TFADVネタ

·原因は嫉妬
数年後? 骨折一家の一員になったストちゃん。
何でもダイエアに相談する話。


スト「―――って事で物凄く痛い思いをしたんだけど、私の方がフラクチャーに謝るべきなのかしら?」
ダイ「……それを俺等に相談すんのかよ?」
スト「貴方達以外の誰に相談するのよ?」
エア「まぁ、こんな相談、他の誰かにされても困るけどよぉ…」
ダイ「もう少し羞恥心を持てよ、俺等に対しても」
スト「もう一度言うわ、貴方達以外の誰に相談するのよ?」
エア「……分かった、ストが俺等を信用し過ぎてる事はよく分かった」
ダイ「ボスには謝らなくて良い、ボスが謝るのを待て」
エア「けど、ストは男心を理解する努力をしろ」

·狼「確実な情報ではないが、確率は低いまでも胎生は可能らしい」
スト「ふーん、そうなの?」(興味薄)
狼「という事で、俺の子を産んでくれないか?」
スト「嫌よ」
狼「もれなく耳と尻尾が付いてるよ?」
スト「!!……………」(悩む)
ダイ「グラつくな、スト!」
エア「きっちり断れ! 付け込まれるぞ!」

·きっと互いに傷付く関係

『声』をお題に大人ストちゃんで。


もう、腕も脚もボロボロで動かせず、痛覚と共に感覚も遮断されている。
腰に回された腕が離されれば無様に地面に突っ伏すだろう。
「ストロングアーム…」
ビクリと身体が震えた。
耳元で低く囁かれる声に込もっているのは嗜虐心と―――
「選ばせてあげるよ。仲間と共にここで死ぬか、それとも、仲間を一時だけ生かす為に俺の物になるか。破格の条件だろう?」
ゾクリ…と背筋を走る痺れるような感覚に押し上げられて涙が溢れた。
艶やかな声が、吐息が、この身を追い詰め熱を上げてゆく。
「…私…は……」
たとえ手足が動かせても、この腕からは逃れられなかっただろう。
「俺の物になってくれ、ストロングアーム…」
溜め息混じりの幽き声で紡がれる執着心にスパークが歓喜に震え、声も出せずに首を振った。

·
娘「ぽんぽん、ぺこぺこ~…」
スト「そうねぇ。今パパが作ってくれているから待ってようね」
娘「まま、うまうま~♪」
スト「そうよねぇ、パパが作るご飯は美味しいわよねー♪」
娘「まま♪まま♪」
フラ「……さっきから娘が俺を『ママ』って呼んでる気がするんだぜぃ…」
エア「たぶん、アニメの影響じゃねぇッスか?」
ダイ「家事をするのがママだと思ってるんですぜ」
スト「ああ、分かるわ。掃除、洗濯、料理、この子のオムツ替えも貴方達がやってくれるんだもの。いかにも『ママ』って感じよね」
フラ「俺はパパで、ママはそっちだぜぃ?」
娘「ん!ん! ままぁまま! しゅちょぁしゅちょ!」
エア「お、頑固だ」
ダイ「ストを『しゅちょ』って、俺達の影響か?」
スト「この場合、誰をパパだと思っているのかしらね?」
フラ「楽しんでねぇで娘の認識を正してくれ。俺はパパって呼ばれてぇんだぜぃ…」(沈む)

·貴方の味で満たされる
---------------
『とある事があってフラクチャーの飯を食べてから味が忘れられないストちゃん
恥やら罪悪感を感じながらもお願いをして食べさせてもらう
代償はストちゃんの食べっぷりに欲情したのでその発散相手』という設定で。
纏まらなくて、取敢ず前編。



◇◇◇◇◇

(わ…たし…、何でこんな事…しているんだった…かしら…?)

