掌編を書き始めて思ったのですが、うちの子を育てるというのは非常に面白い作用を及ぼしますね。私は長年、短編読み切りの作品ばかり書いてきたので一人の主人公で連続する物語というものを書いたことが数えるほどしかなく、そのいずれも風呂敷を畳む前にモチベーションが維持できずに断念していました。今回の掌編では今までの失敗や心理的抵抗などを排して、無駄なく書き続けられる作品にしたいと思い、執筆スケジュールも字数も作品の設定も、できるかぎりハードルを下げて執筆しています。もう♯010まで書けました。自分でも多角的に考えれば、自力で考えたうちの子を使って長い物語を書けるという自己効力感が高くなりました。