立海大付属
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雨の日。連絡で今日は部活がないと言われていたが、みんなはつい部室に集まってしまうらしい。
『あ、今日部活ないんだった。んー…ま、いっか。此処落ち着くし、宿題でもやろっと…。』
ユエはカバンから宿題とおやつのポッキーとポテチを取り出し、宿題を始めた。
暫くすると、丸井が部室へやってくる。
ブ「お菓子の匂い…って、お。ユエじゃん。」
『ん?ブン太か。お菓子食べる?』
ブ「食れんのか?いい奴だな、ユエ!」
『ブン太の為に買った物だし、たんまり食べて。』
ブ「うっしゃー!」
丸井はユエの真横の席に座った。
ブ「うわ、その範囲懐かしいな。ここの答えは1番じゃなくて2番だろぃ。」
『ん?ああ、そっか。ありがとう、ブン太。』
ブ「菓子のお礼だぜぃ。」
丸井はピースサインを出していた。
『(可愛いなぁ。)』
比「おや?ユエさんに丸井くん?少ないでs…しまった、今日は部活動がないのでしたね。」
『比呂士がミスなんて珍しいね。』
比「雨のせいにする訳ではないですが、少しぼーっとしてしまったみたいですね。私とした事が。」
『比呂士もせっかくだしゆっくりしてけば?ポッキーいる?』
比「頂いてもよろしいのですか?では、いただきます。」
ブ「よく味わって食えよ!」
『私が買った物なのに。』
比「お菓子を頂いたお礼に、ユエさんの勉強私もみましょう。」
『ありがとう、比呂士。』
比「いいんですよ。ギブアンドテイクは当然ではないですか。」
左右の先生がたまに煩いと思いつつ宿題を進める。
蓮「部室に明かりがついてるから誰がいるのかと思ったらやっぱりユエと丸井だったか。柳生がいるとは思わなかったが。」
『蓮二か。柳生ミスなんだって、珍しいよね。』
蓮「本当か!?俺のデータでは2%も満たない可能性だったが……また計算し直してみるか。」
『蓮二も此処で作業していけば?お菓子いる?』
蓮「そうだな。此処は自分の部屋のように落ち着くし効率もいいだろう。甘い物は頭の回転もよくなる、貰おう。ありがとう、ユエ。」
『どういたしましてー。』
丸井はユエの勉強を見るのに飽きたらしく、漫画を読み始めた。
赤「おっ、一番乗りって思ったけど全然だったんスね!」
『赤也?今日部活ないって分かってるよね?』
赤「えっ!?あ、今日って雨じゃん!ショックー…。」
『私の宿題終わったら晩ご飯でも一緒に食べに行こうよ。』
赤「マジ!?ユエちゃんと一緒に行けるならラッキ~!」
ブ「赤也が行くなら俺もついてっていい?」
『もちろん。皆で行った方が楽しいじゃん。蓮二と比呂士は?』
蓮「晩飯か。いいぞ。」
比「私もお供しましょう。自宅に連絡を一本いれてきます。失敬。」
柳生は1度席から離れ、部室の外へ出て電話をしにいった。
赤「やりぃ、ユエちゃんのとっなり~!」
『比呂士は一応私の宿題見ててくれてたんだけど。』
赤「勉強?俺だって2年だぜ、教えてやるよ。」
『これ、英語だけど大丈夫?』
赤「あー…眠くなってきた。」
『だよね。赤也もお菓子食べていいよ。ポテチとポッキー。』
赤「お、サンキュー、ユエちゃん!」
切原は人が買ったおやつをばくばくと食べている。
すると、柳生が仁王と一緒に戻ってきた。
『あら、雅治?』
雅「部活ないのに部室の前に柳生がおったのが気になって来たんじゃ。」
『雅治と比呂士って本当仲良いね。雅治も晩飯一緒に食べない?比呂士も来るよ。』
雅「晩飯か。ユエが行くなら行くぜよ。」
というと、母親にメッセを送っている。文面には、プピナッチョ、とだけかかれていた。
『それで伝わるの!?』
雅「さあ。」
『伝わるか分かんないの!?』
比「相変わらずですね。」
