つぶやき
2026.7.8①
2026/07/08 08:14画面の向こうで過激な主義主張を公に表明した者は、一貫性の原理という心理的圧力により、疲弊しても沈黙を選べなくなる泥沼に陥ります。この対立や未解決の状況を持ちこたえる認知能力をネガティブ・ケイパビリティと呼びますが、日々の過剰な情報消費によって脳の前頭前野が認知リソースの枯渇を起こした現代人は、衝動を抑制して沈黙を保つブレーキが作動しません。結果として、未完了の課題が脳内にストレスとして残り続けるツァイガルニック効果の悪循環に嵌まり、自らの増幅された情動に圧し潰されそうになっています。この過覚醒社会に於いて、主義主張を叫ぶ権利と同様に 『自らの思想を秘して黙って日常に接地する権利』を行使することは、個人の主権と正気を守るための合理的な技術の一つです。安易なラベリングを排して、敢えてグレーゾーンを設置する自分ルールも、精神の安寧をもたらすかと思います。
