四天宝寺
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『四天宝寺っていう学校まで。』
ユエは休みをもらい、大阪へ来ていた。タクシーに乗り込み、四天宝寺へ向かう。
『(ま、テニスやってるっしょ。)』
かなり無計画に、四天宝寺の学校へ向かっていた。タクシーを降り、四天宝寺の校門を通ると、テニス部が練習をしていた。
『(お、良かった。)』
ユエは黙ってコートを見つめる。
蔵「ふう。みんな、今日中々ええ動きやん。」
千「今日えらく調子良かばい。」
金「ワイもやー!!」
光「あー…なんかあるんですかね、今日。」
『(あら、なら邪魔するの悪いかな。此処に暫くいよう。)』
ぼーっとコートを見ていると、ユエに近づく人影。
謙「見学か?」
『わっ!?謙也か、吃驚したぁ…。』
銀「なんや、ユエか。……ん?ユエ!?」
『や、やっほ。』
金「忍足~どうしたんや、大声出して。」
千「なんの騒ぎや?」
ゾロゾロと四天宝寺のレギュラー陣がユエの元へ寄る。
『や、やっほ。』
金「えー!?ユエやー!!!」
蔵「こら、金ちゃん!」
遠山は急いでコートから出てユエの方へ走り向かう。飛びつこうとしたその瞬間、忍足に襟を掴まれる。
金「ユエ~!!なんで来るのに連絡してくれないんや~~!!」
『あはは、ごめんごめん。』
蔵「ユエが来るってなら1日ぐらい休みとっとったで。」
謙「んで、四天宝寺まで来て何しとん?」
『光の誕生日でしょ、今日。お祝いにきたのよ。』
光「え、自分の為だけに、ですか?」
財前は嬉しさで少し動揺していた。
『うん、一番の目的はそれ。』
光「そう、ですか。その為にわざわざ大阪まで来るなんて、アホっスね…。」
『あらまぁ、酷い酷い。』
蔵「羨ましいなぁ、それだけの為に新幹線か?」
『うん。新幹線ぶっ飛ばしてきたよ。』
金「ユエ、ワイの時も誕生日祝ってぇな~~!!」
『うん、いいよ。でも4月1日だからだいぶ先だね。』
金「明日祝ってくれてもええで!?」
『それは、いいのかな…。』
蔵「こら、金ちゃん。ユエに迷惑かけたらあかんやろ。」
『大丈夫だよ、蔵ノ介。でも蔵ノ介の誕生日もたしか4月…14日だったよね。来年になっちゃうね。』
蔵「俺達が会った頃にはもうとっくに誕生日なんて過ぎとったし仕方ないやろ?」
『それもそうなんだけどねー。』
謙「なぁ、誕生日本人と千歳と俺もかなり空気なんやけど。」
『あ、ごめんごめん。じゃあ先にこれ渡しちゃうね。』
そういうと財前にプレゼントを渡す。
光「どうも。」
金「何もらったんや?食べ物?」
『食べ物の方が良かったかな。』
光「いや、貴方から貰える物ならなんでも嬉しいです。」
『ふふ、そっか。』
金「財前~~!!今の告白かぁ!?ユエは渡さへんで!!」
『あはは…金太郎ったら。』
光「いや、そんな淡白な告白はしないです。」
謙「財前って意外と恋愛に熱いタイプなんか?」
千「財前だけん、それはない思っとったけど。」
光「…わざわざ東京から自分の誕生日の日に新幹線乗ってくるような人には相応の物を用意したいと思っただけです。」
蔵「へぇ、言うねぇ。」
『あはは…次この中で誕生日近いの千里だったよね。』
千「ほんま、よー覚えとるな。」
『皆のこと大好きだからさ、誕生日だけは祝いたいんだよね。まぁでも…千歳は大晦日だからもしかしたら厳しいかもしれないけど。』
千「祝おうって気持ちが嬉しいばい。ユエは小さいのにしっかりしとーわ。」
千歳はユエの頭を撫でる。
『小さいは必要なくない?』
蔵「ユエ、毎回祝う為にこっち来てたら大変やろ。もう大阪住んだらどうや?」
謙「お、そりゃええな。」
金「ユエが大阪おったら美味しいたこ焼きの店連れ回したるわ~!!」
光「おしゃれな喫茶店とか一緒に見つけたいですね。」
『ちょっとまって。私立海にも、青学にも不動峰にも知り合いいるから、無理無理。』
千「ま、ええんちゃう?」
『よくないっしょ!』
全員は練習もせず、ユエと会話を交えた。
『じゃ、私そろそろ行くよ。』
金「え~!!早すぎひん!?」
蔵「なんや、ほんまにもっと早く連絡してくれとったら良かったのに。」
『いいじゃん、また遊びに来るよ。』
謙「なら、約束やな。また来いよ。」
『うん。…光!』
光「はい?」
『誕生日おめでとう!』
光「ありがとうございます。」
ユエはその場からさっていく。
蔵「そういやプレゼント何もらったん?」
光「ああ。なんでしょうね。」
財前はプレゼントを開ける。遠山は一緒に覗き込む。
光「スピーカー…俺が欲しかった奴ですね。」
金「ユエはやっぱ気が利くな~!!」
蔵「ん?なんかメモも入っとるやん。」
光「えーっと…“光へ 誕生日おめでとう。来年は2人きりで祝えると嬉しいな”…だそうです。」
謙「なんや、やっぱりユエは財前狙いか。」
蔵「羨ましいやん。」
光「先輩らには譲る気ないんで。」
財前は何度目かの笑顔を見せた。
Happy birthday 財前光!
