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『……此処は…。』
ユエはふと眠りから目が覚めた。
『見覚えが…ある…。』
「えっ…!?君は誰?」
『……。』
ユエは見た事のある姿に言葉を失う。
『…セツ…?』
セツ「え!?君もセツって名前なの?」
『いや…違う、ごめん。私はユエっていうの。』
セツ「ユエ…君もこの宇宙船に逃げ込んできた人だね?」
『(宇宙船…?此処はグノーシアの世界…?)……………グノーシアを、探しているの?』
セツ「え?うん。そうだけど。」
『そ、っか。』
ユエはこの状況を理解し、
『そう、私はこの宇宙船に逃げてきた人。』
そう答えた。
この世界に寄り添ってみた。
セツ「……100ループ近くしてきたけど私を含めて16人は初めてだ…。」
セツはユエには聞こえない小さな声で呟いた。
『どうしたの?』
セツ「いや、どうもしてないよ。ユエはこの船の状況は理解しているの?」
『グノーシアが乗り込んでしまったんだよね…?』
セツ「ああ、そうだよ。」
『グノーシアを全員コールドスリープさせる…。』
セツ「ざっくりしているけれど、その通り。私、ユエにその説明はした事ないとけれど、どうして知っているの?」
『……秘密。』
セツ「………分かった。」
セツは色々と聞きたいという顔をしていた。意外と顔に出やすいタイプなのだろう。
『メインコンソールに行けば良いんだよね。』
セツ「あ、ああ。」
セツとユエはメインコンソールへ向かった。そこには全てのメンバーが揃っていた。
『(すごい…。みんなが揃ってる…。)』
沙明「ンーフーン?どちらさんだ?」
『私は、ユエ。気付いたら船に…いた。』
沙明「ユエな、オゥケェイ!俺は沙明だ。ミンと呼んでくれりゃいいぜ。」
『ミン…。(ああ、初登場の時と全く同じセリフだ…。)』
ジョ「ふむ、ユエといったかね。いつの間に乗り込んだのか教えて貰おうか。」
『…ごめんなさい、目が覚めたらこの船の中にいたの。』
SQ「へー、そんな事あるんだNE。」
ラキ「アハハハッ!そんな訳ないだろう?ユエ、君はグノーシアなんじゃないかい?」
セツ「いや、それは考えにくいな。」
セツはグノーシアが記憶喪失を語ったという話を聞いた事がない、故にユエはグノーシアではないと思うと言い切った。
『…ありがとう、セツ。』
セツ「いや、気にしないで。それじゃあ議論を始めようか。」
全員の目つきが変わった瞬間だった。
『(これで投票でコールドスリープする事はなくなったけど、私はグノーシアに消されてしまうのだろうか。)』
話し合いと投票の結果、その日はラキオがコールドスリープする事となった。
『ラキオ。』
ラキ「なんだい、僕を憐れむつもりかい?ああ、そんな必要もないよ。凡愚な君たちに哀れられても何も思わないさ。」
『…ううん、また会えたらいいな。』
ラキ「ふん!」
ラキオとセツとジナはコールドスリープ室へ行き、ラキオのコールドスリープを見届けた。
その間、ユエはジョナスの厚意で個室2を自由に使っていいと言われたので個室2に1人でべベッドに座って待機していた。
『(…私は鍵も持っていない、ループする事もない。グノーシアに消されてしまったら何処へいってしまうんだろう。もしも生き残ったら何人かが消えたこの世界で生きなきゃいけないのだろうか。)』
ベッドに横になるとふと涙がこぼれた。
『…怖い。』
Le「空間転移を開始致します。10,9,…」
『(でも…もしもループ出来るのならば…私はグノーシアにもなってみたい。守護天使になってみんなを守りたい。そして…グノーシアがいないこの世界で永遠にいたい。)』
LeViのアナウンスの0が聞こえる事はなかった。
『………此処は…。』
ユエは目を覚ます。そこは与えられた個室だった。
『…ループ、した…?』
部屋がノックされる。
セツ「ユエ、いる?」
『…セツ?どうぞ。』
セツ「おじゃまするね。」
セツが個室に入ってくる。
『(セツが私の事を認知している…?前回と同じセツなの?)』
セツ「ねぇ、ユエ。LeViのアナウンスは聞いただろう?メインコンソール室に行こう。」
『うん。……(あれ?)』
ユエは身体に違和感を覚える。
『(……セツ…なんて美味しそうなんだろう。………グノース…あれ…なんだろう、この感情……私、グノーシアに…なって…?)』
セツ「ユエ?どうかした?」
『ううん。…なんでもない。』
セツ「そっか、じゃあ行こうか。」
『うん。』
ユエはセツの後ろをついていく。
『(それにしても美味しそう、なんて。ふふっ、なんだか笑ってしまうな。)』
メインコンソールついた時、シピとククルシカと目が合った。
『(ああ、分かる。…シピとククルシカはグノーシア化しているんだ。私の…仲間。)』
セツはいつものように皆へ説明をした。
『(そうか、私はこの世界を楽しんでも良いんだ。)』
誰にも見られていないタイミングで、にやりと笑っていた。
数日経ち、グノーシアが勝利した。
目が覚めるとユエは自分がドクターなのだと分かる。コールドスリープした者が何者だったのか分かる、そんな気がした。
『(…すごいな。また戻った。でも鍵もないのに…何故…。)』
ユエもセツやグェドとはループ条件が違う事を確信し、グノーシアがいない世界を探し、ループを終わらせる方法を探し始めた。
