四天宝寺
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『ああ…また元の姿に戻っちゃったんだ。…そういや元に戻ったら1回やりたい事があったんだよね。』
ユエは誰にも見られないように寮から出て、新幹線に乗り、大阪へ向かっていた。
『とーちゃく!さーて、四天宝寺行こうっと。』
タクシーに乗り、四天宝寺の校門前に着く。
『(お、いるいる。)』
ユエは見学を装って四天宝寺のテニス部の練習を見守っていた。
『(蔵ノ介って本当イケメンだなぁ。)』
金「なーなー、あの見学の人めっちゃ美人やなぁ!!」
「こら、金ちゃん。指さしたら失礼やろ。」
謙「俺もあんな美人にモテたいわぁ。」
『(謙也…此処まで聞こえてるよ。)』
すると、白石はユエに近寄る。
「こんにちは、お姉さん。見学ですか?」
『ええ、そうよ。四天宝寺のテニス部って強そうな人ばかりね。』
「おおきに。テニス詳しいんです?」
『んーどうだろう。関東の学校は見て回ってるけれど。』
「へぇ、関東っていうとやっぱ常勝立海大です?」
『え。立海もそうだし、青学とか、氷帝とかね。』
「あ、俺達も戦った事ある学校ですわ。」
『知ってるよ。私、四天宝寺に用があって来たんだから。』
「用?なんですか?」
『部長の白石蔵ノ介くんよね。』
「はい、そうですけど。」
『貴方をナンパしに来たの。』
「…………はい?」
白石はプチパニックに陥り、固まる。
謙「なんや、やっぱ白石狙いやないか。」
千「仕方ないばい。」
『私、その為だけに関東から来たのよ。』
「え、えっと。な、なんていうか…お、おおきに。」
白石は急にもじもじと恥ずかしがっていた。
『いいえ。私貴方に一目惚れしちゃって。これぐらい安い物よ。部活終わった後、今日1日でいいからデートしてくれない?』
謙「いったれ、いったれ白石!」
金「白石だけずるいわ~!!」
『(ふふ、蔵之介も謙也も金ちゃんもみんな良い反応…大阪来てよかったー。)』
ユエは逆ナンされるのが苦手な白石とその全員の反応が見たいという理由だけで大阪に来ていたのだった。
「わ、分かりました…部活終わった後なら大丈夫です。」
『え。』
「え?」
『あ、違う違う。えっと、ありがとう蔵ノ介くん。見学して待っているわ。』
「は、はい。」
そう言うと白石はギクシャクしながらコートへ戻っていった。
謙「なんや、白石!!あんな美人にナンパされとんのに情けないな!」
「お、俺ナンパなんてされる事そんなある訳やないし、どうしてええか分からんやろ!」
ユエはクスクスと笑みを零す。暫くして、部活を終えると白石は着替えてユエの元へ近寄る。
「あ、その…お待たせしました。」
『いいのよ、蔵ノ介くん。』
2人は校門を出て駅前の喫茶店の方へ向かう事になった。
「えっと…。お姉さんの事、なんて呼んだらいいです?」
『私?んー……ユエ。』
「えっ、ユエ?」
『うん。』
「ぐ、偶然やと思うんやけど…俺、立海にいるマネージャーの子の事が気になってて…ユエさんと同じ名前やから、吃驚しましたわ。」
『!(えっ、ええぇー!?わ、私!?)…へぇ、好きな子いるんだ。しかも私と同じ名前なんて、運命だね。正しくエクスタシー。』
「そ、そうですね。」
『………ナンパなんてしに来なくてよかったじゃん。』
ユエは小声でそう呟く。
「え、なんです?」
『ううん、なんでもない。ね、蔵ノ介くん。少し屈んでくれる?』
「はい?」
白石が屈むと、ユエは白石の前髪をかきあげる。
「どないしたんです?」
キョトンとする白石の額に、そっと口付けをする。
すると、白石はまた思考停止していた。
『蔵ノ介くん、小さい頃に知らない人についてっちゃダメって教わらなかった?』
「え、えっ!?ユエさん!?」
『ふふっ、今日は会えて良かった。蔵ノ介くんって本当に優しい人なのね。私の目に狂いはなかったわ。』
「か、帰るんです?俺の為に会いに来たのに?」
『ええ。貴方が素敵な人だと分かったから。』
「…その、ちゅーなんかしてきて…俺が貴女に惚れそうって言っても帰ります?」
『うん、帰るよ。』
タタっと小走りし、白石と距離をとるユエ。
『(この姿では)さようなら、蔵ノ介くん。』
「ずるい人ですよ、ユエさん…。」
『立海のマネージャーの子と上手くいくといいね。』
「…はい、ありがとうございます。あの、俺、きっと…貴女のこと忘れれません。」
『ふふ、好きな子に笑い話で聞かせるといいよ。』
そういうとユエは人混みの中へ消えた。
「…ユエ。」
白石はスマホを取り出し、ユエへメッセを送る。
“次会うた時告白するから、待っとってな。”
『ふふ。“どうしたの、突然!…分かった、席空けとくね。”っと。』
.