蓮「仁王の家族とのやり取りを見ていると面白いぞ。」
『見たい!』
精「ユエは宿題するんじゃなかったのかい?」
『わ、精市?』
賑やかな声を聴いて幸村もやってきた。幸村も部室の椅子へ座る。
精「宿題が終わったあとでもいいだろう?」
『ま、そうね…。精市もみんなと一緒にご飯食べる?そういう話になってるんだけど。』
精「晩ご飯か。いいね、僕も一緒に行かせてくれ。」
赤「幸村部長の好きな物って焼き魚でしたよね!?和食とかどうっスか?」
精「俺に合わせることはないよ。」
『ふふ…赤也焼肉好きだもんね。人に合わせてあげること出来るんだね。』
赤「ユエちゃんひっど!俺だって気ぐらい使えるって!」
桑「なんだ、雨なのに集まって。」
『あ、ジャッカル。なんか、居心地よくてさ。』
桑「幸村もか?」
精「俺は休みだと連絡したのに電気がついてたから、なんだろうと思って来たんだ。そしたら皆がいてね。」
桑「へぇ、柳生や仁王もいるとは思わなかったな。ま、俺もやる事ないしちょっと居るか。」
ブ「ジャッカルも晩飯食いにいかね?今全員でいくって話になってんだけど。」
桑「晩飯?いいぜ。」
比「こんなに人数が集まるのは珍しいですね。」
雅「そうやのう。俺とジャッカルが何処か遊びに行くのは初めてじゃないか?」
桑「そうだな。」
『あ、そうなんだ。』
幸村はユエの後ろに周り、切原にも聞こえるぐらいの声量で耳打ちをする。
精「昔、仁王と丸井はすぐに帰りたがったんだよ。ユエが来てからだよ、皆がこんな遅くまで残るようになったのは。」
赤「うんうん!そうだぜ!」
『ふふ、そっか。』
幸村と切原とユエで笑い合っていると、仁王とジャッカルはじっとこっちを見る。
雅「何こそこそ話してる。」
桑「幸村、何を言ったんだ?」
精「秘密。ね、赤也。」
赤「そうっスね!」
お菓子を食べながらそれぞれが雑談しているとユエの宿題がやっと終わりと告げる。
『ん~思ったよりすぐ終わった。比呂士、ブン太、教えてくれてありがとう。』
比「お礼を言われるほどの事ではないですよ。」
ブ「ま、俺はこれでも3年だからな!」
『ありがと、2人とも。』
精「さて、1人足りないね。」
『来るでしょ。』
赤「来たら来たで怖いっスけど…。」
『噂してみる?噂したら飛んできそう。』
桑「柳に噂のタネを撒いてもらおうか。」
雅「面白そうやの。参謀、言ってみんしゃい。」
蓮「彼奴の噂になりそうなタネか。そうだな…。好みのタイプは奥ゆかしい人物だそうだ。」
『奥ゆかしい人ねぇ…。』
赤「奥ゆかしい人って具体的にはなんだ?」
精「一言で言うなら上品な人って所だね。」
赤「上品な人っスか~…。それはユエちゃんとは違うタイプっスね。」
『ふふ、そうね。』
精「そうかな。副部長がユエを見たその日にマネージャーに歓迎するなんて、一目惚れしたとか、それぐらいの事じゃなきゃしたないと思うんだよね。」
『精市は褒め上手だね。いい目をしていたーって、精市なら気に入りそうーって言ってたんだよ?』
雅「一目惚れした理由を隠す理由に幸村を使うってのは考えにくいのう。」
桑「彼奴が照れ隠しの可能性は?」
ブ「ははっ!!想像したらめっちゃ面白ぇな!」
蓮「だが、彼奴のデータ的にユエに惚れている可能性は84%だ。」
『嘘でしょ!?』
蓮「彼奴はそういう奴だ。恋をした事ない奴は自分の気持ちにも気づかない物だ。」
赤「たしかに!それにしてもあの鬼の副部長が、マネージャーに恋したなんて面白いっスねぇ!」
切原がそう言うと、部室の外から大きなくしゃみが聞こえた。
『ふふ…大きなくしゃみ。』
雅「やっと来たようやのう。」
赤「げげ…本当に噂したら来るんスね…!」
真田が部室のドアを開けて登場する。
弦「お前たち、何をしている。」