ストロングアームはグラグラ煮えているような頭で思い返す。
フラクチャーの作るご飯の味に胃袋をガッチリと掴まれて、お礼に「食いたくなった」と体を要求されて、ベッドに運ばれて、一方的に服を全部ツルンと剥かれた。
未経験どころか知識も乏しい事を伝えたら今現在の状況になったのだが、本当に皆がこんな恥ずかしい事をしているのだろうかと疑問符が湧く。

「だいぶ解れてきたぜぃ、嬢ちゃん。分かるか?」

わざわざ背中にクッションを宛てて座らされているため、フラクチャーの細く長い指がトロトロと蜜を纏って秘所を出入りするのがしっかりと見える。
それどころか、最初は指一本すら入るのが困難なほど硬かった蕾を解すために秘裂に舌を這わすところから、次第に綻んで指の本数を増やされていく過程がずっと見えていた。
視覚情報の刺激が強過ぎて、ストロングアームは全身を朱に染めて目を潤ませる。

「……訊かれても、困るわ。 …恥ずかしいし、…お腹から下が…ゾワゾワして自分の身体じゃないみたいだし…」

「なら大丈夫か」

フッと笑った顔が綺麗で、けれどもただ綺麗なだけではなくて、理由が分からないままにストロングアームは背筋をゾクゾクと震わせた。

フラクチャーが服を脱ぐと、晒された細身ながらもしなやかな筋肉に『体まで綺麗な人ね』と見惚れたが、直ぐに顔が強張った。

「ま…さかとは思うけど、ソレ、入れるとか言わないわよねぇ…?」

「挿れる為に時間を掛けて解したんだぜぃ」

困ったように笑いながらガチガチに立ち上がったモノにゴムを被せて、ストロングアームの蕩けた蜜口にそれを押し宛てる。

「っ…!」

「そんな死にそうな顔をしねぇでくれ、破瓜の時以外は出来る限り優しくするぜぃ。だから、挿れさせてくれねぇか?」

シーツを強く掴んで真っ白になっているストロングアームの手を取ると、掌に唇を寄せて「頼むぜぃ…」と睫毛伏せる。
ストロングアームが答えを出す前に、蠢いた蜜口が先端にキスをするようにクチュッと音を発てた。

「……~~~っ!わ…たしがお願いしたらいつでも食べさせてくれること! ご飯だけじゃなくてデザートでもお菓子でも!」

「おぅ!有難うな、嬢ちゃん! じゃあ、力抜いて、息を思いっきり吐くんだぜぃ」


◆求む、癒し!! 

鹿「……おい馬鹿娘、俺を癒せ」
スト「え? うん、分かった! よいしょ、よいしょ!」
脚を登って行く。
鹿「……………」
スト「よいしょ、よいしょ!」
背中を登って行く。
鹿「………フッ…」(笑む)
スト「よいしょ、っと! よしよし、ギュー…」
肩に乗って頭を撫でる。
鹿「ククッ……。擽ってぇな、もっと強くやれよ」(笑う)
スト「うむ。……どう? 癒された?」
野郎共「「「「「癒された」」」」」

·セ○ム
パトロール中のストちゃんの命を狙ってる奴が居て、それをダイエアが見付けて排除してたら良い。
「そこのオッサン、暇なら俺達と遊んでくれよ」
「スパークがブッ飛ぶほど楽しませてやるぜ?」

ダイエアだけだと駄目か?フラクチャーも居ないと勝てないかな?
「鬼ごっこだぜぃ、俺達が鬼でな。さぁ逃げろよ、まだスパークを散らしたくなけりゃなぁ!」

ああ、でも狼さんでも良いかも。
「悪いが、お嬢さんの事は諦めてくれないだろうか? 彼女のスパークは俺が奪うと決めているんだ。勝手に横から手を出されるとつい反射的にこっちも手が出てしまいそうだ。―――こんな風になぁっ!! ……ああ、すまない、痛かっただろうか? なんて、聞こえてないか」

·スト「……前から気になっていたんだけど、ウィンドブレードの事も『お嬢さん』よねぇ?」
狼「うん? 嫉妬かい?」
スト「違うわよ! 一緒に居る時に声を掛けられたら混乱するかもって話よ!」
狼「ふーん? なら、チビ達のように『スト』と呼んでも良いかい?」
スト「……何か、嫌かも…。馴れ馴れしい」
狼「馴れ馴れしいって……、もう少し俺に優しくしてくれても良いだろう?ストロングアーム」
スト「……もう一度呼んで?」
狼「うん?ストロングアーム?」
スト「もう一度」
狼「ストロングアーム、君って不意討ちで可愛いね」

