氷帝学園
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ユエはいつでも仲間への正義感の強い奴だった。
『今の言葉取り消してよ!!』
「あーん?ユエ、来てたのか?」
部室の外からユエの声が聞こえた。部誌の確認もしなきゃいけねぇってのに、また誰かともめてんのか。
面倒くさい事しやがるぜ。ま、止めてやるか。
「っるっせぇな!小学生みたいな奴が氷帝の3年に楯突くんじゃねぇよ。」
『私の見た目が小さいことなんか問題じゃないだろ!心の小さい奴め!』
おい。いつもに増して口が悪いじゃねぇの。ちょっとまずいだろ。
「んだと?こちとら、天下の氷帝テニス部だぞ?分かってんのか?」
『それがなんだ!景吾とかレギュラー陣の悪口言ってた奴のセリフか!お前のような奴が氷帝を肩書きに持つな!』
「ちっ!あーもう面倒くせぇ!二度と部長に会えない顔にしてやるよ!」
部員の1人が拳を振りかざす瞬間になんとか腕を掴んで止めにはいる事が出来た。
「おい、俺様の客に何やってんだてめぇら。」
『…けい…ご…。』
「あ、跡部?」
「違うんだよ。此奴が跡部の悪口を言ってたんだ。」
『……。』
「だからよ、制裁を直接1発ぐらい加えてやろうと思ってよ。」
「見え見えの嘘ついてんじゃねぇ!」
「なっ…なんでだよ!悪口を言ってたのはこのガキだって!」
『……。』
「そうだ、俺らの事心の小さい奴だとか色々言ってきたぞ。」
『……それは本当。』
「それに此奴から喧嘩売ってきたんだぜ。」
『…それも、本当。』
「あーん?」
「ほら、言っただろ?」
此奴はなんでわざわざ不利な状況を作るんだ。…ったく、俺様を試すような目をしてやがる。生意気な奴だ。
「何にしろ、女の顔面を殴ろうとする奴は氷帝のテニス部はいらねぇ。てめぇら、3年になってもレギュラーになれねぇ理由分かってんのかよ。」
「は?何言ってんだよ。」
「練習に時間使わねぇで、裏でこそこそお喋りなんかしてるからだろ。」
ユエは満足そうに頷いてやがる。きっと同じ事を此奴らに言ったんだろうな。
「お前らにレギュラーの未来はねぇ。今すぐ退部しろ、手続きは俺様が直々にやってやる。」
「待てよ、今退部したら親になんて説明すればいいんだよ。」
「知るか。女を手を出そうとしたから退部になった、って素直に言っとけ。ユエ、行くぞ。」
『あ、うん。』
ユエが俺様の元へ近付いてくるのを確認して、あの元部員達を背に部室へ向かった。その時だった。
ゴツン、と鈍い音がしやがった。その瞬間にユエは俺様の足元に倒れ込んだ。
「あ?」
「…ちっ!!跡部なんか庇いやがって!」
「あーあ、どうせ退部だし構ってらんねぇよ。」
ユエを抱き起こすと気を失っていた。…“跡部なんかを庇いやがって”つったか?おい、此奴は何処まで馬鹿なんだ。
「おい、樺地。」
樺「ウス。」
「アイツ等のクラスと出席番号と名前、しっかり控えておけ。家の番号もだ。」
樺「ウス。」
樺地は俺様の命令を聞いて、校舎の方に向かっていった。
「ユエ、おい。起きろ!」
…殴られた所は後頭部か。とりあえず冷やした方がいいな。保健室にでも向かってやるか。
女に、好意を寄せてる女に守られる程だせぇ事はねぇな。
『…っ…。』
「気付いたか。おとなしくしてろ。」
『ん…うん。』
保健室に連れてって靴を脱がせてベッドに座らせて、氷を渡すとキョトンとしていた。
「おい、さっさとそれ当てろよ。」
『あ…うん。』
なんだ?よそよそしい感じ出しやがって。今頃だろ。
『……私のこと嫌いになった?』
「はあ?」
いきなり何を言い出すんだ、ユエは。
『すっごく口汚かったでしょ。しかも景吾に迷惑かけちゃったし。』
「口調には驚かされたが、迷惑なんてかけてねぇだろ?」
『今。』
「元の原因あの元部員だろーが。」
ユエの頭の前頭部を後頭部に響かない程度に優しく撫でてやった。
『…ダメだなぁ、氷帝と立海のレギュラー陣の悪口を聞くと周りが見えなくなって。』
「いいんじゃねーの。」
『勝手な正義感で迷惑かけて…。かっこ悪いなぁ。』
「なら、俺様はその正義感を高く買ってやろうじゃねぇの。」
『かっこ悪いのに?』
「馬鹿だな。俺は良い物しか買わない主義なんだぜ。」
『…ありがとう。』
「どうだ、俺様に買われてみねぇか?」
…なんだ、つい口走っちまったな。
『え?』
「お前ごと買う、いくらでも出してやるよ。」
もう、止められる気がしねぇな。
『え、まって、マジで言ってる?』
「嘘だと思うのか?あーん?」
ま、俺様の悪口をあんなにも批判できるような奴、俺様にも尽くすだろ。
『…私は嬉しいけど…。』
「交渉成立って所だな。もし今度打たれそうになったら俺様の女だって事言っとけ。裏が怖ぇつって誰も手出さなくなるだろ。」
『…ふふ、景吾も正義感あるよね。』
「あーん?」
『私に対してだけだけど。』
「俺様が守るもんは俺様の女だけで十分だ。」