『弦一郎の噂。』
蓮「そうだな。」
弦「俺の噂だと?」
赤「そ、そうっスよ。副部長以外が集まってるんだから、副部長も来ると思ったって話をしてたんスよ…。」
ブ「ぷっ…。」
精「はは…そうだね。」
弦「何を笑っている。赤也!」
赤「いっ!?ほ、本当にその話もしてたんスよ!!」
『本当だよ、弦一郎。』
弦「む、そうか…。」
精「ふふ…真田はユエに少し弱いんだね。」
『ねぇ、弦一郎、弦一郎も一緒にご飯食べていかない?』
弦「俺も?」
雅「今、真田以外の全員行く話になってるぜよ。」
弦「なら俺も同行するとしよう。」
ブ「レギュラー陣全員で飯なんて初めてだな。」
『じゃ、みんなで行こうか。』
赤「おっ、雨も上がってるっスよ!」
窓の外を見るといつの間にかからっと晴れていた。
『おお、夕日綺麗じゃん!』
雅「良い事思いついたぜよ。じゃん負けした奴か、1人勝ちした奴がユエをおんぶして連れてくってどうじゃ?」
『えっ、なにそれ。』
雅「今思いついた。面白そうじゃろ。」
というと仁王が真田以外の全員にグーで目配せをする。
『ふふ…面白いかも。』
桑「ま、俺も賛成だな。」
比「そうですね、私もやりましょう。」
雅「真田もやりんしゃい。」
弦「俺もか?まあいい。」
「「じゃんけん!!!」」
ほい、と出された手は真田以外の全員がグーだった。
弦「なに!?」
『弦一郎ー!おんぶおんぶ!』
弦「あ、ああ…。」
真田がユエをおぶると、全員が部室から出た。
『弦一郎は背が高くて見晴らしいいなぁ。』
弦「そうか。」
赤「真田先輩!ご飯は和食のお店行くって話っすよ!」
雅「和食はええのう。」
比「私も好きです。」
桑「定食とか食いたいな。」
ブ「デザートに和菓子食いてぇ。」
精「甘いのばっかり食べちゃダメだよ。」
蓮「精市の家の近くに美味しい和食の店があると聞いた事あるぞ。」
『じゃ、そこ行こー!』
赤「いいっスね!」
.
『あ、今日部活ないんだった。んー…ま、いっか。此処落ち着くし、宿題でもやろっと…。』
ユエはカバンから宿題とおやつのポッキーとポテチを取り出し、宿題を始めた。
暫くすると、丸井が部室へやってくる。
ブ「お菓子の匂い…って、お。ユエじゃん。」
『ん?ブン太か。お菓子食べる?』
ブ「食れんのか?いい奴だな、ユエ!」
『ブン太の為に買った物だし、たんまり食べて。』
ブ「うっしゃー!」
丸井はユエの真横の席に座った。
ブ「うわ、その範囲懐かしいな。ここの答えは1番じゃなくて2番だろぃ。」
『ん?ああ、そっか。ありがとう、ブン太。』
ブ「菓子のお礼だぜぃ。」
丸井はピースサインを出していた。
『(可愛いなぁ。)』
比「おや?ユエさんに丸井くん?少ないでs…しまった、今日は部活動がないのでしたね。」
『比呂士がミスなんて珍しいね。』
比「雨のせいにする訳ではないですが、少しぼーっとしてしまったみたいですね。私とした事が。」
『比呂士もせっかくだしゆっくりしてけば?ポッキーいる?』
比「頂いてもよろしいのですか?では、いただきます。」
ブ「よく味わって食えよ!」
『私が買った物なのに。』
比「お菓子を頂いたお礼に、ユエさんの勉強私もみましょう。」
『ありがとう、比呂士。』
比「いいんですよ。ギブアンドテイクは当然ではないですか。」
左右の先生がたまに煩いと思いつつ宿題を進める。
蓮「部室に明かりがついてるから誰がいるのかと思ったらやっぱりユエと丸井だったか。柳生がいるとは思わなかったが。」
『蓮二か。柳生ミスなんだって、珍しいよね。』
蓮「本当か!?俺のデータでは2%も満たない可能性だったが……また計算し直してみるか。」
『蓮二も此処で作業していけば?お菓子いる?』
