立海大付属
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雨の日。部活が休みの日に、切原は部室にきて宿題をしていた。
「…英語わっかんねぇよ!」
ペンを投げ、はあ…と深い溜息をつき、背もたれがリクライニングする椅子を倒す。
『あーかや。』
「ユエちゃん!」
ユエは切原の眼前に顔を出す。
「どうした?」
『なんか苦労してるみたいだから、癒しにきた。』
そういい、ユエは切原の顔をもみもみともむ。
「お…なんか心地良いぜ。」
『じゃ、宿題頑張ろう。』
「もう眠ぃよ…。」
『私が教えてあげるよ。』
「2年の範囲なのに、ユエちゃん分かんの?」
『英語は基本を知ってれば、1年も2年も変わらないよ。』
「すっげぇ!助かるぜ!」
『ふふ…いえいえ。』
ユエは切原の隣に座り、英語を教える。
『此処はね…。』
「……ああ~~!!説明してもらってもぜんっぜん分かんねぇ!」
『難しいよね。私も正直合ってるかどうかまでは微妙なんだ。』
「ユエちゃんみたいな子が分からないなら、俺にも分かるわけないっしょ。」
『私1年だよ。2番の問題はね…。』
ユエは髪を耳にかける。その仕草に少しドキッとする切原。
『赤也、聞いてる?』
「ん、ええ?なんだっけ?」
『もう!ちゃんと聞きなさい!』
「…!ああ、ごめんごめん!(ユエちゃんって所々大人っぽいんだよなぁ…。)」
ぷんぷん、と少しふざけながら怒るユエを眺める。
「(嘘っぽく怒ってる姿もなんか…年下っぽくないっつーか…むしろ大人っぽいんだよな…。)」
『さっきから見てどうしたの?』
「いや…。ユエちゃ…いや、今だけはちょっと呼び方変えてもいい?」
『ん?全然いいよ。』
「…ユエ先輩!俺に勉強教えてほしいっス!」
『…(か、可愛いいいい!!!)』
ユエはおもわず顔がにやける。
「へへ、ちょっと嬉しかった?」
『そうね、私…見た目子供っぽいし。』
「じゃ、今だけ勉強教えてもらうし、続けていいっスか?」
『うん。ありがと、赤也。』
「いいんスよ!」
切原にししっと笑う。
『じゃあ、赤也次は此処を解いてみようか。』
「ユエ先輩…俺全然分かんないスよ。」
『適切な単語を選びなさい、ねぇ…。じゃあ私が選択肢を用意してあげるよ。ひっかけもあるから気を付けるんだよ。』
「えぇ…やってくれる訳じゃないんスか!?」
『次のテストの点数、少しはいい点取りたいでしょ?赤也の点数なら…50点。50点取れればご褒美あげるよ。』
「マジっスか!?何くれるんスか!?」
『うーん。じゃあ、赤也のお願い1つ聞いてあげるよ。』
「よっしゃ!俺、頑張るっスよ~!!」
暫く、こんな調子でユエが切原に勉強を教え続けた。
「ユエ先輩、教え方上手いっスよ!」
『ふふ、ご褒美でやる気出ただけじゃない?』
「そんなことないっスよ!」
『宿題も全部終わったね。じゃ、赤也。次のテスト頑張るんだよ。』
ユエは切原の頭を撫でる。
『……ふう、赤也に先輩って呼ばれるのすごくいい気分だった。』
「へへっ、でも50点とったらご褒美貰うぜ?」
『ん、いいよ。』
「にしても、ユエちゃんって本当見た目に合わず、大人っぽいよなぁ…。」
『ふふ、嬉しいよ。』
2人は会話も終え、暫く日が経った頃。
「ユエせんぱーい!!」
『あ、赤也…。人前でそれは恥ずかしいからやめて。』
休み時間、ユエの教室に切原がやってくる。
「そんな事より、見てくださいよ!俺のテストの点数!」
『ん?何点だったの?』
「じゃーん!!」
切原がユエに見せたテストには62と書いてあった。
『え、すごいじゃん!』
「しかもさ、聞いてよ。テストの平均点が61点なんだぜ!」
『すごい、やったね!赤也!』
「じゃ、ユエ先輩!ご褒美くれるんでしたよね!?」
『う、うん。あげるよ。』
「俺のお願い、聞いてもらいますよ!俺と、付き合ってほしいっス!!」
『!!』
教室中にきゃーきゃーと歓声があがる。
『そ、それがご褒美…いいの?』
「もっちろん!」
『約束…だからね、お願いします。』
歓声は更に大きくなる。
「よっしゃ!!ユエちゃんは俺の物~!!」
『わあ!?急に抱きつかないの!』
クラスの人たちはユエの方が大人っぽいなぁと見ていた。
