青春学園
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「うをっ!?」
突風がふく。
『今日は風強いなぁ…。』
何処からか、白い帽子が飛んでくるので、ユエはキャッチする。
『この帽子は…。』
「ちょっと!」
『お、やっぱり。リョーマか。』
「拾ってくれたんだ。ありがと。」
『どういたしまして。』
ユエはキャッチした帽子を越前に返す。越前が帽子を受け取ると深くかぶる。
「あんたって話しやすいよね。」
『桜乃ちゃんより背が低いから?』
「…別に竜崎は関係ないじゃん。」
『図星でしょ。』
「さあね。」
越前はユエと反対方向を向く。
『お可愛いこと。』
「ねぇ、今暇?」
『ん?暇だけど。』
「うち、来ない?俺も暇してんだよね。」
『お、いいの?』
「俺が誘ってんだけど。」
『そうだったね。じゃあ、行く。カルピンに会いたいし。』
「カルピンに、ね…。」
『ん?』
「なんでもない。ついてきなよ。」
『うん。』
越前が前を歩き、ユエは後ろをついてく。
『リョーマ。』
「なに?」
『桜乃ちゃんの事ってどう思ってんの?』
「どうって、別に。」
『同級生、ぐらいな感じ?』
「ま、テニス仲間ってぐらいじゃない?」
『ふーん…。』
「ユエから聞いてきた癖に、興味なさそうにしないでよね。」
『いや、良かったって思って。』
「なんで?」
『なんでだと思う?』
「もういいや。」
『面倒臭がったな。』
「うん。」
そんな会話をしていると、越前の家につく。縁側の方へ行き、ユエが座るとカルピンがやってくる。
『カルピンー!会いたかった。』
カルピンも嬉しそうに自分の体をユエにこすりつける。
「ちぇ、カルピンが俺以外にこんなに懐くの珍しいんだよな。」
『カルピンは人を見極めるのが上手なんだね。』
「そうだね。」
カルピンはユエの膝の上で丸くなる。ユエはカルピンを撫でる。
『私、昔はこんなに動物に好かれなかったのになぁ…。』
「へぇ。なんでだろうね。」
『ずっとタバコ臭い環境にいたからかな。』
「…ユエってさ、よく思うんだけど親から虐待とかされてたの?」
『え?あ、ああ…そういう訳じゃないんだけど(やば、口走った!)』
「ま、カルピンはちゃんと中身まで見透かしてるって事なんでしょ。」
『ふふ…ありがとね、カルピン。』
越前はユエの姿をじーーっと眺めている。
『リョーマ。』
「ん?なに?」
『カルピンほしい。』
「は?ダメに決まってるじゃん。」
『カルピンどう?』
カルピンはそのタイミングでユエの膝の上で立ち上がり、まるでハグするかのようにユエに密着する。
『カルピン的にはいいみたいだよ。』
「…けっこうショックなんだけど。」
『へへ。』
カルピンはユエから退き、リョーマの方へ行き、同じように密着する。
「カルピン?」
『…あ!私とリョーマが付き合えばいいんじゃない?』
「えっ、なんでそうなんの!?」
『結婚したら、カルピン貰える。』
「本気で言ってる?」
『私は隠し事はしても、嘘はつかないよ。』
「…付き合ったら隠し事しない?」
『うん。もう少し大人になったらね。』
「そ。」
カルピンはリョーマから退き、リョーマはユエの真横に座り直す。
「じゃ、付き合ってあげるよ。」
『やったー。』
すると、カルピンがユエとリョーマの間から顔を出す。
「なんで今邪魔するかな。」
『カルピンはキューピッドなんだから真ん中の席だよねー。』
「…にゃろう。」
.
突風がふく。
『今日は風強いなぁ…。』
何処からか、白い帽子が飛んでくるので、ユエはキャッチする。
『この帽子は…。』
「ちょっと!」
『お、やっぱり。リョーマか。』
「拾ってくれたんだ。ありがと。」
『どういたしまして。』
ユエはキャッチした帽子を越前に返す。越前が帽子を受け取ると深くかぶる。
「あんたって話しやすいよね。」
『桜乃ちゃんより背が低いから?』
「…別に竜崎は関係ないじゃん。」
『図星でしょ。』
「さあね。」
越前はユエと反対方向を向く。
『お可愛いこと。』
「ねぇ、今暇?」
『ん?暇だけど。』
「うち、来ない?俺も暇してんだよね。」
『お、いいの?』
「俺が誘ってんだけど。」
『そうだったね。じゃあ、行く。カルピンに会いたいし。』
「カルピンに、ね…。」
『ん?』
「なんでもない。ついてきなよ。」
『うん。』
越前が前を歩き、ユエは後ろをついてく。
『リョーマ。』
「なに?」
『桜乃ちゃんの事ってどう思ってんの?』
「どうって、別に。」
『同級生、ぐらいな感じ?』
「ま、テニス仲間ってぐらいじゃない?」
『ふーん…。』
「ユエから聞いてきた癖に、興味なさそうにしないでよね。」
『いや、良かったって思って。』
「なんで?」
『なんでだと思う?』
「もういいや。」
『面倒臭がったな。』
「うん。」
そんな会話をしていると、越前の家につく。縁側の方へ行き、ユエが座るとカルピンがやってくる。
『カルピンー!会いたかった。』
カルピンも嬉しそうに自分の体をユエにこすりつける。
「ちぇ、カルピンが俺以外にこんなに懐くの珍しいんだよな。」
『カルピンは人を見極めるのが上手なんだね。』
「そうだね。」
カルピンはユエの膝の上で丸くなる。ユエはカルピンを撫でる。
『私、昔はこんなに動物に好かれなかったのになぁ…。』
「へぇ。なんでだろうね。」
『ずっとタバコ臭い環境にいたからかな。』
「…ユエってさ、よく思うんだけど親から虐待とかされてたの?」
『え?あ、ああ…そういう訳じゃないんだけど(やば、口走った!)』
「ま、カルピンはちゃんと中身まで見透かしてるって事なんでしょ。」
『ふふ…ありがとね、カルピン。』
越前はユエの姿をじーーっと眺めている。
『リョーマ。』
「ん?なに?」
『カルピンほしい。』
「は?ダメに決まってるじゃん。」
『カルピンどう?』
カルピンはそのタイミングでユエの膝の上で立ち上がり、まるでハグするかのようにユエに密着する。
『カルピン的にはいいみたいだよ。』
「…けっこうショックなんだけど。」
『へへ。』
カルピンはユエから退き、リョーマの方へ行き、同じように密着する。
「カルピン?」
『…あ!私とリョーマが付き合えばいいんじゃない?』
「えっ、なんでそうなんの!?」
『結婚したら、カルピン貰える。』
「本気で言ってる?」
『私は隠し事はしても、嘘はつかないよ。』
「…付き合ったら隠し事しない?」
『うん。もう少し大人になったらね。』
「そ。」
カルピンはリョーマから退き、リョーマはユエの真横に座り直す。
「じゃ、付き合ってあげるよ。」
『やったー。』
すると、カルピンがユエとリョーマの間から顔を出す。
「なんで今邪魔するかな。」
『カルピンはキューピッドなんだから真ん中の席だよねー。』
「…にゃろう。」
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