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『今の言葉取り消してよ!!』
「あーん?ユエ、来てたのか?」
部室の外からユエの声が聞こえた。部誌の確認もしなきゃいけねぇってのに、また誰かともめてんのか。
面倒くさい事しやがるぜ。ま、止めてやるか。
「っるっせぇな!小学生みたいな奴が氷帝の3年に楯突くんじゃねぇよ。」
『私の見た目が小さいことなんか問題じゃないだろ!心の小さい奴め!』
おい。いつもに増して口が悪いじゃねぇの。ちょっとまずいだろ。
「んだと?こちとら、天下の氷帝テニス部だぞ?分かってんのか?」
『それがなんだ!景吾とかレギュラー陣の悪口言ってた奴のセリフか!お前のような奴が氷帝を肩書きに持つな!』
「ちっ!あーもう面倒くせぇ!二度と部長に会えない顔にしてやるよ!」
部員の1人が拳を振りかざす瞬間になんとか腕を掴んで止めにはいる事が出来た。
「おい、俺様の客に何やってんだてめぇら。」
『…けい…ご…。』
「あ、跡部?」
「違うんだよ。此奴が跡部の悪口を言ってたんだ。」
『……。』
「だからよ、制裁を直接1発ぐらい加えてやろうと思ってよ。」
「見え見えの嘘ついてんじゃねぇ!」
「なっ…なんでだよ!悪口を言ってたのはこのガキだって!」
『……。』
「そうだ、俺らの事心の小さい奴だとか色々言ってきたぞ。」
『……それは本当。』
「それに此奴から喧嘩売ってきたんだぜ。」
『…それも、本当。』
「あーん?」
「ほら、言っただろ?」
此奴はなんでわざわざ不利な状況を作るんだ。…ったく、俺様を試すような目をしてやがる。生意気な奴だ。
「何にしろ、女の顔面を殴ろうとする奴は氷帝のテニス部はいらねぇ。てめぇら、3年になってもレギュラーになれねぇ理由分かってんのかよ。」
「は?何言ってんだよ。」
「練習に時間使わねぇで、裏でこそこそお喋りなんかしてるからだろ。」
ユエは満足そうに頷いてやがる。きっと同じ事を此奴らに言ったんだろうな。
「お前らにレギュラーの未来はねぇ。今すぐ退部しろ、手続きは俺様が直々にやってやる。」
「待てよ、今退部したら親になんて説明すればいいんだよ。」
「知るか。女を手を出そうとしたから退部になった、って素直に言っとけ。ユエ、行くぞ。」
『あ、うん。』
ユエが俺様の元へ近付いてくるのを確認して、あの元部員達を背に部室へ向かった。その時だった。
ゴツン、と鈍い音がしやがった。その瞬間にユエは俺様の足元に倒れ込んだ。
「あ?」
「…ちっ!!跡部なんか庇いやがって!」
「あーあ、どうせ退部だし構ってらんねぇよ。」
ユエを抱き起こすと気を失っていた。…“跡部なんかを庇いやがって”つったか?おい、此奴は何処まで馬鹿なんだ。
「おい、樺地。」
樺「ウス。」
「アイツ等のクラスと出席番号と名前、しっかり控えておけ。家の番号もだ。」
樺「ウス。」
樺地は俺様の命令を聞いて、校舎の方に向かっていった。
「ユエ、おい。起きろ!」
…殴られた所は後頭部か。とりあえず冷やした方がいいな。保健室にでも向かってやるか。
女に、好意を寄せてる女に守られる程だせぇ事はねぇな。
『…っ…。』
「気付いたか。おとなしくしてろ。」
『ん…うん。』
保健室に連れてって靴を脱がせてベッドに座らせて、氷を渡すとキョトンとしていた。
「おい、さっさとそれ当てろよ。」
『あ…うん。』
なんだ?よそよそしい感じ出しやがって。今頃だろ。
『……私のこと嫌いになった?』
「はあ?」
いきなり何を言い出すんだ、ユエは。
『すっごく口汚かったでしょ。しかも景吾に迷惑かけちゃったし。』
「口調には驚かされたが、迷惑なんてかけてねぇだろ?」
『今。』
「元の原因あの元部員だろーが。」
ユエの頭の前頭部を後頭部に響かない程度に優しく撫でてやった。
『…ダメだなぁ、氷帝と立海のレギュラー陣の悪口を聞くと周りが見えなくなって。』
「いいんじゃねーの。」
『勝手な正義感で迷惑かけて…。かっこ悪いなぁ。』
「なら、俺様はその正義感を高く買ってやろうじゃねぇの。」
『かっこ悪いのに?』
「馬鹿だな。俺は良い物しか買わない主義なんだぜ。」
『…ありがとう。』
「どうだ、俺様に買われてみねぇか?」
…なんだ、つい口走っちまったな。
『え?』
「お前ごと買う、いくらでも出してやるよ。」
もう、止められる気がしねぇな。
『え、まって、マジで言ってる?』
「嘘だと思うのか?あーん?」
ま、俺様の悪口をあんなにも批判できるような奴、俺様にも尽くすだろ。
『…私は嬉しいけど…。』
「交渉成立って所だな。もし今度打たれそうになったら俺様の女だって事言っとけ。裏が怖ぇつって誰も手出さなくなるだろ。」
『…ふふ、景吾も正義感あるよね。』
「あーん?」
『私に対してだけだけど。』
「俺様が守るもんは俺様の女だけで十分だ。」
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