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「…英語わっかんねぇよ!」
ペンを投げ、はあ…と深い溜息をつき、背もたれがリクライニングする椅子を倒す。
『あーかや。』
「ユエちゃん!」
ユエは切原の眼前に顔を出す。
「どうした?」
『なんか苦労してるみたいだから、癒しにきた。』
そういい、ユエは切原の顔をもみもみともむ。
「お…なんか心地良いぜ。」
『じゃ、宿題頑張ろう。』
「もう眠ぃよ…。」
『私が教えてあげるよ。』
「2年の範囲なのに、ユエちゃん分かんの?」
『英語は基本を知ってれば、1年も2年も変わらないよ。』
「すっげぇ!助かるぜ!」
『ふふ…いえいえ。』
ユエは切原の隣に座り、英語を教える。
『此処はね…。』
「……ああ~~!!説明してもらってもぜんっぜん分かんねぇ!」
『難しいよね。私も正直合ってるかどうかまでは微妙なんだ。』
「ユエちゃんみたいな子が分からないなら、俺にも分かるわけないっしょ。」
『私1年だよ。2番の問題はね…。』
ユエは髪を耳にかける。その仕草に少しドキッとする切原。
『赤也、聞いてる?』
「ん、ええ?なんだっけ?」
『もう!ちゃんと聞きなさい!』
「…!ああ、ごめんごめん!(ユエちゃんって所々大人っぽいんだよなぁ…。)」
ぷんぷん、と少しふざけながら怒るユエを眺める。
「(嘘っぽく怒ってる姿もなんか…年下っぽくないっつーか…むしろ大人っぽいんだよな…。)」
『さっきから見てどうしたの?』
「いや…。ユエちゃ…いや、今だけはちょっと呼び方変えてもいい?」
『ん?全然いいよ。』
「…ユエ先輩!俺に勉強教えてほしいっス!」
『…(か、可愛いいいい!!!)』
ユエはおもわず顔がにやける。
「へへ、ちょっと嬉しかった?」
『そうね、私…見た目子供っぽいし。』
「じゃ、今だけ勉強教えてもらうし、続けていいっスか?」
『うん。ありがと、赤也。』
「いいんスよ!」
切原にししっと笑う。
『じゃあ、赤也次は此処を解いてみようか。』
「ユエ先輩…俺全然分かんないスよ。」
『適切な単語を選びなさい、ねぇ…。じゃあ私が選択肢を用意してあげるよ。ひっかけもあるから気を付けるんだよ。』
「えぇ…やってくれる訳じゃないんスか!?」
『次のテストの点数、少しはいい点取りたいでしょ?赤也の点数なら…50点。50点取れればご褒美あげるよ。』
「マジっスか!?何くれるんスか!?」
『うーん。じゃあ、赤也のお願い1つ聞いてあげるよ。』
「よっしゃ!俺、頑張るっスよ~!!」
暫く、こんな調子でユエが切原に勉強を教え続けた。
「ユエ先輩、教え方上手いっスよ!」
『ふふ、ご褒美でやる気出ただけじゃない?』
「そんなことないっスよ!」
『宿題も全部終わったね。じゃ、赤也。次のテスト頑張るんだよ。』
ユエは切原の頭を撫でる。
『……ふう、赤也に先輩って呼ばれるのすごくいい気分だった。』
「へへっ、でも50点とったらご褒美貰うぜ?」
『ん、いいよ。』
「にしても、ユエちゃんって本当見た目に合わず、大人っぽいよなぁ…。」
『ふふ、嬉しいよ。』
2人は会話も終え、暫く日が経った頃。
「ユエせんぱーい!!」
『あ、赤也…。人前でそれは恥ずかしいからやめて。』
休み時間、ユエの教室に切原がやってくる。
「そんな事より、見てくださいよ!俺のテストの点数!」
『ん?何点だったの?』
「じゃーん!!」
切原がユエに見せたテストには62と書いてあった。
『え、すごいじゃん!』
「しかもさ、聞いてよ。テストの平均点が61点なんだぜ!」
『すごい、やったね!赤也!』
「じゃ、ユエ先輩!ご褒美くれるんでしたよね!?」
『う、うん。あげるよ。』
「俺のお願い、聞いてもらいますよ!俺と、付き合ってほしいっス!!」
『!!』
教室中にきゃーきゃーと歓声があがる。
『そ、それがご褒美…いいの?』
「もっちろん!」
『約束…だからね、お願いします。』
歓声は更に大きくなる。
「よっしゃ!!ユエちゃんは俺の物~!!」
『わあ!?急に抱きつかないの!』
クラスの人たちはユエの方が大人っぽいなぁと見ていた。
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