ユエは休みをもらい、大阪へ来ていた。タクシーに乗り込み、四天宝寺へ向かう。
『(ま、テニスやってるっしょ。)』
かなり無計画に、四天宝寺の学校へ向かっていた。タクシーを降り、四天宝寺の校門を通ると、テニス部が練習をしていた。
『(お、良かった。)』
ユエは黙ってコートを見つめる。
蔵「ふう。みんな、今日中々ええ動きやん。」
千「今日えらく調子良かばい。」
金「ワイもやー!!」
光「あー…なんかあるんですかね、今日。」
『(あら、なら邪魔するの悪いかな。此処に暫くいよう。)』
ぼーっとコートを見ていると、ユエに近づく人影。
謙「見学か?」
『わっ!?謙也か、吃驚したぁ…。』
銀「なんや、ユエか。……ん?ユエ!?」
『や、やっほ。』
金「忍足~どうしたんや、大声出して。」
千「なんの騒ぎや?」
ゾロゾロと四天宝寺のレギュラー陣がユエの元へ寄る。
『や、やっほ。』
金「えー!?ユエやー!!!」
蔵「こら、金ちゃん!」
遠山は急いでコートから出てユエの方へ走り向かう。飛びつこうとしたその瞬間、忍足に襟を掴まれる。
金「ユエ~!!なんで来るのに連絡してくれないんや~~!!」
『あはは、ごめんごめん。』
蔵「ユエが来るってなら1日ぐらい休みとっとったで。」
謙「んで、四天宝寺まで来て何しとん?」
『光の誕生日でしょ、今日。お祝いにきたのよ。』
光「え、自分の為だけに、ですか?」
財前は嬉しさで少し動揺していた。
『うん、一番の目的はそれ。』
光「そう、ですか。その為にわざわざ大阪まで来るなんて、アホっスね…。」
『あらまぁ、酷い酷い。』
蔵「羨ましいなぁ、それだけの為に新幹線か?」
『うん。新幹線ぶっ飛ばしてきたよ。』
金「ユエ、ワイの時も誕生日祝ってぇな~~!!」
『うん、いいよ。でも4月1日だからだいぶ先だね。』
金「明日祝ってくれてもええで!?」
『それは、いいのかな…。』
蔵「こら、金ちゃん。ユエに迷惑かけたらあかんやろ。」
『大丈夫だよ、蔵ノ介。でも蔵ノ介の誕生日もたしか4月…14日だったよね。来年になっちゃうね。』
蔵「俺達が会った頃にはもうとっくに誕生日なんて過ぎとったし仕方ないやろ?」
『それもそうなんだけどねー。』
謙「なぁ、誕生日本人と千歳と俺もかなり空気なんやけど。」
『あ、ごめんごめん。じゃあ先にこれ渡しちゃうね。』
そういうと財前にプレゼントを渡す。
光「どうも。」
金「何もらったんや?食べ物?」
『食べ物の方が良かったかな。』
光「いや、貴方から貰える物ならなんでも嬉しいです。」
『ふふ、そっか。』
金「財前~~!!今の告白かぁ!?ユエは渡さへんで!!」
『あはは…金太郎ったら。』
光「いや、そんな淡白な告白はしないです。」
謙「財前って意外と恋愛に熱いタイプなんか?」
千「財前だけん、それはない思っとったけど。」
光「…わざわざ東京から自分の誕生日の日に新幹線乗ってくるような人には相応の物を用意したいと思っただけです。」
蔵「へぇ、言うねぇ。」
『あはは…次この中で誕生日近いの千里だったよね。』
千「ほんま、よー覚えとるな。」
『皆のこと大好きだからさ、誕生日だけは祝いたいんだよね。まぁでも…千歳は大晦日だからもしかしたら厳しいかもしれないけど。』
千「祝おうって気持ちが嬉しいばい。ユエは小さいのにしっかりしとーわ。」
千歳はユエの頭を撫でる。
『小さいは必要なくない?』
蔵「ユエ、毎回祝う為にこっち来てたら大変やろ。もう大阪住んだらどうや?」
謙「お、そりゃええな。」
金「ユエが大阪おったら美味しいたこ焼きの店連れ回したるわ~!!」
光「おしゃれな喫茶店とか一緒に見つけたいですね。」
『ちょっとまって。私立海にも、青学にも不動峰にも知り合いいるから、無理無理。』
千「ま、ええんちゃう?」
『よくないっしょ!』
全員は練習もせず、ユエと会話を交えた。
『じゃ、私そろそろ行くよ。』
金「え~!!早すぎひん!?」
蔵「なんや、ほんまにもっと早く連絡してくれとったら良かったのに。」
『いいじゃん、また遊びに来るよ。』
謙「なら、約束やな。また来いよ。」
『うん。…光!』
光「はい?」
『誕生日おめでとう!』
光「ありがとうございます。」
ユエはその場からさっていく。
蔵「そういやプレゼント何もらったん?」
光「ああ。なんでしょうね。」
財前はプレゼントを開ける。遠山は一緒に覗き込む。
光「スピーカー…俺が欲しかった奴ですね。」
金「ユエはやっぱ気が利くな~!!」
蔵「ん?なんかメモも入っとるやん。」
光「えーっと…“光へ 誕生日おめでとう。来年は2人きりで祝えると嬉しいな”…だそうです。」
謙「なんや、やっぱりユエは財前狙いか。」
蔵「羨ましいやん。」
光「先輩らには譲る気ないんで。」
財前は何度目かの笑顔を見せた。
Happy birthday 財前光!