蓮「そうだな。此処は自分の部屋のように落ち着くし効率もいいだろう。甘い物は頭の回転もよくなる、貰おう。ありがとう、ユエ。」
『どういたしましてー。』
丸井はユエの勉強を見るのに飽きたらしく、漫画を読み始めた。
赤「おっ、一番乗りって思ったけど全然だったんスね!」
『赤也?今日部活ないって分かってるよね?』
赤「えっ!?あ、今日って雨じゃん!ショックー…。」
『私の宿題終わったら晩ご飯でも一緒に食べに行こうよ。』
赤「マジ!?ユエちゃんと一緒に行けるならラッキ~!」
ブ「赤也が行くなら俺もついてっていい?」
『もちろん。皆で行った方が楽しいじゃん。蓮二と比呂士は?』
蓮「晩飯か。いいぞ。」
比「私もお供しましょう。自宅に連絡を一本いれてきます。失敬。」
柳生は1度席から離れ、部室の外へ出て電話をしにいった。
赤「やりぃ、ユエちゃんのとっなり~!」
『比呂士は一応私の宿題見ててくれてたんだけど。』
赤「勉強?俺だって2年だぜ、教えてやるよ。」
『これ、英語だけど大丈夫?』
赤「あー…眠くなってきた。」
『だよね。赤也もお菓子食べていいよ。ポテチとポッキー。』
赤「お、サンキュー、ユエちゃん!」
切原は人が買ったおやつをばくばくと食べている。
すると、柳生が仁王と一緒に戻ってきた。
『あら、雅治?』
雅「部活ないのに部室の前に柳生がおったのが気になって来たんじゃ。」
『雅治と比呂士って本当仲良いね。雅治も晩飯一緒に食べない?比呂士も来るよ。』
雅「晩飯か。ユエが行くなら行くぜよ。」
というと、母親にメッセを送っている。文面には、プピナッチョ、とだけかかれていた。
『それで伝わるの!?』
雅「さあ。」
『伝わるか分かんないの!?』
比「相変わらずですね。」
蓮「仁王の家族とのやり取りを見ていると面白いぞ。」
『見たい!』
精「ユエは宿題するんじゃなかったのかい?」
『わ、精市?』
賑やかな声を聴いて幸村もやってきた。幸村も部室の椅子へ座る。
精「宿題が終わったあとでもいいだろう?」
『ま、そうね…。精市もみんなと一緒にご飯食べる?そういう話になってるんだけど。』
精「晩ご飯か。いいね、僕も一緒に行かせてくれ。」
赤「幸村部長の好きな物って焼き魚でしたよね!?和食とかどうっスか?」
精「俺に合わせることはないよ。」
『ふふ…赤也焼肉好きだもんね。人に合わせてあげること出来るんだね。』
赤「ユエちゃんひっど!俺だって気ぐらい使えるって!」
桑「なんだ、雨なのに集まって。」
『あ、ジャッカル。なんか、居心地よくてさ。』
桑「幸村もか?」
精「俺は休みだと連絡したのに電気がついてたから、なんだろうと思って来たんだ。そしたら皆がいてね。」
桑「へぇ、柳生や仁王もいるとは思わなかったな。ま、俺もやる事ないしちょっと居るか。」
ブ「ジャッカルも晩飯食いにいかね?今全員でいくって話になってんだけど。」
桑「晩飯?いいぜ。」
比「こんなに人数が集まるのは珍しいですね。」
雅「そうやのう。俺とジャッカルが何処か遊びに行くのは初めてじゃないか?」
桑「そうだな。」
『あ、そうなんだ。』
幸村はユエの後ろに周り、切原にも聞こえるぐらいの声量で耳打ちをする。
精「昔、仁王と丸井はすぐに帰りたがったんだよ。ユエが来てからだよ、皆がこんな遅くまで残るようになったのは。」
赤「うんうん!そうだぜ!」
『ふふ、そっか。』
幸村と切原とユエで笑い合っていると、仁王とジャッカルはじっとこっちを見る。
雅「何こそこそ話してる。」
桑「幸村、何を言ったんだ?」
精「秘密。ね、赤也。」
赤「そうっスね!」
お菓子を食べながらそれぞれが雑談しているとユエの宿題がやっと終わりと告げる。
『ん~思ったよりすぐ終わった。比呂士、ブン太、教えてくれてありがとう。』
比「お礼を言われるほどの事ではないですよ。」
