。ほれ、注いでやっから」
スト「んー、飲めなくはないけど、…ゴクゴク…。
ん、ん~…、美味しいとも思わないのよねぇ」
幻「無理をして飲む必要は無い、これは俺が貰う」
狼「お嬢さん、お茶で良い? はい、こっちの手には皿。焼けた肉を乗せていくから遠慮無く食べてくれ。じゃないと、アンダーバイトの底無し腹に全て消えていってしまうからね」
フラ「嬢ちゃん、野菜の方が良いなら野菜も焼くぜぃ?」
スト「ええ、お願いするわ。……ふふ、何か楽しいわね、こういうの」



仕事中はキリッとしてるけど、護衛達しか傍に居ない時は『オヤツ食べたい』とか『癒されたい』とか『もう疲れた』とか顔に出る。(笑)

·スト「…スゥ…スゥ…スゥ…」スヤスヤ…
アン「…グゥ…グゥ…グゥ…」スヤスヤ…
鹿「おい!起きろ馬鹿娘! 仕事ぁどうした!?」
スト「んぅ…、ん? えっ!もうこんな時間!? 起きてアンダーバイト!」
アン「んー…、ふあぁぁ…ぁ。 ありゃ? サンダーフーフ、帰ってたのか?」
鹿「今帰ったんでぃ。予定通りの時間にな」
スト「『5分経ったら起こして』ってお願いしたのに、貴方まで寝てどうするのよ!」
アン「ああ、悪ぃ悪ぃ。嬢ちゃんが気持ち良さそうに寝てたから、つい」
スト「確かに気持ち良く寝てたけど…。はぁ…。ど、どうしたら…」
鹿「どうもこうも、終わるまで徹夜だろ」
スト「ああぁぁぁぁぁ……」しょんぼり…




スト「―――はぁ~、やっと終わった~…」
鹿「ったく、付き合わされるこっちの身にもなれってんでぃ」
ダイ「スト、お疲れー。飯できてるぜー」
エア「オッサンもお疲れー。愛人とのデートはこれからか?」
鹿「愛人じゃねぇ、昔の知り合いでぃ。仕事が長引く気配がした辺りで断りメールしといた。どうせ大した用じゃねぇ」
スト「……ごめんなさい。次また愛人さんとデートが有る時は、言ってくれたら何か手を打つわ」
鹿「愛人じゃねぇってんでぃ。手ぇ掛かる小娘の世話だけで手一杯で愛人なんて作れるか」
ダイ「ストの世話なら俺達がするから心置き無く愛人作れよ」
鹿「チビ共だけじゃできねぇ世話も有んだろが」
エア「ボスが居るだろが」
鹿「んな有んだか無んだか分かんねぇ奴に…」
フラ「何の話だか知らねぇが、切り上げて飯にするぜぃ。……世話役になりたけりゃ『愛人が居る』疑惑を晴らしてからだぜぃ。ま、嬢ちゃんに信用して貰うのはなかなか骨が折れると思うけどな」ニヤリ
鹿「……オメェ等がストロングアームに疑惑を植え付けたな?」

·どうやら閣下は溜まっているらしい。 

大頭領閣下の慰安旅行計画。

スト「……どこが良いかしらねぇ…」
蟹「やっぱり慰安旅行って言ったら温泉――」
ダイエア「「南国リゾート!」」
ダイ「スキューバダイビングとかパラグライダーとか遊び尽くそうぜ!」
エア「疲れたらトロピカルフルーツ食いながらスパ受けりゃ良いぜ!」
スト「良いわね! ビーチ近くのホテルから水着美女を眺めてるだけでも目の保養になるし!」
アン「……癒しを一番必要としてんのは嬢ちゃんかもな…」コソコソ
幻「いつも野郎ばかりに囲まれているからな」コソコソ
狼「お嬢さんの女子会仲間も連れて行けば喜ぶとは思うんだが…」コソコソ
鹿「フィルチ嬢達か? 勘弁してくれ、俺等が疲れんだろが」コソコソ
フラ「ツアーガイドに美女を雇っておけば十分だと思うぜぃ?」コソコソ
幻「ではそれで」コソコソ
狼「俺達も南国リゾートで異存は無いよ。ホテルや移動の手配は俺達がしておこう」
スト「ええ、お願いするわ。南国だから、やっぱりビキニ美女が多いのかしら?」(*´ω`*)
狼「多いと良いね」



女子会に行ったら挨拶代わりにハグ。(笑)
スト「あまり大きくはないけど柔らかく包み込んでくれるこの谷間…」ムニムニ…
鴉「『大きくはない』は余計なのー。けど、ストも少し減ったような…」モミモミ…
みたいな。ジザ様のポヨポヨボディに一番長く抱き付きそうな…。(笑)


·ダイ「じゃーん♪ ボス特製ストにゃんぐるみ~♪」
スト「……私が不在中に椅子に座らせておくヌイグルミを頼んだけど、まさかこんな…」(汗)
フラ「良いだろ?嬢ちゃん猫」
エア「尻尾を引っ張るとメッセージを録音できて腹を押すと再生されるぜ。5パターンまで登録可能。あとは、カメラを内蔵してあるから出掛け先でもペッ…部下の様子が窺えるぜ」
って事で、メッセージは録音式。留守番役が押しそうなタイミングを予測して録音してるから状況に合わない事も有る。

·アン「ただいまー! あ゙ー!暑かったー!」
スト「おかえりなさい、アンダーバイト。…って凄い汗…。シャワーを浴びて来ると良いわよ」
フラ「冷たいコーヒー牛乳用意しといてやるぜぃ」
アン「お、やった!」

アン「あー!サッパリしたーっ!」
幻「おい、服着ろ暑苦しい」
アン「俺は涼しいぜ?」
幻「見た目が暑苦しいんだ」
アン「しゃーねーなぁ…」ゴソゴソ…
フラ「……タンクトップ…」
スト「アンダーバイトの筋肉は格好良いと思うけど、暑い日には隠してて欲しいかも…」

·幻「大統領閣下、俺の姿、いつもと違うと思わないか?」
スト「さっきからソワソワしてると思ったら、言って欲しかったの? 似合ってるわ、その眼鏡。知的に見える」
狼「とうとう老眼になったか…」
幻「伊達眼鏡に決まっているだろう愚弟」
スト「貴方達って黙っていれば本当に格好良いのよねぇ…、黙っていれば」

·
狼の膝に座って耳をモフり中。
フラ「―――嬢ちゃん、オヤツ休憩に……って、出直した方が良いか?」
狼「ああ、そうしてく…」
スト「出直さなくて良いわ、疲れてるから甘い物が欲しかったところよ」モフモフ
フラ「オヤツだけ置いて行けば良いか?」
狼「……」睨む
スト「この威嚇してるクッションの事は気にしなくても良いわよ」モフモフ
狼「……………」物凄く睨む
フラ「……悪ぃ、嬢ちゃん、俺は用事を思い出したぜぃ、オヤツはボスと二人で食ってくれ。じゃあな、また夕食時に」
スト「じゃあ、また後で。……………大人気無いわよ、スチール」モフモフ
狼「……………」(`^´)ツーン
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