ユエは誰にも見られないように寮から出て、新幹線に乗り、大阪へ向かっていた。
『とーちゃく!さーて、四天宝寺行こうっと。』
タクシーに乗り、四天宝寺の校門前に着く。
『(お、いるいる。)』
ユエは見学を装って四天宝寺のテニス部の練習を見守っていた。
『(蔵ノ介って本当イケメンだなぁ。)』
金「なーなー、あの見学の人めっちゃ美人やなぁ!!」
「こら、金ちゃん。指さしたら失礼やろ。」
謙「俺もあんな美人にモテたいわぁ。」
『(謙也…此処まで聞こえてるよ。)』
すると、白石はユエに近寄る。
「こんにちは、お姉さん。見学ですか?」
『ええ、そうよ。四天宝寺のテニス部って強そうな人ばかりね。』
「おおきに。テニス詳しいんです?」
『んーどうだろう。関東の学校は見て回ってるけれど。』
「へぇ、関東っていうとやっぱ常勝立海大です?」
『え。立海もそうだし、青学とか、氷帝とかね。』
「あ、俺達も戦った事ある学校ですわ。」
『知ってるよ。私、四天宝寺に用があって来たんだから。』
「用?なんですか?」
『部長の白石蔵ノ介くんよね。』
「はい、そうですけど。」
『貴方をナンパしに来たの。』
「…………はい?」
白石はプチパニックに陥り、固まる。
謙「なんや、やっぱ白石狙いやないか。」
千「仕方ないばい。」
『私、その為だけに関東から来たのよ。』
「え、えっと。な、なんていうか…お、おおきに。」
白石は急にもじもじと恥ずかしがっていた。
『いいえ。私貴方に一目惚れしちゃって。これぐらい安い物よ。部活終わった後、今日1日でいいからデートしてくれない?』
謙「いったれ、いったれ白石!」
金「白石だけずるいわ~!!」
『(ふふ、蔵之介も謙也も金ちゃんもみんな良い反応…大阪来てよかったー。)』
ユエは逆ナンされるのが苦手な白石とその全員の反応が見たいという理由だけで大阪に来ていたのだった。
「わ、分かりました…部活終わった後なら大丈夫です。」
『え。』
「え?」
『あ、違う違う。えっと、ありがとう蔵ノ介くん。見学して待っているわ。』
「は、はい。」
そう言うと白石はギクシャクしながらコートへ戻っていった。
謙「なんや、白石!!あんな美人にナンパされとんのに情けないな!」
「お、俺ナンパなんてされる事そんなある訳やないし、どうしてええか分からんやろ!」
ユエはクスクスと笑みを零す。暫くして、部活を終えると白石は着替えてユエの元へ近寄る。
「あ、その…お待たせしました。」
『いいのよ、蔵ノ介くん。』
2人は校門を出て駅前の喫茶店の方へ向かう事になった。
「えっと…。お姉さんの事、なんて呼んだらいいです?」
『私?んー……ユエ。』
「えっ、ユエ?」
『うん。』
「ぐ、偶然やと思うんやけど…俺、立海にいるマネージャーの子の事が気になってて…ユエさんと同じ名前やから、吃驚しましたわ。」
『!(えっ、ええぇー!?わ、私!?)…へぇ、好きな子いるんだ。しかも私と同じ名前なんて、運命だね。正しくエクスタシー。』
「そ、そうですね。」
『………ナンパなんてしに来なくてよかったじゃん。』
ユエは小声でそう呟く。
「え、なんです?」
『ううん、なんでもない。ね、蔵ノ介くん。少し屈んでくれる?』
「はい?」
白石が屈むと、ユエは白石の前髪をかきあげる。
「どないしたんです?」
キョトンとする白石の額に、そっと口付けをする。
すると、白石はまた思考停止していた。
『蔵ノ介くん、小さい頃に知らない人についてっちゃダメって教わらなかった?』
「え、えっ!?ユエさん!?」
『ふふっ、今日は会えて良かった。蔵ノ介くんって本当に優しい人なのね。私の目に狂いはなかったわ。』
「か、帰るんです?俺の為に会いに来たのに?」
『ええ。貴方が素敵な人だと分かったから。』
「…その、ちゅーなんかしてきて…俺が貴女に惚れそうって言っても帰ります?」
『うん、帰るよ。』
タタっと小走りし、白石と距離をとるユエ。
『(この姿では)さようなら、蔵ノ介くん。』
「ずるい人ですよ、ユエさん…。」
『立海のマネージャーの子と上手くいくといいね。』
「…はい、ありがとうございます。あの、俺、きっと…貴女のこと忘れれません。」
『ふふ、好きな子に笑い話で聞かせるといいよ。』
そういうとユエは人混みの中へ消えた。
「…ユエ。」
白石はスマホを取り出し、ユエへメッセを送る。
“次会うた時告白するから、待っとってな。”
『ふふ。“どうしたの、突然!…分かった、席空けとくね。”っと。』
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