ブ「ま、俺はこれでも3年だからな!」
『ありがと、2人とも。』
精「さて、1人足りないね。」
『来るでしょ。』
赤「来たら来たで怖いっスけど…。」
『噂してみる?噂したら飛んできそう。』
桑「柳に噂のタネを撒いてもらおうか。」
雅「面白そうやの。参謀、言ってみんしゃい。」
蓮「彼奴の噂になりそうなタネか。そうだな…。好みのタイプは奥ゆかしい人物だそうだ。」
『奥ゆかしい人ねぇ…。』
赤「奥ゆかしい人って具体的にはなんだ?」
精「一言で言うなら上品な人って所だね。」
赤「上品な人っスか~…。それはユエちゃんとは違うタイプっスね。」
『ふふ、そうね。』
精「そうかな。副部長がユエを見たその日にマネージャーに歓迎するなんて、一目惚れしたとか、それぐらいの事じゃなきゃしたないと思うんだよね。」
『精市は褒め上手だね。いい目をしていたーって、精市なら気に入りそうーって言ってたんだよ?』
雅「一目惚れした理由を隠す理由に幸村を使うってのは考えにくいのう。」
桑「彼奴が照れ隠しの可能性は?」
ブ「ははっ!!想像したらめっちゃ面白ぇな!」
蓮「だが、彼奴のデータ的にユエに惚れている可能性は84%だ。」
『嘘でしょ!?』
蓮「彼奴はそういう奴だ。恋をした事ない奴は自分の気持ちにも気づかない物だ。」
赤「たしかに!それにしてもあの鬼の副部長が、マネージャーに恋したなんて面白いっスねぇ!」
切原がそう言うと、部室の外から大きなくしゃみが聞こえた。
『ふふ…大きなくしゃみ。』
雅「やっと来たようやのう。」
赤「げげ…本当に噂したら来るんスね…!」
真田が部室のドアを開けて登場する。
弦「お前たち、何をしている。」
『弦一郎の噂。』
蓮「そうだな。」
弦「俺の噂だと?」
赤「そ、そうっスよ。副部長以外が集まってるんだから、副部長も来ると思ったって話をしてたんスよ…。」
ブ「ぷっ…。」
精「はは…そうだね。」
弦「何を笑っている。赤也!」
赤「いっ!?ほ、本当にその話もしてたんスよ!!」
『本当だよ、弦一郎。』
弦「む、そうか…。」
精「ふふ…真田はユエに少し弱いんだね。」
『ねぇ、弦一郎、弦一郎も一緒にご飯食べていかない?』
弦「俺も?」
雅「今、真田以外の全員行く話になってるぜよ。」
弦「なら俺も同行するとしよう。」
ブ「レギュラー陣全員で飯なんて初めてだな。」
『じゃ、みんなで行こうか。』
赤「おっ、雨も上がってるっスよ!」
窓の外を見るといつの間にかからっと晴れていた。
『おお、夕日綺麗じゃん!』
雅「良い事思いついたぜよ。じゃん負けした奴か、1人勝ちした奴がユエをおんぶして連れてくってどうじゃ?」
『えっ、なにそれ。』
雅「今思いついた。面白そうじゃろ。」
というと仁王が真田以外の全員にグーで目配せをする。
『ふふ…面白いかも。』
桑「ま、俺も賛成だな。」
比「そうですね、私もやりましょう。」
雅「真田もやりんしゃい。」
弦「俺もか?まあいい。」
「「じゃんけん!!!」」
ほい、と出された手は真田以外の全員がグーだった。
弦「なに!?」
『弦一郎ー!おんぶおんぶ!』
弦「あ、ああ…。」
真田がユエをおぶると、全員が部室から出た。
『弦一郎は背が高くて見晴らしいいなぁ。』
弦「そうか。」
赤「真田先輩!ご飯は和食のお店行くって話っすよ!」
雅「和食はええのう。」
比「私も好きです。」
桑「定食とか食いたいな。」
ブ「デザートに和菓子食いてぇ。」
精「甘いのばっかり食べちゃダメだよ。」
蓮「精市の家の近くに美味しい和食の店があると聞いた事あるぞ。」
『じゃ、そこ行こー!』
赤「いいっスね!」
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