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ユエはふと眠りから目が覚めた。
『見覚えが…ある…。』
「えっ…!?君は誰?」
『……。』
ユエは見た事のある姿に言葉を失う。
『…セツ…?』
セツ「え!?君もセツって名前なの?」
『いや…違う、ごめん。私はユエっていうの。』
セツ「ユエ…君もこの宇宙船に逃げ込んできた人だね?」
『(宇宙船…?此処はグノーシアの世界…?)……………グノーシアを、探しているの?』
セツ「え?うん。そうだけど。」
『そ、っか。』
ユエはこの状況を理解し、
『そう、私はこの宇宙船に逃げてきた人。』
そう答えた。
この世界に寄り添ってみた。
セツ「……100ループ近くしてきたけど私を含めて16人は初めてだ…。」
セツはユエには聞こえない小さな声で呟いた。
『どうしたの?』
セツ「いや、どうもしてないよ。ユエはこの船の状況は理解しているの?」
『グノーシアが乗り込んでしまったんだよね…?』
セツ「ああ、そうだよ。」
『グノーシアを全員コールドスリープさせる…。』
セツ「ざっくりしているけれど、その通り。私、ユエにその説明はした事ないとけれど、どうして知っているの?」
『……秘密。』
セツ「………分かった。」
セツは色々と聞きたいという顔をしていた。意外と顔に出やすいタイプなのだろう。
『メインコンソールに行けば良いんだよね。』
セツ「あ、ああ。」
セツとユエはメインコンソールへ向かった。そこには全てのメンバーが揃っていた。
『(すごい…。みんなが揃ってる…。)』
沙明「ンーフーン?どちらさんだ?」
『私は、ユエ。気付いたら船に…いた。』
沙明「ユエな、オゥケェイ!俺は沙明だ。ミンと呼んでくれりゃいいぜ。」
『ミン…。(ああ、初登場の時と全く同じセリフだ…。)』
ジョ「ふむ、ユエといったかね。いつの間に乗り込んだのか教えて貰おうか。」
『…ごめんなさい、目が覚めたらこの船の中にいたの。』
SQ「へー、そんな事あるんだNE。」
ラキ「アハハハッ!そんな訳ないだろう?ユエ、君はグノーシアなんじゃないかい?」
セツ「いや、それは考えにくいな。」
セツはグノーシアが記憶喪失を語ったという話を聞いた事がない、故にユエはグノーシアではないと思うと言い切った。
『…ありがとう、セツ。』
セツ「いや、気にしないで。それじゃあ議論を始めようか。」
全員の目つきが変わった瞬間だった。
『(これで投票でコールドスリープする事はなくなったけど、私はグノーシアに消されてしまうのだろうか。)』
話し合いと投票の結果、その日はラキオがコールドスリープする事となった。
『ラキオ。』
ラキ「なんだい、僕を憐れむつもりかい?ああ、そんな必要もないよ。凡愚な君たちに哀れられても何も思わないさ。」
『…ううん、また会えたらいいな。』
ラキ「ふん!」
ラキオとセツとジナはコールドスリープ室へ行き、ラキオのコールドスリープを見届けた。
その間、ユエはジョナスの厚意で個室2を自由に使っていいと言われたので個室2に1人でべベッドに座って待機していた。
『(…私は鍵も持っていない、ループする事もない。グノーシアに消されてしまったら何処へいってしまうんだろう。もしも生き残ったら何人かが消えたこの世界で生きなきゃいけないのだろうか。)』
ベッドに横になるとふと涙がこぼれた。
『…怖い。』
Le「空間転移を開始致します。10,9,…」
『(でも…もしもループ出来るのならば…私はグノーシアにもなってみたい。守護天使になってみんなを守りたい。そして…グノーシアがいないこの世界で永遠にいたい。)』
LeViのアナウンスの0が聞こえる事はなかった。
『………此処は…。』
ユエは目を覚ます。そこは与えられた個室だった。
『…ループ、した…?』
部屋がノックされる。
セツ「ユエ、いる?」
『…セツ?どうぞ。』
セツ「おじゃまするね。」
セツが個室に入ってくる。
『(セツが私の事を認知している…?前回と同じセツなの?)』
セツ「ねぇ、ユエ。LeViのアナウンスは聞いただろう?メインコンソール室に行こう。」
『うん。……(あれ?)』
ユエは身体に違和感を覚える。
『(……セツ…なんて美味しそうなんだろう。………グノース…あれ…なんだろう、この感情……私、グノーシアに…なって…?)』
セツ「ユエ?どうかした?」
『ううん。…なんでもない。』
セツ「そっか、じゃあ行こうか。」
『うん。』
ユエはセツの後ろをついていく。
『(それにしても美味しそう、なんて。ふふっ、なんだか笑ってしまうな。)』
メインコンソールついた時、シピとククルシカと目が合った。
『(ああ、分かる。…シピとククルシカはグノーシア化しているんだ。私の…仲間。)』
セツはいつものように皆へ説明をした。
『(そうか、私はこの世界を楽しんでも良いんだ。)』
誰にも見られていないタイミングで、にやりと笑っていた。
数日経ち、グノーシアが勝利した。
目が覚めるとユエは自分がドクターなのだと分かる。コールドスリープした者が何者だったのか分かる、そんな気がした。
『(…すごいな。また戻った。でも鍵もないのに…何故…。)』
ユエもセツやグェドとはループ条件が違う事を確信し、グノーシアがいない世界を探し、ループを終わらせる方法を探し始めた。
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