·エア「ん? ストは、ストって呼ばれるのは嫌なのか?」
スト「スチールジョーに呼ばれるのはしっくりこないってだけで―――」
ダイ「なら『お姉さん』とかどうだ?
お姉さん、今日は何して遊ぶ?」
スト「……………何か疚しい事をしていそうな響きね」
エア「じゃあ『姉ちゃん』とか?
姉ちゃん、俺達と遊ぼうぜ?」
スト「……エアくんの声だとチンピラ感が有るわね。別に貴方達に『スト』って呼ばれるのは嫌じゃないわ、仲良しって感じがするじゃない」
ダイ「仲良しだからな、他の誰よりも、一番。だよな?スト」




スト「……………」(凝視)
フラ「どうした?嬢ちゃん」
スト「……私の事をちょっと名前で呼んでみてくれる?」
フラ「ぇ、っと? ……ストロングアーム?」
スト「……何か違うわね。んー…?」
フラ「……スト」
スト「!!」**(*°▽°*)***

·◆一妻多夫じゃストちゃんの身がもたないか…。(汗) 

友人に対抗(?)して狼の家族の話。


◇◇◇◇◇
色々有って飼う事になった犬(狼)2匹と色々有って孕んだかもしれないストちゃん。
犬達に正座をさせて怒りモード。

スト「……妊娠したかもしれないわ」
鋼「ああ。『かも』じゃなくてしているよ」
スト「……………はぁ!? 気付いてたの!?」
鋼「2ヶ月ちょっと前から君の匂いが変わったからね」
スト「何で早く言わないのよ!?」
ゴンッ!!
鋼「っ!! ……痛イデス。手加減してくれても良いだろうに」
幻「初期の段階では流れる可能性も有ろう、安定してから教えようと思ったのだ。順調に育っているぞ、2人とも」
スト「2人!?」
幻「?ああ、双子だが? お前の胎の中で奇跡が起こっていれば、俺と愚弟の子が1人づつかもしれぬな」
スト「……………」
ゴンッ!!
幻「っ!? ~~~っ、く…ぅ……ん…」(恍惚)
スト「……貴方達、私に言う事は無い?」
兄弟「「幸せにするので俺と結婚して下さい」」
スト「…………………………何か納得いかないわ。返事は8ヶ月後でも良いかしら?」

·ダイ「さぁ、舐めろ、スト!」

エア「さぁ、食え、スト!」

ジェ「遠慮は要らぬでござる!」

スリッ「ええと…、事前に身体は清めたので汚くないでござるよ?」

4人のマイクロンがチョコまみれで目の前に現れた。
何かを作ろうとして失敗したわけではなく、自分達でチョコを被ったようだ。
何て勿体無い。
発想自体が失敗している。

スト「きっ、気持ちだけ貰っておくわ。ありがとう」

皆「「「「えー……」」」」

マイクロンに揃ってションボリされると良心が痛んだ。
まるで私の方が悪い事をしている気分になる。

ダイ「ストは俺達の事大好きだろ?」

エア「チョコも大好きだろ?」

ジェ「誰しもこういったシチュエーションには憧れるはずにござろう?」

スリッ「ストロングアーム殿に喜んで貰おうと、
……一肌脱いでみたでござる!」

……できれば一肌脱がないで欲しかった。

スト「貴方達が考えた結果だというのは分かったわ。けど、止めておくわ」

ダイ「何でだよ?」

エア「美味ぇんだぜ?俺達」

ダイくんエアくんが自分の手を舐めながら言う。
猫の毛繕いのようで可愛い。
と思って油断していたのがマズかった。

飛び跳ねたダイくんエアくんをいつもの癖で抱き止める。

スト「あっ…!」

チョコがベッタリと付着してしまった。

スト「ああああ…! ダイくんエアくん……!」

私の動揺など何処吹く風で、二人は自分の頬を指差して「舐めろ!」と要求してくる。

スト「……………~~~~~っああ!もうっ!分かったわよ!舐めれば良いんでしょ! 他人に見られたら私が犯罪者みたいじゃない!」

ダイくんの頬を舐めるとスイートチョコの味がした。
エアくんの頬を舐めるとビターチョコの味。
確かに美味しい。
私の様子にダイくんエアくんは嬉しそうに表情を綻ばせた。

ダイ「犯罪じゃねぇよ、合意の上なんだから」

エア「俺等とストの仲じゃねぇか」

どういう仲かしら?
少なくとも舐めるような仲では無かった筈。

胡乱な思いを巡られていると、左右の脚に何かが絡み付いた。
何か、なんて言ったところでこの状況で脚に絡むものなど分かりきっている。

スト「ジェットくん!スリップくん!」

ジェ「俺達の方が絶対に美味いでござる!」

スリッ「一度でも舐めてみると良いでござるよ!」

スト「……………………はぁ…、分かったわ…」

毒を食らわば皿まで。
開き直ってジェットくんとスリップくんも舐める事にした。

屈んでダイくんエアくんを降ろそうとしたが、二人は肩に掴まって背中に回った。
……私もかなりチョコまみれになっているだろう。

ジェットくんの頬を舐めると「ひゃん!?」と頬を赤らめた。
甘く舌に蕩けるホワイトチョコの味。
やっぱりこれは犯罪なのではないだろうか?
と思っていると、ジェットくんはウットリしながら反対側の頬も差し出す。

ジェ「……もっと舐めても良いでござるよ?」

スト「エンリョシマス」

ジェットくんが何かに目覚めそうになっている、危ない危ない。

スリップくんを舐めると「…っ!?」と息を飲むような声がした。

スリッ「…美味しいで……ござろう?」

ストロベリー味で美味しい。
スリップくんの照れ顔がまた美味しい。
背中から「純真ぶるな!」「カマトト!」とヤジが飛んでいるが、スリップくんには是非ともこの純真さを保っていて欲しい。

スト「…よしっ!!」

ジェットくんとスリップくんを小脇に抱えて歩き出す。

ダイ「どこ行くんだ?」

エア「人気の無ぇとこ行くならあっちの方が良いぜ?」

人気の無いところに行ってどうする!

スト「お風呂よ、お・風・呂! いつまでもこんな姿で居られるわけないでしょう?」

皆「「「「えーっ!?」」」」

ジェ「まだ一度しか舐めて貰ってないでござるよ!?」

スリッ「チョコが勿体無いでござる!」

私も勿体無いとは思うが、もうこんな背徳感には耐えられそうにない。

スト「勿体無いのならお互いに舐め合えば良いんじゃない?」

皆「「「「えー……」」」」

そんな嫌そうにしなくても…。

ダイ「あ~あ、しょうがねぇ、ストに男心を分かれっていうのは無理な話だしな」

エア「残念だぜ。せめてストの手で洗われてぇ」

スト「それなら良いわよ、洗ってあげるわ」

ジェ「お礼に俺達がスト殿を洗ってあげるでござる!」

スト「それは遠慮するわ」

スリッ「な、何故でござるか!?」

スト「だって、前に4人と一緒にお風呂に入った時に誰が洗ってくれるかで喧嘩になって大騒動になっちゃったじゃない。同じ轍は踏まないわ」

皆「「「「えー……」」」」



マイクロン達が考えたお返しのチョコは結局ほぼ全てお湯に溶けて流れ、私に残ったのは疲労感と背徳感だけだった。

と言いたいところだが、蕩ける甘い感覚が舌に暫くの間残って、意外と楽しかった記憶として残ったのだった。

·逃げても何も解決しない事くらい分かっている。
ましてや考える事すら放棄していたのだから答えなど出よう筈がない。

「ちょっ、ちょっと待って!」

避け続けていたサンダーフーフが目前に現れ、何を言えば良いのか慌てふためいているうちに担ぎ上げられて運ばれてしまった。
下ろされたソファーに膝を抱えて座る。
自業自得だが、向き合う覚悟がまだ出来ていない。

「俺ぁ充分待ってやった。それでもオメェは答えを出さねぇ。もう時間切れでぃ、諦めろ」

グゥの音も出ないとはこのことだ。
ストロングアームは言い返す言葉が見付からずに口を開けては閉じるを繰り返す。

「俺ぁオメェが何を悩んでっかが理解出来無ぇ。オメェは俺のモンで俺ぁオメェのモンだ。それで良いだろ? 他に何が要んでぃ?」

潔いほどに潔い台詞に不覚にもスパークが揺さぶられるが、感情だけで突っ走る事はストロングアームの理性が許さない。
懸念材料を浮かび上がらせてはこの関係の行く末の破滅を説く。

「……貴方、星に帰ればたくさんの部下も愛人も居るじゃない! 私みたいな面倒な女じゃなくても―――」

「捨てても構わねぇ」

「え?」

「部下っつっても、隙有りゃボスの座ぁ奪うつもりの奴ぁそこそこ居らぁ。ファミリアはソイツ等でどうにか出来んだろ、俺じゃなくてもなぁ。
愛人に関しちゃあ俺がサツに捕まった時点で需要供給関係が崩れてっから自然消滅してっだろ。それでもオメェが気になるってなら、一人一人キッパリ手ぇ切るとこを見せてやっても良い。何なら頸斬って見せてやっても良い」

「要らないわよ!そんな事したら収容ポッドにブチ込む程度じゃ済まなくなるじゃない!」

「他には?」

「他……には、……私は貴方のように捨てられないのよ、手の中に有る物を」

「なら捨てなくて良い。オメェがサツに居続けてぇってんなら居りゃあ良い。俺ぁオメェと引き離される事以外なら、司法取引だろうが首輪着けられるんだろうが応じてやらぁ」


「っ!?」

さすがにそこまでの肚の据わり方を示されると戦く。
驚いて顔を上げて、更に驚く。
目と鼻の先で勝ち誇ったような清々しい表情。
ストロングアームが陥落するのを確信している笑み。

「他には?」

「…他……? 他には……っ」

他にも有るような気がするし、無いような気もする。

「他に無ぇならさっさと抱かれろ。俺にんなまどろっこしい真似させたのはオメェだけでぃ。これ以上待ったら欲求不満で不具合が起きらぁ」

ストロングアームの顎を掴んで合わせた目は、草食動物の外見とは裏腹に肉食獣の光を湛えて、笑みに細めれば滴るほどに色香を滲ませる。

「ま、待って! 私まだ覚悟が―――!」

「もう待たねぇ。オメェの覚悟ぁ10年100年経っても決まんねぇだろ? だったら覚悟ぁ無くて良い。黙って俺に翻弄されてろ」

「待っ―――! …っ……ん…!」

噛み付くように唇を重ねられて、本当にただ翻弄されるしか無い。
激流に流されるような感覚に陥って気付く。
一番の懸念材料は……

「…わ、私……今まで、誰とも……付き合った事が、無い…から……、みっともない姿を…晒しそうで……。
……………貴方に溺れそうで、怖いのよ……」

「…は……、煽んな馬鹿。理性がブッ飛ぶぐれぇ溺れんなら、本望じゃねぇか」

·娘「ぉぎゃあああぁぁぁぁぁあ!!」(号泣)
ダイ「どうした?ミルクか?……って、違うみてぇだな」(悩む)
エア「オムツは……汚れてねぇみてぇだし」(悩む)
娘「ふぎゃあぁぁ!! ふぎゃあぁぁ!!」(号泣)
ダイエア「「う、う~ん…」」(悩む)
フラ「これは普通に嬢ちゃんを恋しがって泣いてるだけだぜぃ。
ほらバンビ、ストぬいぐるみだぜぃ、嬢ちゃんの匂いするだろう?」
娘「えぅっ…、あぅっ……、うー……う?……んぅ…!! あぅあ! あぅあ!」(笑う)
フラ「お前のママは今疲れて眠ってるから、起きるまでソレと俺達で我慢してくれ」
娘「あー! あー!」(手足パヤパヤ)
フラ「はいはい、抱っこね」(抱き上げる)
エア「ボス、俺が抱っこしても良いッスか?」
フラ「ああ。落とすなよ?」(渡す)
エア「了解ッス!」(受け取る)
娘「ゔ!?…ゔぇ……っ」(グズる)
ダイ「あー…、ボスじゃねぇと駄目みてぇだな…」
エア「……残念ッス…」(渡す)
フラ「意外と人見知りだなぁ、お前」(受け取る)
娘「キャッキャッ♪」(喜ぶ)
スト「―――あー……、よく寝た。子守りしててくれて有難う」
フラ「いや、疲れた時はいつでも俺達を頼ってくれて良いぜぃ」
スト「フラクチャー…」(感動)
娘「……ぁ……ちゃ…」
スト「ん? 喋った?」
娘「…ぁーちゃ。ふぁーちゃ♪」
ダイ「おぉ! ボスを呼んでんのか!」(笑う)
スト「初めて喋ったのが『ママ』でも『パパ』でもなく『ふぁーちゃ』って…」(笑う)
エア「ストからの遺伝だろな」(笑う)
スト「ふふ…、サンダーフーフが悔しがるわね」
娘「ふぁーちゃ♪ ふぁーちゃ♪」(手足パヤパヤ)
フラ「俺の娘になるか?バンビ」

·狼「お邪魔するよ」
鹿「本気で邪魔でぃ、帰れ。ってぇか、どうやって入りやがった? 門番居ただろ」
狼「門番? 居たかなぁ?」(笑う)
スト「事前にアポを取ってから訪ねて来なさいよ、そうしたらお茶菓子程度は用意してあげるから」
狼「お気遣い無く。お嬢さんとお子様ちゃんの顔を見に来ただけだから」
鹿「おぅ、なら気ぃ遣わねぇで言わせて貰わぁ。俺ん嫁も娘もオメェの目に映すな、汚れる」
狼「いくら俺でも見るだけで汚すほどの能力は無いさ。話術には自信が有るが」
娘「あー! スチルくんだー!」
狼「ああ、大きくなったね、お子様ちゃん。益々お嬢さんに似てきて可愛い」
娘「わーい♪スチルくんに可愛いって言われた! もっと言って!」(大喜び)
鹿「色目使うな、見たなら帰れ」
娘「パパ、心狭ーい!」
スト「ふふ…、この調子だとお嫁さんに出す時が大変そうね」(笑う)
鹿「嫁になんか出すかってんでぃ。俺の嫁になんだろ?」
娘「んー、どうしようかなぁ…。スチルくんのお嫁さんになってあげても良いよー?」
鹿「なっ!? ソイツだきゃぁ絶対駄目だ!!」(焦り)
狼「あー…、すまないお子様ちゃん、俺が嫁にしたいのはお嬢さんの方だから君を嫁にはできない。娘にならしてあげても良いが」
娘「!?…ふえっ……」(涙目)
鹿「俺の嫁も娘もオメェにゃやらねぇ!! 帰れ犬ッコロ!!」(怒り)

·スト「……………傷、付いてる…」
狼「ああ―――…、ちょっと勧誘に失敗してね。お嬢さんが舐めてくれるなら早く治るかもしれないが…」
スト「……………」(ペロッ)
狼「っ!……どういう風の吹き回しかな? 絶対に嫌がると思ったのに」
スト「どうやら私も、貴方に誰かが付けた傷痕が残るのは嫌みたいだわ」
狼「そう。なら、傷を作らないように気を付けるよ。……なるべくは」
スト「痕が残るような傷を付けて私の前に現れたら傷口抉ってやるから覚悟しなさい」
狼「肝に銘じておくよ」

·鹿「―――ってぇ事で、ここに住ませんぜ?」
狼「駄目だ、手に余る」
鹿「俺が面倒見んだ、オメェにゃ面倒掛けねぇ」
スト「フーフくん何か飼うの?」
狼「ダイノボットを1匹飼いたいそうだ」
鹿「スカウルは部下であってペットじゃねぇ」
スト「スカウルって、あのゴツゴツした暴れん坊さん?」
鹿「ん。あれでも俺の可愛い部下だかんな、面倒見てやろうかと思ったんだが―――」
スト「っ駄目!」
鹿「ぁん?」
狼「ククッ…、お嬢ちゃんの頬っぺたプクプク。嫉妬だ、嫉妬」
頬を突っつく。
スト「あぅ…あぅ…、だって、可愛い部下が一緒に居たら、フーフくんあたしに構わなくなるかもしれないもん…」(むくれる)
鹿「部下相手に、オメェにするような悪戯するわきゃねぇだろ、馬鹿。
……けど、ま、スカウルなら野宿させといても大丈夫か」

◆ドライブ。 

蜘蛛「嬢ちゃん、山に紅葉見に行かんね」
スト「良いけど、遠いわよねぇ?山まで。どうやって行くつもり?」
蜘蛛「嬢ちゃんが乗せてくれたら良かろうもん」
スト「……だろうと思ったわ。トランスフォーム!」
蜘蛛「かいしゃーん!」
右手「運転席に乗るばい」
左手「助手席に乗るばい」
右足「後部座席に乗るばい」
左足「後部座席に乗るばい」
体 「後部座席に―――」
スト「あっ!? んっ!……む、無理!思っていたよりも大きい! キツい!入らないから!!」
体 「無理じゃ無か、コツが有んね、俺等に任せんしゃい」
スト「んんーっ!! ~~~っ、あ!? あっ!入った!?」
体 「ちょっと狭かばってん、嬢ちゃんの中は快適ばい! さぁ、出発ばしんしゃーい!」
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